LUNKHEAD

25th ANNIVERSARY TOUR~四半世紀の上半期〜

2024.4.20.(土) 大阪 福島LIVE SQUARE 2nd LINE





LUNKHEADの結成25周年ツアーも残すは東名阪の3本。

昨日は大阪は福島にある2nd LINEでした。

ファンクラブの先行予約で取った整理番号15番のチケットを持っていたけど、撮影タイム辞退派(理由は先日のライヴ撮影についてのブログで記載)だから・・・というより後述する理由により、この日は後ろで観ようと決めていたので、割とギリギリまで家にいた。

いろいろあってここ数日またあまり体調も優れなかったのもあったし。

そしたら行きのJR環状線が何かで安全確認のため止まりまして。

これ間に合うんかな・・・とリアルに焦ったね。

何とか5分程度の停止で済んだので、開演5分前には到着できてホッとした。

 

2nd LINEは高架下にあり電車の音も聞こえてくる珍しいライヴハウス(だからかドリンクチケットも切符の形になっている)

このハコで20年前の7月、LUNKHEADのライヴを初めて観たんです。

その年の6月にタワーレコードで、音楽雑誌にあったアルバム「地図」の広告の歌詞の抜粋を見て、音源全買いしたのがLUNKHEADとの出逢い。

音源から入った私が初めてライヴを観たのが「地図」リリース時の東名阪ワンマンツアーの大阪だったんですね。

このライヴも「地図」の帯で知り、慌ててチケット取れるか調べたんよな。

当時の会社の友達にも聴いてもらったら気に入ってくれて、ふたりで観に行った。

ライヴはほぼひとりで行く私にしては珍しく、ずっと関西のライヴはその友達と行ってたんだけど(渋公や野音も一緒に行った)、彼女が島根県に引っ越してからは仕事も忙しいようでなかなかライヴにも一緒に行けず。

初ランクライヴは遅くにチケットを取ったのもあったし、ふたりとも初めてランクを観るから無理して前の方に行くこともないか・・・と後ろの方で観た。

昨年のアルバム再現ツアー「地図」と「月と手のひら」は2nd LINEで開催されたのだが、いろんな事情で観に行けず(この理由に関してもブログに書いています)

だから2nd LINEでランクのワンマンを観るのが久々で。

20年前に観た時の感覚も覚えていたから、だったらあの時と同じように後ろで観てどう感じるか。

それを確かめたくて、あえて昨日は後ろで観ました。



今回のツアー、壮さんのギターが見えるところで観てなかったので、どうしても壮さんのギターを観たいと思い、最初は壮さん側の後ろの方にいたのですが。

前のお兄さんの背が高く、これは見えないかな・・・と。

ちょうどスタッフさんが「入口付近ですのでもう少し奥にお詰め願います」と言われたので、思い切って悟さん側へ移動。

こっちの方が斜め抜けで壮さんが見えるかも・・・と思ったら大正解。

ほぼ一番後ろでもライヴが始まると予想以上によく見えました。

電車の遅れもありギリギリまでお客さんが入ってこられていたのもあってか、いつもほぼ定刻通りなのが昨日は珍しく5分押しでスタート。

 

出たイントロは「白い声」のアルペジオ。

この瞬間、20年前に観たメンバー皆さんも浮かんだ。

もちろん、当時のドラマーは石川龍さんだったけど。

一瞬であの時と今を行き来したような不思議な感覚で「白い声」を聴いていた。

この曲があったから私は今でも生きているんだな・・・と。

心にくるものはあったが昨日は泣かなかった。

最初から小高さんの歌もメンバー皆さんの音も絶好調。

 

メンバー皆さんも驚くほど昨日はオーディエンスの盛り上がりも凄かったんだけど。

あれ、大阪のノリなのかなぁ・・・と思った。

ここ数年、名古屋でライヴを観てないのだが、名古屋のお客さんのノリが一番凄いと思ってて、昨日は名古屋から来られているお客さんも多かったんじゃないかな・・・とも思ったり。

