LUNKHEAD

25th ANNIVERSARY TOUR ~四半世紀の上半期~

ゲスト:ザ・チャレンジ

2024.4.6.(土) 下北沢 Flowers Loft




またもや遅くなりましたが・・・

前回のブログでLUNKHEADとザ・チャレンジにまつわる思い出を書いたので、今回は先週のライヴの感想を。

前日から頭位めまいが再発してまして。

最初にやった時のようなひどいものではなかったんだけど、この日も朝起きて頭を動かしたら目が回り。

ヤバいな・・・と思ったけど、このライヴに「行かない」なんて選択肢はなかったので、治すための頭位運動をし薬を飲んでどうにか出かけた。

幸い吐き気もなく普通に歩けたので、関西空港から成田行きの飛行機に乗り東京へ。

 

成田には無事到着したのですが、いろいろあって(体調面はさほど悪くならなかったけど)結局ギリギリにハコに到着。

ここコインロッカーないから、どこかで荷物を預けたかったんだけどな。

コインロッカーがないハコつらいんよな。荷物を持って入ると邪魔になるから置いてもあまり迷惑にならない場所にしか行けないんでね。

この日もLUNKHEADよりむしろ約5年ぶりに観るザチャレをいつもよりは前で観たかったのに、荷物の関係で一番後ろで観ることに。

それでも大樹(ヤンキーチャレンジ・ヤンチャレ)さん側にはこだわったけどね。

大樹さんはhare-brained unity(ヘアブレ)活動休止後、HIGH FLUX(ハイフラ)を率いて活動されているのですが、ハイフラでは基本ベースは弾かずマニピュレーターとコーラスをされてまして。

ハイフラだと大樹さんもMCされるから声(声も大好き)が聴けるのは嬉しいんだけど、ベースは観れないんだよな。

大樹さんがギブソンのサンダーバードを弾いておられたヘアブレからのファンである私にとって、大樹さんはやっぱりマニピュレーターよりベーシストなのよ。

でもベースを観れるのはザチャレしかない、しかも5年ぶり。

そりゃランクはもちろん、ザチャレも龍さんだけでなく大樹さんに対しても気合入るってもんよ。

 

数日前からどんな格好で行くかも考えて。

ランクもザチャレも大好きな私は、Tシャツもラバーバンドなどの小物も両バンドのものを持っているからどうするか考えてて・・・(これも仕事辞めたからゆっくり考えられたんよな笑)

今回はランクの25周年ということで、メインのTシャツはランクの今回のツアーTにして、ラバーバンドはランクとザチャレ、タオルはザチャレ、タオル止め(普通に首にかけると飛んだりしたらバタつくから両サイドをまとめて止めてる人を昔観たことがあって、それを真似した)にランクの龍さん在籍時のリストバンドを使った。

どうしても龍さんが在籍されていた頃のランクのグッズも身につけたくてね。

これだったらラバーバンドは最新のものだし、今のランクと龍さん在籍時のランクのグッズ両方つけられるなと。

私、首に少しでも何かかけるとすぐ凝って、ハコの冷房とかで冷えると首の凝りから頭に血が回らなくなって血圧急降下の脳貧血起こすから、普段、タオル首にかけないんだけどね。

ザチャレはたぶんタオル振る曲も演るだろうなぁ・・・とも思って、珍しくタオルもつけた(それでもザチャレの時から脳貧血起こしそうな気配があったので、ランクの時は一部分でしかつけなかったが)

私なりのランクとザチャレへの敬意をこれで表したかった。もう完全な自己満足やけど(笑) 




ザチャレのお客さんもたくさんいらっしゃってたなぁ。

ライヴ前、ボビーさんに心の中で「8年ぶりにランクとザチャレ観ますよ」と話してました。

 

先行のザチャレ。オープニングSEも久々に聴いて、あ~やっと観れるわ・・・とこの時点でもう既に胸いっぱい。

メンバー皆さんが登場されただけでワクワクしすぎてどうしよう状態。

すぐ曲にいかずいきなり沢田チャレンジ(沢チャレ)さんが話し出すのも予想通り(笑)

ランクの壮さんがMCで「あれ反則だよね。なかなかできないよね」と話しておられたけど(笑)

沢チャレさんはランクファンもいるからか「今日はダメ(MCの調子が)だな」と何回も言っておられたけど、ランクの小高さんがMCでお話されていたようにぜんぜんそんなことはなく。

