着いてすぐに難民向けのクリニックへ。
知人がパレスチナ難民の方々の支援をするためのインタビューをするというので、行ってみました。
現在、エジプトにはなんと14万人もの難民がガザから逃げてきているそうです。
今回は5名の方のお話を聞きました。
いずれも女性で、みなさん旦那さんを殺されていました。
そして一度に20名以上の家族を殺されている方も何人かおられました。
ここは分かりにくかったのですが、日本語が堪能なエジプト人が説明してくれました。パレスチナでは親戚で同じビルに住むことが多いので、爆撃を喰らったら一度に亡くなってしまうそうです。
遺体を埋葬することもできないので、地面におかれたままで、それを犬が食べたりするとか。
家が破壊されているので、帰るところもありません。
イスラエルに対しての恨みつらみを話す人は誰一人おらず、神様に感謝されていたのが驚きでした。
「日本の方に知ってほしいことは?」
の質問には、
「親を亡くした孤児がたくさんいるので、まず彼らを救ってあげてほしい」
と答えていた事が強く印象に残りました。
エジプト人も助けたいけど貧しい国なので援助する余裕がないそうで、サイズが違う服が送られて来たり、腐った食べ物が届いたり、ひどい扱いをされることもあるそうです。
そもそも難民なので働く事ができません。アパートの家賃を払うのもやっと。
パレスチナに残された親類とは通信状態が悪いので、月に一回程度しか連絡が取れないそうです。
たとえ戦争が終わってもそこで問題が解決するわけではなく、彼らが自分の国に帰らないと本当の意味で終わったとは言えないとか。しかし、戻っても家がない。そもそも帰国を許されるのか。
聞けば聞くほど絶望的な気持ちになりました。
その後、パレスチナの方が住まれているアパートへ。4人姉妹とお母さんが暮らしてました。
パレスチナでは裕福な生活をしていたそうですが、着の身着のまま逃げてきたので生活は大変です。
そんな中でもお水とマンゴージュースを出してくれました。
その後、パレスチナ難民を救うための農場を見学に行きました。お金を渡したらそこで終わりますが、卵や肉を売ったお金が定期的に入れば、恒久的に支援ができます。
このブログでも紹介したいと思いますので、クラファンに是非協力して頂けると嬉しいです。