妊娠・出産は当たり前ではないということ | 助産師が勧める妊活・妊娠・出産における楽しみ方・写真の撮り方♪

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カメラ好きの助産師が、妊娠中から出産における写真の撮り方を少しずつ伝えられたらなーと思い綴っていきます。
それに加え、「野菜ソムリエ」「マタニティ・産後ヨガのインストラクター」の資格も活かし、タメになる情報を伝えていけたらと思っています。

先日、読者の方からメッセージをいただきました。

 

妊活を始めてから、読者登録させていただいています。

この度、初めて妊娠しました。
自分よりもご主人の方が喜んでいるぐらいで、それを見て幸せを感じていた妊娠生活。

18週の健診の際、赤ちゃんの心臓に病気がある事がわかりました。

医師には、命は助かるけれど、ランドセルを背負って学校に行くことはできない。と言われました。

 

産まれても、長くは生きられないかもしれない、生きれても、病院で治療を続けないと生きられない、とても難しい難病です。

 

泣く泣く諦める形となりました。
夫婦で話し合った末の苦渋の決断でした。


いざ、子どもを手放さなければならないとわかってから
私はこの手で主人との子どもを抱きたいとはっきりそう感じていました。 
妊娠して、健康にこの世に生まれてくるって
本当に奇跡なんですね。

 

本当に、まさか自分がこんな事になるなんて
という気持ちでした。
赤ちゃんを強制的に出産する形となってしまいましたが
我が子に会うために明日は頑張ります。
 

私もまたいつかチャンスがあれば、小さな幸せを心から主人と喜びたいです。〜

                  

以上

文章多少まとめて書かせて頂きました。

 

この様に、妊娠中に何か異常が分かって泣く泣く諦めなくてはならない人も沢山います。

そんな時、ほとんどの方が、「赤ちゃんに申し訳ない」

「元気に産んであげられなかった」等自分を責めてしまいます。

 

ですが、苦渋の決断で仕方なく諦めなくてはならなかった場合。

それはきっと、赤ちゃんの為でもあると私は思います。

自分たちのことだけを考えたのではなく、自分と赤ちゃんの事を想いやった末の決断なので、自分を責めることは全くありません。それで良かったんです。

 

また、それでも産むという人もいます。

 

この様な選択に、正解はない、他人には何も言う権利はないと言われています。

妊娠・出産は、何がいつ起こるのかは全く分かりません。

その際、どんな選択であっても、全て自分の人生を自分で決めているということ。

 

妊娠・出産は幸せな事ばかりではない。

それが現実ですが、幸せな事も沢山待っています。

だからこそ、又いつかその幸せに向かっていって貰えたらいいなと陰ながら思いました。

 

不妊治療をしてやっと授かった方、流産・死産などの経験がある方は、元気に我が子が産まれてくることの奇跡をより感じやすいかもしれません。

それはきっと経験がもたらしてくれたモノだと私は思っています。

 

私も、お腹の子が無事に産まれてきたら、当たり前なのではなく、元気に産まれてきたことの感謝の気持ちを忘れない様にしていきたいと思いました。

 

何も問題なくスムーズに来た方も、育児の途中で子育てに疲れてしまった際など、忘れてしまいがちなこの様な気持ちをふと思い出してみるといいかもしれません。

 

この方はこんな状況でも、私の体調を気にかけ、応援してくれていました。

悩んでいる人や私と同じ立場の人の役に立てたらなと思います。

と、許可を頂き載せさせて頂いております。

どうか、又いつか、ゆっくりと前を向いて幸せになってくれます様に。

 

 


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