やっぱり凄く面白かったです。

私はザチャレ大好きで何回も観てるから、あの沢チャレさんのMCにも慣れてるしね。

やはり「会いたかったぜ!」ということで、オープニングは「会いたい 会いたい ちょー会いたい」

もう久々に観るザチャレのライヴの楽しいこと。

沢チャレさんのMCや振り付けはもちろん、どなたを観ても歌、演奏、佇まいとすべてカッコいいというのも最高。

龍さん、さすが気合入っているのはプレイや表情から凄く伝わってきた。

私は元々ギター好きだから、タラチャレ(伊藤)さんのギタープレイや歌にもメロメロ。

チャレマック(小野)さんの歌やギターも言うまでもなくカッコいい。

そして大樹さん・・・もう言葉にならん・・・(笑)

ホントにカッコよかったなぁ・・・

大樹さんはハイフラの時と違って、ザチャレはニヒルなキャラで通してはるからほとんど話さないしコーラスもせず、ひたすらベースに徹しておられる。

でも、それがめっちゃカッコいいんよな。

あのゴリゴリの低音を聴くと、あ~これこれ、大樹さんのベースだな・・・とグッときた。

このゴリゴリの音が最高にカッコいい。そしてルックスも凄くカッコいい。

大樹さんって前はもちろん、龍さんの方を向いて弾いてはる時の横からとか斜め、どこから観てもため息が出るほど果てしなくカッコいい。

 

「大きなミラーボールの下で」ではタオルを回せて、やっぱりザチャレのタオル持ってきてよかった。

「マイガール」とか好きな曲がどんどん出てきて楽しくて仕方ない。

 

いつもはお客さんの中で応援する人を選ぶ「一等賞」も聴けた!

もちろん、この日は沢チャレさんが「いつもは応援する人を選ぶんだけど、今日一番応援したいのは来月このツアーファイナルのクアトロが控えているLUNKHEADでしょう!」と話し、途中のエールコーナーはランクへ向けて。

フロアにも「男だけ!」「次は女子!」と沢チャレさんがエールを呼びかけ、みんなでランクへエールを送る。

その後「本人!」と沢チャレさん。

ランクの皆さんがフロアの後ろで観ておられたから(私のところからは見えなかったが)呼びかけられたんだけど、さすがに自分にエールを送るのは恥ずかしくてできなかったそうで(と後で小高さんがMCでお話されていた)

沢チャレさんは「あれ?ランクの声が聞こえないぞ。対バンのライヴ観ないんだな」と言っておられたけど、これは沢チャレさんが作った流れだけでね。

ランクの皆さんはいつもスペースがあれば、フロアで対バンさんのライヴも観ておられるから。

でもさすがに自分で「フレー!フレー!ランク!」とは言えないよね(笑)

盛大にみんなでランクにエールを送れて、沢チャレさんが「5月5日はみんなクアトロへランクを観に行くんだぞ!」と力いっぱい言われたこの日の「一等賞」は今までで一番楽しくてグッときた。

沢チャレさんや元メンバーの龍さんはじめ、ザチャレの皆さんのランクへの愛とリスペクトを凄く感じたもんなぁ。

 

メロウな名曲「夜の秘密」にもうっとり。この曲も大好き。

この日がザチャレ今年初ライヴだったのですが、沢チャレさんが「この間に制作してました」と新曲「最後のダンス」を披露。

これから聴く方も多いと思うので、詳細は控えるけどこの曲も素晴らしかったな。

 

曲が前後してるかもしれないけど・・・

「ランクの『桜日和』みたいな曲、ウチないよな・・・と思って。でも桜が出てくる曲はあるか・・・と」という沢チャレさんの言葉の後、ついに来た!「東京レコード」

この週たぶん一番聴いていたのがこの曲だった。

それぐらいこの曲に思い入れがあって、なおかつ、ランクが「桜日和」なら、ザチャレは「東京レコード」やろ・・・ここで聴けんかったら泣くわ・・・ぐらいに思っていたから声出そうなぐらい嬉しかった。

この曲、桜も出てくるのですが、「下北」も出てくるからね。

小高さんもMCで言っておられたように、ランクとザチャレのメンバーは今はなきGARAGE繋がり、つまりは下北繋がりで、この日のライヴが下北で開催されたのだって大きな意味があったと思うし。

移り変わるものと続いていくもの、それを東京という街から描いておられるこの名曲。

皆さんの演奏はもちろん、チャレマックさんの歌、沢チャレさんのラップにグッときて、涙が出てきた。

聴けんかったら泣くわ・・・と思ってましたが、聴けても泣いてました。

 

サビのメロディーと大樹さんのベースがたまらん、そして沢チャレさんの前のバンドからの口癖「OK!All Right!」も入ってるのがテンション上がる、大好きな「最高の男」まで聴けてめっちゃ嬉しかった~!