あと、昨日も神戸のように男性ファンも多かったし、男の人のパワーも大きかった気がする。

 

昨日はセットリストもいつもと違う感じがした。

「白い声」の後に「MAGIC SPELL」のイントロが出た時は、へぇ~今日のセット面白いなぁとビックリしたし。

最初から盛り上がる私達は「インディゴ」で既に沸点か!って感じやったね(笑)

昨日は本編20曲中、なんと4分の1の5曲が「Re:innocent」からでこれも驚いたな。

20年とか言ってるくせに、このアルバムのツアー1本も観れてないんよね。

今だから言うとこのアルバムの曲、いい曲多いし好きな曲もあるんだけど、自分に刺さるというか思い入れのある曲がそこまで多くなくて。

この頃、結構セットリストで自分の感じ方がかなり左右されていたので、このアルバムを全曲演るというツアーにちょっと思うところもあり。

だから大阪しか観るつもりなかったのに、それが観れなくなってしまったから結果1本も観てなくてね。

そんなこんなでこのアルバムの曲をあまり生で聴けてないので、このセットは有難かったのですが、25周年ツアーなので去年のアルバム再現ライヴで久々に演った曲で盛り上がった曲とかが選曲されるのかなぁと考えていただけにビックリした。

初めて観たハコなだけに、できたら「夜行バス」が聴きたいなぁ…とも思ってたんだけど。

でも、その分新旧の曲が織りまざった感は強くて面白いセットだったと思う。

壮さん作の「スポットライト」も聴けたし、生で観るといいなぁと感じたこともあった。

 

あと、やっぱり「果てしなく白に近づきたい青」で燃えたし、「密室」からの「id」の流れ、そこに「それでも血の色は鉄の味がした」が来て、ああ、たまら~ん!

個人的に壮さんDAYでもあったので、「果てしなく~」のあの一瞬で扉をこじ開け目の前が開けるような、力をくれるギターのリフに心を持っていかれた。

「密室」は曲自体も好きだけど、間奏の悟さんのベースとジャジーな壮さんのギターソロもカッコよすぎてゾクゾクした。

壮さんのギターを聴いていて「上弦」も聴きたくなったな(ジャジーな空気感繋がりというだけで笑)

こういう大人な雰囲気の曲は特に歳を重ねるとより味わいのある音になるよなぁ。

音にまろやかさが出るというか。

激しさは若さの勢いだけでも表現できるけど。

こういう曲って歳とともにどんどん深みが増してくる。

こういうことが感じられるのもランクが長くバンドを続けて下さっているからでね。

私にとってLUNKHEADは、ただライヴでわぁ~!と楽しむというだけでなく、飛ぶし踊るし手も挙げるんだけど、それと同時に歌もメンバー皆さんの音もしっかり味わいたいバンドでね。

まぁ実際、大好きな曲で狂喜乱舞になっていると、そこまでしっかり観れてない部分もあるんやけど(笑)

「id」も凄く思い入れのある曲で、これも歌、メンバー皆さんの音も素晴らしかった。

細かいブレイクが入るイントロからAメロはもちろん、間奏のベースやギターもカッコいいし、歌だけでなくアウトロのドラムのズッシリ感からの最後、魂の叫びのような壮さんの弾きまくりのギターまで「あのこ」の苦悩を表しているようでホントため息出るぐらいグッときた。

 

ラストのサビ前のベースも含め三拍子が素敵な「呼吸」、あと前回の東京に続き「月と手のひら」が聴けたのも嬉しかったな。

この曲も歌はもちろん、皆さんの音も素晴らしかった。

こういうスローナンバーもひとりひとりの音、それが溶けあった時の整合性がたまらなくてね。

スライド大好きなので、この曲は壮さんのスライドギターが聴けるのも嬉しい。

昨日はいつも以上にライヴ中もボビーさんに心の中で話しかけていたのですが。

この曲の時も「ボビーさん、娘さんも大きくなられましたよねぇ」とか。

数カ月前、ある方のインスタグラムのストーリーでボビーさんの娘さんの後ろ姿をチラッと見れたこともあってね。

 

