11月6日(木) public auction | 途中下車前途有効 Ameba Version

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近年、役所の公売が流行っている。 それはそれで結構だが、納得いかないものもある。

 他の市でも、無形文化財などを平気で公売に付しているのが散見されるが、最も、ひどいな、というか、市の文化程度の低さに顔を背けさせられたのが山口県下関市(正確には下関市財政部納税課公売担当)。

 左の写真は公売に付された徳山毛利家ゆかりの貝桶(おけ)と貝合わせ。これに硯り箱、将棋盤など、いずれも蒔絵(まきえ)の施された嫁ぐ姫君のための調度品を公売に付している。

 全体、市長はどんな男か、としみじみと経歴を見てしまった。
 市には立派な私立美術館 もあった。ものの本によれば、いかに高価なものでも仏壇なんぞは差し押さえできない、とある。この種のものは国家的見地から見ても重要な価値を有するものではないだろうか。特に旧毛利藩である山口にあっては、尚更のことである。

 諸外国に転売されていくことも考えられるところ、こうしたものが公売に付されることに痛みを覚えないどころか、市納税課の担当者は「大名道具の貝桶が市場に出る例はめったにない」と胸を張った、というのだから何をかいわんや、だ。

 ものの本贋は幼少時から時下に名品と親しませねば身につくものではない。、猫に小判,小人輩、養いがたし、と、か・・。

 不動産・有価証券、会員権、高級車などを差し押さえるのは理解できる。が、更に仔細にみると、子どもたちの玩具、どんな子が弾いていたかは知らぬが剥ぎ取ってきたピアノ なども公売に付されていた。寒い。。

 Hannah plays Chopin Nocturne #20 in C Sharp Minor

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