チャレマックさん、歌詞飛んだとブログに書いておられたけど、この曲が聴けたことが嬉しすぎて気がつかなかったわ・・・

ザチャレといえばこれ!「お願いミュージック」にもグッときた。ホンマ大好きな曲。

最後の「恋をしようよ」までひたすら楽しかったな。 


最後に沢チャレさんのあの言葉。

「チャレンジしない人生なんて〜!」

軽快なMCはもちろんこの言葉を聴くと、ああ、沢チャレさんだ〜!ザチャレのライヴに来た〜!と心が上を向く。

特に聴きたかった曲はすべて聴けてセットリスト的にも大満足。

 

ランク時代から龍さんは歌心のあるドラマーだと思っていた。

ドラマーに「歌心」って妙な表現かもしれないけど、龍さんは歌詞も曲も作れるし、ギターも弾けるし、何よりドラムが歌うようにエモーショナルでね。

エモーショナルなプレイはランクの現ドラマー、桜井さんもそうなんですが。

この日の龍さんはきっといろんな想いを胸にプレイされていたと思う。

いつも以上にプレイから感情がほとばしっていて、1ショット1ショットに強い想いが込められていた。

プレイだけでなく表情にも(私の位置からだと見づらかったが)いろんな想いが表れていたなぁ。

 

そして、そんな龍さんの方を何度も向いてプレイされていた、リズム隊の相方の大樹さんも素敵すぎた。

プレイはもちろん、ニヒルなキャラで通しているザチャレだけど、この日の大樹さんはサングラス越しからもとてもいい顔をされていたのがよくわかった。

ライヴを凄く楽しんでおられるなぁ・・・とも思った。

ザチャレの中で、ランクのメンバー皆さん(桜井さんを除く)と本当に同級生なのは龍さんと大樹さんだけ。

大樹さんもライヴ後、インスタグラムに「ランクは同級生だから、なんか俺も思い入れがあるんだよね」と書いておられましたが、その「思い入れ」が大樹さんのプレイと表情から溢れ出ていた。

ザチャレではヤンチャレさんのキャラがあるからこそ、こういう大樹さんを観ることができてホントにグッときたよなぁ。

メンバー皆さんのこれまでの歩みも思い浮かんだし。

後でまた少しザチャレのことを書くけど・・・

本当に楽しくて、「全員一等賞!」と思うほど皆さん凄くカッコよくて、何度も胸にくる瞬間があった最高すぎるライヴでした。

 

転換タイムはザチャレの皆さんのお片付けまで見て、ランクの皆さんのセッティングを見つつ、ザチャレのセットリストをメモったり、Xに感想を書いたりしていた。

 

ランクは「前進/僕/戦場へ」からスタート。

今日、そして下北とくればやっぱりこの曲になるよね。

続く「下北沢」にもグッとくるものがあったな。

この曲を聴いていたら、フッとヘアブレの「ウィークエンド」がよぎった。

この曲、大樹さんの作詞作曲で♪下北沢のカフェ もう無くなっていたよ♪という歌詞が出てくるんでね。

ランクやヘアブレに出逢った頃の下北とはずいぶん変わってしまったけど、それでもまだランク、そしてランクで観ていた龍さんはじめ、あの頃観ていたミュージシャン勢揃いのザチャレが一緒に観れるのは本当に幸せなことだなぁ・・・と。

そして、個人的に凄くアガる「きらりいろ」もめちゃくちゃ嬉しかった(ライヴ後、桜井さんがSNSへアップして下さったドラム動画もね)

その後のMCで小高さんは沢チャレさんも触れていた8年ぶりのザチャレとのツーマンだということ、お客さんと素晴らしいライヴをしてくれたザチャレに対するお礼を言われた。

 

ここからは龍さん作の曲ゾーン。

「ペルソナ」、「トライデント」、そしてカッコいい桜井さんのドラムから悟さんのベースが重なり始まった「WORLD IS MINE」

龍さんの曲は他にもあるが、特に大好きな3曲が聴けテンション爆上がり。

ランクの皆さんも龍さんがいるザチャレとの対バンで凄く気合が入っていて、全体的に前のめりというか演奏は走りがち、小高さんも何度か歌詞が怪しいところもあった。

でもそれも含めて、ああ、やっぱりザチャレとのツーマンって特別なんだよな・・・とグッときた。

 