昨日の撮影OK曲は「ENTRANCE」。

申し訳なかったけど、この曲は手を挙げて飛び跳ねたい曲なので携帯すら出しませんでした。

その代わり精一杯手を挙げて楽しみましたよ。

小高さんは曲が終わった後、「凄いね。ここまで撮影しながら手を挙げて盛り上がってくれるの大阪が初めてだよ。みんながブレブレの動画あげてくれるの楽しみにしてます」と撮影してくれたお客さんに感謝されていました。

 

昨日は新曲「この歌が終わるまで」の前に小高さんが少しお話された。

そこから凄くきれいに曲に入られたんだけど、何を言われたかはあえて書きません。

まだファイナル東京が残っているので。

曲に入る直前の言葉にグッときた。もちろん曲にも。

新曲、構成もいいと思うし、Aメロのところでも皆さん面白いことされてて、特に悟さんのベースがたまら〜ん。

 

MCでは、行きのサービスエリアでたいがい悟さんだけ違うものを食べるのに今日は全員からあげ定食でいいグルーヴですとか、泊りの話で小高さんは壮さんとなら一緒の部屋でもいいと言ったら、後ろから桜井さんが「オレじゃダメなのかよ!」と叫んだり(笑)と面白かったです。

もちろん、5月5日のツアーファイナル、渋谷クラブクアトロの告知もされた。

小高さんが告知をされている時、悟さんがどんな表情をされているか気になって。

昨日の立ち位置から悟さんが見えづらくて必死に見ようとしたんだけどあまり見えず。

メンバー皆さん一丸となってファイナルのクアトロのために動いておられると思うのですが、特に社長は大変だろうなぁ・・・と。

悟さんって派手で常に明るく前向きだけど、私はそこじゃない部分、非常に冷静なところとか真剣な顔つきや感極まった表情も大好きでね。

だから小高さんが真剣なお話をされている時、悟さんがどんな表情をされているか結構気になるんだな。

 

後半はめっちゃ燃えたなぁ。

まず「HEART BEATER」が聴けたし。

タッピングも大好物の私は、壮さんのタッピングが観れるこの曲は特に燃える。

昨日は壮さん祭りだったんでね。

結構小高さんのことをよく書いているけど、私はLUNKHEAD全員大好きなんですよ。

元々兄がギターを弾いててギターという楽器自体が好きだし、洋楽のルーツが被りまくりでもある壮さんのプレイが昔から大好きで。

プレイはもちろん、ルックスや佇まいも「ザ・ギタリスト」って感じでめっちゃカッコいい。

昨日はなんかチャボ(仲井戸麗市)さんのような雰囲気を感じた時もありゾクゾクしたなぁ(チャボさんも生で何回も観ています)

壮さんは人としても惹かれているし敬愛している。

あの穏やかさと優しさは私にないものだから憧れもあってね。

昨日壮さん結構見えてまた惚れました。ホンマにカッコいい。

 

この曲ぐらいから更に飛んだりしてたな(笑)

更年期真っ只中の私はこの1~2年で結構太ってしまい、ライヴで飛ぶたびに体重落としたらもっと飛びやすくなるのにな・・・と思ってます(汗)

悟さんの身体能力が欲しい。

なんでベースを高く掲げたり、もも上げしながらあんな凄いベース弾けるの?

