こんにちは。
全館浄水システム「最上清流」の江﨑です。
↑What's 全館浄水!初めての方はココをご覧ください!
━━━━━━━━━━━━━━
突然ですが
「DHMO」という物質をご存じでしょうか?
英名はdihydrogen monoxide(ジヒドロゲンモノオキシド)。
Wikipediaによれば「DHMO」とは、
・水酸と呼ばれ、酸性雨の主成分である。
・温室効果を引き起こす。
・重篤なやけどの原因となりうる。
・地形の侵食を引き起こす。
・多くの材料の腐食を進行させ、さび付かせる。
・電気事故の原因となり、自動車のブレーキの効果を低下させる。
・末期がん患者の悪性腫瘍から検出される。
という特性を持っています。
これだけの危険性を持っているにもかかわらず、
現代社会の様々なシーンでDHMOは頻繁に用いられています。
・工業用の溶媒、冷媒として用いられる。
・原子力発電所で用いられる。
・発泡スチロールの製造に用いられる。
・防火剤として用いられる。
・各種の残酷な動物実験に用いられる。
・防虫剤の散布に用いられる。洗浄した後も産物はDHMOによる汚染状態のままである。
・各種のジャンクフードや、その他の食品に添加されている。
吸引による死亡例もあるDHMOを法的に規制するべきか?!
↓
↓
↓
と、これは今から10年前くらいに流行ったジョーク。
DHMOは日本語で書くと一酸化二水素。
H 2 O
すなわち「水」なんです。
水を、あえてわかりにくく表記し
危険な化学物質であるかのように錯覚させる言葉を並べたものなのです。
※詳細はウィキペディアで!
こういう一見「科学的」に見えるトリックや言葉遊びで
客の恐怖心をあおっといて
「この浄水器は。。。」
と浄水器を売りつける営業マンが
今でもたくさんいます。
「このお水はトマトの残留農薬を洗いながすことができるんです!」
といって
トマトの入ったコップに魔法の水(?)を注ぐと
あら不思議!
トマトから黄色っぽい色が出てきます。
「ほら!これが残留農薬です!」
「こんなの食べたら成人病になりますよ!」
「今なら月々のお支払が・・・」
というお話。
「水素は宇宙一小さい物質だから中に入って成分を引き出す!」
「クラスターが小さいから中まで入っていく!」
などと営業マンによって理屈は様々です。。。
実際はトマトの中の不溶性の成分である
リコピンやカロチンといった色素成分が
アルカリに反応して溶出したもの。
昔からあるトリックで
未だにはびこっているようです。
以前書いたブログ
に続く第3弾は
━━━━━━━━━━━━━━
▼魔法のお水の種明かし!~トマトの残留農薬?~
━━━━━━━━━━━━━━
まずは容器に水を注ぎます。
そこにプチトマトをIN!!
このままでは特に変化はありません。
お水をアルカリ性にする方法はいろいろありますが
前回同様、お掃除の味方、セスキを使用します。
普通の水道水は中性。
セスキを入れるとpH(ペーハー)9.14の弱アルカリ性をしめしました。
トマトを入れた容器にセスキを入れます。
すぐに色が変わってきます。
見やすいようにトマトを取り出します。
汚れが落ちたようにも見えますが
実際はアルカリ性で溶出した色素成分たち。
営業マンのお兄ちゃんが言うには
こんなの食べたら成人病になるそうですが
リコピンは強い抗酸化力を持ち
生活習慣病予防や老化抑制に効果があるそうです。
実験の後に
そのトマトをよく洗い流しもせずに
お客さんに食べさせて
「ほら美味しいでしょ?」
って
それが本当に洗い流された農薬だったら大事ですし
「あら美味しい!」
って、お客さんも食べるんか~い!
たかが水、されど水などと言いますが
水は水でしかありません。
「この水、凄い!」
という水は、疑ってかかったほうが良さそうだと思いました。
<本日の作業>
・トマトの実験
・月末の支払い