11月7日(金) もの言えば唇寒し | 途中下車前途有効 Ameba Version

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サギをカラスと言いくるめるのが健康な国家であり個人である、すなわち健康というものはイヤなものなのである。とは故・山本夏彦の言。

 田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長が、参院外交防衛委員会に参考人招致されることになった。
ここに、問題となった懸賞論文・アパグループ第一回「真の近現代史観」 を載せておく。
 
 問題にされている部分、新聞などでは「航空幕僚長を更迭…論文で「わが国が侵略国家は濡れ衣」と大々的見出しをつけていたが、ちっともそんなことは言っていない。これに大騒ぎをしたのが民主党、そして、協賛したのが共産党だった。

 うふふ、と喜んでいるのは中国だろう。

 さて、政府は、というと、河村建夫官房長官は政府見解に反するからと、さらに「政府見解とは違う。任命権者は防衛相だが、内閣承認人事であり
内閣に責任がある」と述べ、浜田防衛相は、ハマコーの息に似合わず臭い物に蓋(ふた)とばかりに早々と更送、今は「退職金の自主返納勧告」まで言い出している。

 麻生ちゃんは「あのこれは、防衛大臣の所管ですから正直、どうのこうのという立場にはない。政府見解とは違うから」、だ、そうだ。

 
 では、自衛隊は、というと、「自衛隊の組織を動かす責任者という立場をきちんと認識する必要がある。意見交換は自由活発にやるべきだが、政府の決定には愚直なまでに従うことが必要」(制服組のトップ斎藤統幕長)なんだそうだ。

 他方、「本当の事を口にした故にその地位を去らねばならなかつた」、と擁護しているのは、小堀桂一郎東京大学名誉教授
新聞社では目下のところ、サンケイ一紙だ。

 さて、時の政府見解、方針と違うから、と言って糾弾され、投獄され、殺されたのは、吉田松陰、キリスト者、あまたの共産党員、宗教者、鳩山一郎を含むパージの政財界人たちだった。

 戦後のニッポンは、
共産主義者は誰にも束縛されずに堂々と所論を述べ、自由主義者も堂々と、さらに民俗派、軍人、人それぞれ、己が信じることを述べられる国ではなかったのだろうか。
 ニッポンはいつから思うところも述べられなくなってしまったのだろう。

 政府見解とは違うから、との理由で、鶴首され、追放されるのが、当たり前の国ニッポン、と定まった時の方がおそろしいのだ。