ラジオで「演ります」とお話されていた「恋をしている」が久々に生で聴けたのも嬉しかったな。

この曲を選んだのはザチャレがラブソング多いからとラジオでおっしゃっていたけど・・・

私はそれを聴くまで当時、龍さんがこの曲がそれまでなかったドラムから入る曲でレコーディングの時、緊張したとなんかのインタビューで読んだような気がして、それでドラム始まりのこの曲を選んだのかなぁと思ってました。

続いて龍さんが聴きたいとおっしゃった「桜日和」

ランクのラジオに寄せられたメッセージで、この曲のMVはランクの地元、愛媛県新居浜市で撮影されたのもあり、龍さんはこの時期になると必ず聴いている思い出深い曲だとお話されていたんですよね。

「桜日和」を聴いて私もいろんなことを思い出したなぁ・・・

この時期に聴く「桜日和」は格別だしね。

当初、この曲はセットリストに入れてなかったのに、龍さんのリクエストに応えようと急遽入れられたそうで。

龍さんへの愛ですなぁ・・・

 

この日の撮影OK曲は「月と手のひら」

一番後ろで観ていたし、この曲も大好きなので、曲に集中したくて撮影はせず(メンバー皆さん、すみません)

その代わり、首の痛みを防ぐためにはずしていたザチャレのタオルをここだけつけました。

タオルよりタオルを固定するランクのリストバンドを出したくて。

このリストバンドは私の記憶が確かなら、この曲が収録されたアルバム(同タイトル)のリリースツアーから出てきたものかと。

当時、結構な期間使われていたロゴというかマーク(このマーク素敵で大好き)をあしらったリストバンドで、この日はマークが赤のものを持っていったけど、後にシルバーのものも出たんよな。

この曲は「4月」が出てくるから選曲されたんだと思うのですが、私は単に龍さん在籍時のグッズということで直感でこのリストバンドを選んだんよね。

これも自己満足やけど、ああ、これにしてよかったな・・・と思った。

 

続いて新曲「この歌が終わるまで」

今回聴くの2回目とあって、皆さんの演奏もよりちゃんと観れて音もいいよなぁと。

あとやっぱり最後の4行の歌詞が特にグッときた。

これね、最後の2行だけならそこまでグッとこなかったと思う。

その前の2行があるから「まさにそうやねん!」と思い、その後の展開にグッとくるんよね。

 

MCでは沢チャレさんのしゃべりの凄さを壮さんとお話され、「あれは真似できんわ」と言われた小高さん(確かにあのテンションとしゃべりはなかなか真似できるものではないと思う)

その後は悟さんのベースが光る「シンドローム」

いつも思うけどよくあれだけベース掲げて弾けるよね。凄すぎる。

これをして下さるおかげでプレイもよく見えて感謝感激です。

「スターマイン」、「アウトマイヘッド」とテンション上がりまくりのうえ・・・

なんと本編最後は「何も怖くなどなかった」ってたまら~ん!

この曲も好きすぎて最後まで滾る。

メンバー皆さんの歌や音から、いつも以上に感情や熱意も溢れまくっているのが凄く伝わってきた。

小高さん、まさに渾身の叫びやったしなぁ・・・

いつも以上に熱くエモーショナルな歌。

たぶん私、小声で「凄いな・・・」って呟いてたと思う。

なんかカッコよすぎて、わけわからんまま本編終了(どんな感想やねん笑)

 

アンコールの時だったかな。

壮さんが感慨深げに「こうしてザチャレとまた演れたことに凄く感謝しています」と言われた(記憶が曖昧だけど)

メンバー皆さん、やっぱりこの日のライヴはいろんな想いがあったと思う。

そして、小高さんが言われた。

「最後、みんなで歌ってくれますか」

この瞬間、「僕らのうた」でも「アルピニスタ」でもなく、「僕らは生きる」を演るんかな・・・と思ったらやはり!

