今日は某金融機関主催のビジネスフェアに、私が所属するNPO法人の一員として参加しました。
NPO法人はITC広島 といいまして、広島近辺のITコーディネータの集まりです。
ITコーディネータは2000年のe-Japan戦略という国家プロジェクトに基づき創設された資格制度ですが、「経営とITの橋渡しを行う、企業の情報化支援の専門家」です。
理想は素晴らしいのですが、これがとにかく世間的な認知度が極端に低い。
お役所の人間でも、担当部署の人しか知らない。
ましてや民間では言わずもがな。
理想や役割が素晴らしいだけに、どうしてもこの認知度を高めて活用度も高めたい。そんな思いで仲間と共に立ち上げたのがこのNPOです。
ただ法人化したからといって、すぐに認知度が上がるわけではない。そこで、当初から私が意識したのが「地域金融機関とのコラボレーション」です。
ちょうど金融危機の後、金融監督庁が出したのが「リレーションシップバンキング」構想です。これは「地域金融機関はただカネを貸し付けるだけでなく、地域経済の活性化のため顧客の経営課題を解決するイコールパートナーになれ」というモノです。
ここにうまく乗っていこう。そう考えました。
今日のフェアを開催した某金融機関では、社内中小企業診断士研修の講師を私が務めた関係もあり、我々のNPO設立(昨年5月)の記念講演講師にその金融機関のトップをお招きし、次に私がその金融機関の若手経営者の会の発足記念セミナーを行うなど、早くから相互の交流を深めてきました。
今回がその飛躍の機会!昨晩からブースの設営、今日は朝から夕方までと張り切って得た結果は・・・・・・「3件」の相談のみ。
しかも純粋なIT化支援の相談は1件!!あとは、もともと私の知り合いからのIT化以外の経営相談。・・・・
でも実はこれが失敗とは言えないんですね。なぜでしょう?これがマーケティングの面白いところです。
NPO法人のマーケティング。これがなかなか難しいんですね。組織の形態上、直接営業してモノを売る類のものではない。何となく認知していただき、いざというときに思い出してもらう。こういうマーケティングが必要なんです。
このフェアに参加したことによる支出金は「ゼロ」。あえて言うなら私ともう一人のITコーディネータ仲間の時間を費やしたことくらい。それだけで、少なくともこのフェアのパンフレットを手に取った方々の目には触れた(はず)。ブースの前を通り過ぎただけの人にもいくばくかの印象を残した(はず)。そして最も重要なのは・・・主催者の金融機関に義理を売れた。(実は参加を向こうからお願いしてこられた。)その上で、3件も相談を受けられた。正に万々歳!なんですね。
しかも他の金融機関の方々が偵察に来ていた。彼らはライバル意識高めてましたね~。又NPOの出番あり、です(多分)。ありがたい、ありがたい。
我々は元々すぐにエンドユーザを開拓できない。ITコーディネータもNPOも、すぐに理解しにくい存在なんですから。そう腹をくくれば道は見えてくる。まずは金融機関や各種団体、マスコミに売り込む。そうすればその先にいるエンドユーザには彼らがつないでくれる。
これを「2段階マーケティング」もしくは「間接マーケティング」といいます。
でもちょっとだけ疲れた~。できれば持って行った大量のITC宣伝チラシ、又持って帰りたくはなかったな~。
(負け惜しみがばれたかな?)