どんな身体能力やねん・・・といつも思っています。

そうそう、今のさっくんの髪の感じもいいよな。

 

いつもならすぐに反応する大好きな「シューゲイザー」、ちょっと遅れました。

というのも昨日、女性のフォトグラファーさんが入ってらしてね。

一番後ろの方で観てたから私のそばを結構動いて撮っておられて。

私が動き過ぎてその方にちょっと当たったりして申し訳なかったのですが。

ちょうど「シューゲイザー」の時に隣りで撮ってはって気になり油断してました・・・

どこかのメディアの方なのかな。

もしメディアに取り上げられるのなら嬉しいけど、撮影の方がそばで動かれると気になるのも事実。

あと、最後の方は私の隣りでしばらく撮影されていたので、その後ろにまだお客さんがいらしたから、その人達はちゃんとステージ見えてるんかな・・・というのも気になりました(私が飛び跳ねててその人達の視界を邪魔してたかもしれませんが(すみません))

 

「すべて」も嬉しさ爆発。燃えたなぁ。

ちょうど昨日の朝、ランクのラジオの再放送を聴いてて「すべて」がかかったことから、昔のボビーさんのブログまでXで引用していたので。

ボビーさんもリリース前からブログにこの曲「すげー曲」と書いておられたんですよね。

私もリリース時からずっと大好きな曲で。

思わずボビーさんに「今のランクの『すべて』届いてますか。最高ですよね」と心の中で話しかけてました。

本編最後の「スモールワールド」も大盛り上がり。

 

アンコールではなんと小高さんがちょっとしたグッズのフライングをされてビックリ。

悟さんも思わず「まだ早い!」と注意しようかと思ったと言うと、壮さんが「注意って」と笑ったり。

小高さんが「何か言い残したことは」と振られ、悟さんは「とにかくありがとうしかないですね」とおっしゃってました。

アンコールはやはりこの曲「前進/僕/戦場へ」

この曲も20年前、このハコで聴いたからグッとくるものがありました。

それ以上に心にきたのは「そして朝が来た」

もうイントロ出た瞬間、小さくガッツポーズして「やった!」と呟いてしまったぐらい。

この曲、リリース当時からずっと大事で、私の中で生きる糧のような存在なんですよ。

いつ聴いても体中の血が燃え上がるし、心に刺さりまくるんよな。

昨日は特にくるものがあって、この曲だけ涙が出てね。

その理由は後で書きます。

最後まで涙ボロボロ流しながら手を挙げまくった。

 

次の日は名古屋だし・・・と思いつつ、ダブルアンコールあるかな・・・と思ってたら、序盤から小高さんのMC時に声をかけておられたお客さんが率先して「アンコール!」と呼びかけ、みんなも諦めず。

そしたら出てきて下さいました。わぁダブルアンコール!

小高さんも「大阪しぶといね」と笑いながら言っておられた。

イントロのリフは「月光少年」で歓喜。やった~!

あのみんなが両手を挙げるの、後ろから見ても圧巻なんですよ。

最後までなんか凄い多幸感に包まれたライヴだったな。

私もテンション上がりまくってこの曲の最後まで手を挙げてたし(笑)

 

終演後、先日の小高さんのソロリサイタルから販売されたカエルちゃんグッズも出ていたので購入。

小高さんに気の利いたお誕生日プレゼントも贈れないので、その代わりと言っては何ですがグッズ購入でお祝いを。

いつも素敵なスタッフのちゃんぽんさんも一回物販に出てこられて、ダブルアンコールあるかも・・・とまたステージに戻られたりと昨日も大活躍。

そして笑顔の接客、本当にありがとうございました。

ホンマちゃんぽんさん大好き。

そして、ライヴ後即出てこられる悟さんも凄いよね。

悟さんにもっとちゃんとお礼言いたかったのにな。

あと、ちょっとお話したいこともあったんだけど、ライヴの興奮で頭から飛んで言えず。

でもとにかく「クアトロ楽しみにしています」と言えてよかった。

 

ドリンク交換でハイネケンを頂き外へ。

今日はボビーさんに伝えたいことがたくさんあるわ・・・と思いながら。

いつもはハコ出たとこ辺りでビール飲みながら、ボビーさんへの感想をXに書くのですが・・・

出た時に他のお客さんもいらしたから少し離れたところで。

 