何故そう思ったか。

この曲のコーラスレコーディングには大樹さん、沢チャレさんが参加されていたから。

始まった瞬間、この曲が収録されたアルバム「FORCE」のクレジットが浮かんだもんな。

何ならザチャレのメンバー皆さんも出て、コーラスのところ歌って欲しいなと思ったぐらい(それはなかったが)

このアルバムのツアーで松山と新居浜へ遠征した時、新居浜の次の日、龍さんの地元の駅で龍さんとバッタリ会えてお話したこととか、本当にいろんなことが走馬灯のように浮かびつつ、胸いっぱいになりながら歌っていた。

私達が歌っているのを見て、メンバー皆さん、特に小高さんが幸せそうな顔をされていたのが印象的だったな。

最後がこの曲で本当によかった。

この日、ランクの皆さんは機材フルセットだったのもあって、音も素晴らしかったです。

 

LUNKHEADは物販でミニチュアのセットリストを配布されている。

この日のセットリストは思い切ってもらいに行った。

「セットリスト頂きます」とお伝えして頂くと、隣りのザチャレの物販に出ていらした沢チャレさんが「セットリスト配ってるんだ」と驚いておられた。

その時に沢チャレさんにライヴへの感謝の気持ちをお伝えすればよかったんだけど・・・この性格でできず。

心の中で感謝しまくっていました。

 

後半楽しすぎてライヴ中は気がつかなかったのですが・・・

この日のセットリストも凄く練られていて、龍さん作の曲ゾーンがあったり、後半は桜井さん加入後の曲で固めたりとLUNKHEADの皆さんの龍さんとザチャレへの愛とリスペクト、そして小高さんがブログに書かれていたように矜持が込められたものだったなと。

LUNKHEADの25年の歩みには龍さんも桜井さんも存在していて、どちらが欠けてもランクは25周年を迎えることはできなかったもんね。

 

そして、ザチャレのライヴで龍さんも沢チャレさんも

「ランクがいなかったら今もバンドをやってなかった」

とお話されていた。

龍さんは「ランク時代の経験が今も糧になっている」と言い、沢チャレさんは「ランクは常に前を走ってくれていた」と。

このおふたりの言葉にもグッときたのは言うまでもない。

龍さんとともに走った時代があり、脱退された時はランクのメンバー皆さんもいろんな思いがあったと思う。

25年、本当にいろいろあったと思うし、数のこととかメンバー皆さん思うところもあるとは思うのですが・・・

それでも、ここまで走り続けてこられたことには凄く意味があったよな・・・と私は思った。

この日のライヴには、数とかそんな目に見えるものだけで判断できないものが確かにあった。

この25年、音楽をやめてしまった人もたくさんいたよね。

そんな中、ずっと前を向き、悔しさという牙をむいて戦い続けてこられたからこそ、いろんなミュージシャンの刺激になったり、何かしら影響を与えることができたんじゃないかなと。

それは数という結果よりずっと尊いものなんじゃないのかな。

少なくとも私はそう感じたし、これをライブ後、ハコの外でボビーさんに心の中で一番に伝えました。

 

沢チャレさん、ライヴ後までSNSでいいことをおっしゃっていたしなぁ。

「LUNKHEAD、かっこいいぜ。25周年。続けてることが凄いんじゃない、ずっと戦っていることが、凄いんだ」

そう、ただ惰性のように続けていても意味はないし、続けることが目標でもない。

よく悟さんがおっしゃっているように、やるからには上を目指したいでしょう。

ライヴもずっとコンスタントにやり続けておられるのはそのためもあるんじゃないのかな。

個々で鍛えるという手もあるかもしれないけど、ライヴやり続けてないとスキルや感覚とか衰えていきそうだもんなぁ。

コロナ禍でも配信を使ってライヴは止めなかったもんね。

 

やり続けることの意味や答えは、後からついてくるものなんよな。

だから、その時その時を精一杯やり抜くしかない。

こういうこともLUNKHEADから改めて教えてもらえたライヴでした。

 

この日出演された皆さんがここまで音楽を、バンドを続けて下さっていたから、またランクとザチャレを一緒に観ることができた。

生きているといいこともあるもんだなぁ・・・

体調はギリギリでの遠征だったけど、無事ライヴも観れて大阪へ帰ることができたし、いつも見守ってくれているであろう母親にも心から感謝です。

 

結局、今日も長くなりましたが・・・

とても楽しく、幸せで、感慨深い夜だったなぁ。

LUNKHEADの皆さん、ザチャレの皆さん、ちゃんぽんさんはじめスタッフの皆さん、そしてFlowers Loftの皆さん、最高すぎるライヴ、本当にありがとうございました。

いつかまた一緒に演って頂きたい。

この先もお互い「バンド」として走り続けていれば、交わる場所はきっとあると思うから。


【セットリストはオフィシャルから拝借】

   (LUNKHEADのみ)