第31章 決まり文句の恐ろしさ
あるとき空港で予定の飛行機の
出発が大幅に遅れる場面に
出会った。
待たされる身は辛いもの、その
いらいらを防ぐのが的確な情報
のアナウンスである。
幸い航空会社は、刻々と様子を
マイクを通じて知らせてくれる。
言葉づかいも、大体丁寧である。
しかし、状況が次々に変わり、
出発がどんどん延びることを知ら
されるたびに、乗客がだんだん
我慢できなくなっていく様子が
はっきりしてきた。
もちろん出発についての確実な
予定がなかなかはっきりしないと
いうこともあったが、原因の一つは、
出発の遅れをアナウンスしている
ことも原因であった。
丁寧でも、決まり文句で何回も
アナウンスされているうちに、
待たされている人の気持は、どこか
え置き去りにされた不満がつのって
しまったのである。
さて、応対の言葉づかいが
マンネリ化していませんか?