20年前、初めて2nd LINEでLUNKHEADを観た時、キャパ250のハコなのに後ろの方で観てるとステージが遠く感じられた。

まだ「影と煙草と僕と青」と「地図」(あとはシングル)しか出てなかったから、曲調も今みたいに盛り上がる曲がいっぱいあったわけでもなかったし。

手を挙げているお客さんは前からフロア半ばまでで、後ろの方は割と落ち着いて観ていた。

当時在籍されていなかった桜井さんを除くメンバー皆さん、今とステージングもぜんぜん違ってて。

小高さんはあまりお客さんの顔も見れてなかったし。

今みたいにフロアへ飛び込むみたいな勢いのあるライヴではなかった。

 

「ロックバンド」とは。

人それぞれの考えがあると思うのですが・・・

私が思う「ロックバンド」とは。

どんな大きさのハコだろうが、最後列の観客まで最前列で観ているような情熱、勢い、迫力、想いを届けるライヴができるバンドが一番カッコいいと思ってて。

だって前で観ていて迫力あるのなんか当然やん。

ちなみに今でこそ最後列とかで観てるけど、昔はランクを最前列で観たこともあるんでね。

 

あれから20年。

今のLUNKHEADは最後列まで物凄い情熱と勢い、想い溢れるライヴを届けてくれた。

今の小高さんは一番後ろまで届いてはね返るかと思うほどの情熱漲る歌と最高の笑顔を見せて下さって。

小高さん含めメンバー皆さん、本当に隅々まで私達を見て下さり、熱い歌、音にありったけの想いをのせて届けて下さった。

その結果、フロアの盛り上がりも凄いことになっていた。

 

ここ数年はあまりライヴを観れてない時もあったけど、この20年ずっと活動は追いかけてきてて。

日比谷野音や渋谷公会堂(現LINE CUBE SHIBUYA)、新木場STUDIO COAST、AXやリキッドルームなど大きなハコでもたくさん観たし、その間の動員の移り変わりも見てきた。

大きなハコでもライヴしてたんだから、小さいハコなら後ろまで届くライヴができるのは当たり前だと思われる方もいるかもしれない。

けど私はそうは思わないんよな。

私自身もこういうところあるから思うんだけど、過去が良ければ現状に対して腐ってしまう人もいるやん。

そうやって腐ってしまったら、いくら大きなハコで演ってきた実力があったとしても、小さなハコでも最後列まで情熱溢れる歌、音を全力で鳴らし、ありったけの想いを届けるライヴはできないと思うんよな。

 

20年前と今のステージの距離感の違いは=20年間のLUNKHEADの歩みだなと。

その歩みの重さ、尊さをひしひしと感じたライヴだった。

動員の移り変わりも見てきたからこそ、それでも今もやめず腐らず、1本1本全身全霊でライヴをされているLUNKHEADの皆さんが本当に素晴らしいと思ったんよね。

と同時に、まだ海のものとも山のものともわからなかったLUNKHEADに人生を賭けたボビーさんって凄いなと改めて感じた。

ボビーさんって立ち上げた事務所に「直球」と名付けたほど熱い人で。

私達とお話して下さる時は穏やかで優しい方だったけど、ブログやTwitterからは凄い情熱を持って愛するアーティストをマネージメントされているんだな・・・ということがよく伝わってきた。

アーティストを売るため、変な敵から守るためには本気で闘っておられたし。

そんなボビーさんならどんな状況でも腐ることなんて許してないだろうなぁ・・・と。

その熱いボビーイズムは、ボビーさんが亡くなられた後もきちんとLUNKHEADの皆さんに引き継がれている。

ただのファンがこんなこと言うのはおこがましいのは重々承知のうえで。

昨日のライヴを観て、LUNKHEADの皆さんはきっとボビーさんが人生を賭けた時以上の精神で今でもライヴをされているなぁ・・・と。

それをこの目と耳と心で感じられたことが何よりも幸せだった。

 

