こんにちは 中村早岐子です。
福岡の城下町「秋月」を訪ねてきました。
 
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いつ訪ねてもホッとするところです。
この橋を見ると、秋月に来た、と思う光景です。
眼鏡橋。
 
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今から200年以上も前に、藩主が長崎で見た眼鏡橋と同じものをと
熱望して、作られたそうです。
花崗岩を使った国内でも珍しい眼鏡橋だそうです。
 
秋月は福岡市内から1時間ほどのところです。
 
道端で地元の方が並べて販売されていました。
こちらは、「ハイビスカス」。栽培されているそうです。
ドライフラワーになっています。
 
 
他の植物を組み合わせて「束」にして壁飾りにしようと思って買いました。
ドライフラワーの壁飾りは、魔除けや幸運を呼び込むって言われています。
壁飾りを作るのは帰ってからのお楽しみに。。
こんなゆるい、のんびりといた散策が秋月にはピッタリです。
 
 
秋月は桜の季節、紅葉の季節と、よく来るところです。
地名「秋月」の由来などが書いてありました。
 
 
秋月は鎌倉時代に秋月氏が山城を築き、
江戸時代になってからは黒田氏が12代にわたって収めた城下町。
 
山に囲まれたこの盆地は外敵の侵入を防ぐのに便利な地であった。
黒田長政の死後、三男が秋月藩主となり、廃藩置県まで12代246年間、黒田氏はここの館に住んでらした。
…というようなことが石碑に書かれています。
 
今回、歩いたコースは約1時間です。
地図の左側の緑丸が、お食事をいただいた「清流庵」さん。目的地です。
そこに車を止めて、右の方に向かって緑の線を歩きました。
 
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この道は、「杉の馬場」と呼ばれる有名なところ。
まっすぐ伸びた道の両脇に桜があり、春は桜のトンネルになります。

説明によると、もともとは「杉」が植えられていたのを江戸時代に伐採し、
明治時代に桜を植えた・・・と。
 
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杉の馬場。
この道は、お城跡に続きます。
昔は殿様の「お成り道」、藩士たちの登城道。
そして、馬術の稽古もされた道だとか・・・。
 
ふっと眺めると、馬に乗ったお侍さんが走ってくるような
そんな光景が浮かびます。
 
 
 
「瓦坂」
瓦を縦に並べて敷き詰めています。
土砂の流れるのを防ぐためだそうです。
几帳面な方がいらしたんだ・・・と、思いながら、
長い年月を経て今でもしっかりと残っているのは、すごいです。
 
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こんな石碑もありました。
種痘の父、読むと我が子に‥と申し出た秋月の人の二児に
実施したのが我が国初である、と書いてます。
 
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ここは「黒門」です。
400年以上、秋月の歴史を見てきた門。
風格があります。
 

 
ここの左右の紅葉がいつも真っ赤になっているのですが、
この日はまだそこまで真っ赤ではなくて。。
 
あ、光がさしてきます。
 
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石段を登っていくと・・
木々の中にひっそりと垂裕神社があります。
 
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清流庵さんでのランチは11時に旅館に伺うと約束。
速足で戻りました。
 
清流庵さんの入り口です。
「料亭旅館」さん。お食事が楽しみです。
お食事は一日3組しか受け付けていないそうです。
 
 
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通されたお部屋に入ってびっくり。
 
壁一面が窓で、その先のお庭がきれいに見えます。
景色の中にいるようです。
 
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そこで、年賀状の描き方をお食事前に少しレクチャー。
 
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そして、お食事。
素敵なお料理が続きました。
 
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お庭を楽しんだ後、帰路へ。
最初に案内した眼鏡橋の前に、「月の峠」というお店があります。
ここのカレーパンは絶品です。
 
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この日は3時には完売。年間7万個も売れるそうです。
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今回は時間の関係で尋ねられなかったけれど、
葛野お店や陶器、様々な昔からのお店があります。
もう少しして紅葉が真っ赤になったころに、
また行ってみるのもいいかなと思います。
 
秋晴れの青空が広がる日に、小京都「秋月」を訪ねてきました。
是非、一度、桜の春、紅葉の秋に、行かれてみてくださいね。