🌞おはようございます🌞
印象・マナー・発信力を磨き、願いを現実に変える
「変革の印象学」伊藤萌華(いとう めいか)です。
過去の栄光が捨てられない
客室乗務員を経験していると、正直多くの方から「羨ましいです、私もなりたかったんです。」「たくさんいろんな楽しい思い出ありますよね。」と言われます。
もう20年以上昔の話になっていますが、本当にいい思い出として残っています。しかし、「いい思い出」に昇華するには10年ほどかかりました。
その後フランス留学を経験し、たくさんの仕事に就きました。
しかし、どうしても過去の自分を越えられなかったのです。
CRAZY COCOさんの
”CAを辞めた後、英語学習のコンサルタントや外国人就労サポートの仕事をしていたのですが、新型コロナウイルスに感染して入院してしまった時に、どこかでキャビンクルーの時の自分を超えられていない自分がすごく悔しかった。それはお給料面でもそうだし、「“最高な毎日を送ってます”と言えていますか?」と自問自答した時に「あ、違うな」と。”
(上記ページ引用)
もしかすると自分の夢だった仕事に就いたけれど、退職されたあと、辞めた後に、現在の生活がモノトーンになっているように見える方、いらっしゃるかもしれません。
過去の成功や栄光に囚われることは、人生の多くの局面で起こり得ます。
特に、かつての輝かしい瞬間を忘れられずに、現在の生活が色褪せて見えることがあります。
しかし、過去に囚われることは、
新しい未来を創造することを妨げる大きな障害になり得ます。
今回は、過去にとらわれる心理のメカニズムを理解し、それを乗り越えて新たな道を切り開くための方法について考えていきます。
過去に囚われる心理
人はしばしば、過去の成功や快楽的な経験に執着します。
よく、「昔は良かった、それに比べて今は・・・」という話を耳にするのではないでしょうか。
これは、過去の成功がアイデンティティの軸となり、現在の不安定や不満足な状態を一瞬忘れることができる「逃避」です。
しかし、これは過去の自己像に縛られ、現在の成長や変化を見落とす原因となります。
囚われてしまうのは、ネガティブなことだけでなく、過去の栄光もあります。
過去の解釈を変える
過去は変えられないが、その解釈は変えることができます。
過去の出来事を、自分の成長や学びの源として捉えることで、それをポジティブな経験として再定義することができます。
この視点の転換は、過去の栄光に対する執着を手放し、現在と未来に焦点を合わせるための第一歩です。
過去はもう戻ってきません、大切なのは「今」。その過去があったからこそできる「今」「未来」にフォーカスしましょう。
私は客室乗務員を辞めて、ホテルのアルバイトを申し込んだ時に「華々しい経歴を持った方はうちにはいらない。」と断られたとき、自分の経歴を恨みました。もしかするとどこか「印象」「マナー」で変なプライドが出ていたのかもしれません。
天狗になりかけていた(もしかしてなっていた?)自分の鼻を折ってくださったホテルの方には、今では感謝しています。
新しい意識での問題解決
「問題は発生したのと同じ次元では解決できない」
アインシュタインの言葉にもあるように、問題を作り出した同じ意識レベルでは、その問題を解決することはできません。
過去の栄光に囚われている状態から抜け出すには、新しい視点や意識が必要です。
過去の成功をベースにしつつも、現在の状況や未来の目標に合わせた新しいアプローチを考えることが重要です。
「接客業」という場所から、私は人材派遣会社の「営業」に移り、新しい視点を持つことができました。事務の仕事も教えて頂き、過去を考える暇がないくらい「今」に集中することができました。
印象と発信力の磨く
過去の成功体験は、自分を創ることにおいて強力な資源になります。
過去の成功から学んだ教訓やスキルを活用し、自己の印象や発信力を磨くことができます。常に前向きで自信に満ちた姿勢を保つことで、周囲への良い影響を与え、新しい機会を引き寄せることができます。
しかし、過去の自分のプライドのままで行動するのはNG。
「教えていただく」精神を持って謙虚に学ぶ姿勢を持たなければなりません。
過去から抜け出せない方・・・過去の自分のままで生きていませんか?
パソコンスキル、SNSは自分の人生には不要と思わずに、新しいことを取り入れて過去と今を融合させましょう。
目標の設定と実現
過去から得たすべての経験を、再び航空会社の事務、秘書として発揮できたことも財産です。
しかし、どうしても自分らしさが出せなかった、自分の一生の仕事にはならないとくすぶり続けていました。
その後、先輩が立ち上げた研修会社に飛び込み、自分を営業して採用していただきました。
そこから一生の仕事になった「夢実現」の講師。
紆余曲折がありましたが、10年かかり「客室乗務員」を1つの成功体験として昇華できました。
過去の栄光に囚われることは、新しい可能性を見失う原因となります。
過去の成功体験を肯定的に捉え直し、現在と未来への影響を再評価することで、新たな道を切り開くことができます。
過去の経験を糧にし、常に前向きな姿勢で新しいチャレンジに挑むことで、新しい成功を手に入れることができます。
過去にとらわれず、現在を生きることが、自分自身の成長と夢の実現に前進しましょう!