こういういろんな思いが爆発したのか・・・

前述したように「そして朝が来た」を聴いている時、涙が出てきて。

この曲、リリース当時より今の方がずっと重みを感じた。

リリース時のランクってXには字数の関係で「イケイケ」と書いたんですが・・・

メディアにもよく取り上げられていたし、一番上り調子だったんですね。

その時からこの曲が大好きだったけど・・・

この20年の歩みをこの曲に重ねた時、あの頃以上に心にグッとくるものがあったんよな。

 

「けど誰かの声に揺らいで背を向けてしまう日も

譲れない心の最後の砦だけは

変わらずそこにあった

 

そして闘うって事の本当の意味を知る朝が来た」

 

いろんなことにぶち当たりながらも今も闘い続けているLUNKHEADだからこそ、特にこの部分が心にグサッと刺さった。

小高さんの魂の叫びのような深みのある歌はもちろん、メンバー皆さんの音に込められた熱い想い、バンドとしての誇りや強固な意志とともに。

この曲、あの頃より説得力ありまくりやん・・・

気づいたら涙がボロボロ出ていた。

昨年のアルバム再現ライヴではここまで感じなかったのよ。

今回は結成25周年で、自分が初めてLUNKHEADのライヴを観たハコだからっていうのもあったんやろうな。

長く観ていると、思い出が加わることもあって捉え方も変わってくるのかもな。

でも、それはノスタルジーとかではなく、過去を知っているから感じるってだけのことかと。

バンドにここまでの歩みがあるように、ずっと追いかけてきたファンにも歩みはあるんでね。

こういうこともあるからライヴって面白いんやけどさ。

音源を聴いているだけじゃ感じられないようなことに気づけたりするから。

 

いろいろあってライヴをあまり観れていない時もあったのですが、それでも20年LUNKHEADを追いかけてきて本当によかったな・・・と。

新曲を演る直前に小高さんがおっしゃた言葉をそのままお返ししたくなるような、そんな20年だったと思いました。

ここ最近同じようなことを書いていますが・・・

25周年のうち、私が見てきたのは20年だけど、ここまで闘い続けてこられたLUNKHEADの皆さんに感謝と敬意を。

本当にありがとうございます。

そして、LUNKHEADを世に出して下さったボビーさんにも改めて感謝した夜でした。

 

昨日のフロアの盛り上がり方からすると、こんな理屈っぽいものより「楽しかった~!」みたいな感想の方がメンバー皆さんには喜ばれるのかもしれない。

もちろん凄く楽しかったし幸せだったよ。

でも、私にとってLUNKHEADってそういう感想だけで終われないバンドなんよな。

もはや亡くなられて今年で十三回忌の初代マネージャーのボビーさんとかいろんな人や思い出も絡んでいるから。

別にメンバー皆さんに喜んでもらおうと思って書いているものでもないし。

私が感じたことがすべてやから(ランクのラジオで壮さんがセレクトされたフラワーカンパニーズの「深夜高速」の大好きな部分を拝借)

その感じたことを自分が生きた証しとして書いているだけでね。

私の音楽に対するスタンスはいつだって同じ。

私が勝手に好きなだけだから。

 

今日も長くなりましたが・・・

LUNKHEADの皆さん、ちゃんぽんさん、そして照明も音も素晴らしかった2nd LINEのスタッフの皆さんに心から感謝。

最高すぎるライヴ、本当にありがとうございました。

次はいよいよ5月5日、ツアーファイナル、渋谷CLUB QUATTRO。

最後はもう少し桜井さんのドラムが見えるところで観たいんだけどな。

とにかく激しく楽しみにしています!


【セットリストはオフィシャルから拝借】


※ダブルアンコール
月光少年