ピカイチ!ストーリー覚書3 | w-inds.~風とのんびりこ

ピカイチ!ストーリー覚書3

続きです。記憶に基づいて文字を起こしてるので実際とは違う場面があるかと思います。解釈は自己流で文中のセリフは私が勝手に想像したものです。

 

■M17【夢幻クライマックス / °C-ute】

 

泣いてる浅香、豪徳寺チームに遭遇。「僕のチームにおいでよ。僕なら君を泣かせたりなんかしないよ。さあ、君の花を僕の所に....」柔らかい物腰なのにギラギラとした迫力を感じさせる豪徳寺。

道玄坂への信頼も揺らいでしまったが浅香はまだ豪徳寺になびく事もできずふるふると頭を振って拒否。なおも距離を詰めて迫る豪徳寺を思わず突き飛ばしてしまう。

 

予想もしなかった反応に尻餅をつく豪徳寺。カッコつけながら立ち上がると「その気になったらいつでも来るといい....」とチームを従えて立ち去る。だが小春は豪徳寺を突き飛ばした浅香が許せなくて激しい怒りのダンスをぶつける。後ずさり、足の力が抜けてへたり込む浅香。ヒロカが「小春!ダメ。やりすぎだよ!」と小春を止める。(ヒロカ、頭は良くなさそうだけど人情に厚い優しい子でお友達になりたいタイプである。)

ヒロカに促されて小春退場。振り返りながらまだ浅香を睨みつけている。ヒロカは浅香を気にしながら退場。残された浅香は泣き崩れる。

 

浅香、悲しみのダンス。超ベートーベンの奏でるピアノが激しく響く。

恋も友達も失ってしまった...。よろよろと歩く浅香。再び豪徳寺登場。浅香が以前「この花は私のだよ!」と言って道玄坂のところに付けた花をむしり取り階下の浅香に向けてふわっと投げ落とす。

赤い花がふわふわと漂いゆっくり浅香の両手のひらに舞い降りて行く。ドラマティックな光景。

 

 

浅香の誤解が解けずに自暴自棄になる道玄坂。驚いた友人たちが励まそうとしても聞く耳を持たない。

「掃除なんかしたって何になるんだビックリマーク」ヘッドフォン君が持っていたホウキをひったくると地面に叩きつける。

「腹減ると元気出ないぞ、これ食って元気出せよ」と差し出されたおにぎりも振り払われ床に転がって行く。

「立候補なんかやめてやる!!」道玄坂は友達に背を向けて飛び出して行く。浅香が応援してくれなければ何の意味もないんだ...

 

平和だった道玄坂の日常が崩れて行く。誤解で好きな女の子の信頼を失い、やつあたりして大切な友達も失った。

その様子を階段から見下ろす豪徳寺。高い場所から面白そうに見物して「ざまあみろ!いい気味だ。」と悪魔のように愉快そうに高笑いしている。

 

 

□M17.5【忌まわしき日の牛乳/ 公演オリジナルBGM】

 

「一体何なんだよ!僕に何か恨みでも有るのか?」と尋ねる道玄坂。

豪徳寺は道玄坂にポイと牛乳パックを放り投げる。「これを見て何か思い出すことは無いか?良ーく考えてみるんだな」

 

■M18【リライト / Creepy Nuts】

【リライト / ASIAN KUNG-FU GENERATION】〜2年前の入試の日。回想シーン

 

それは2年前の入試の日のこと。自信満々、余裕でダンスしながら入試会場に向かう豪徳寺。バックで進んでる時に歩きパソコンしてた孔雀丸とぶつかってしまう。

「あ。失敬」と豪徳寺は先に会場へ入ってしまったが孔雀丸のノートパソコンは画面とキーボードの真っ二つになってしまった。腹を立ててドンと足を踏みならす孔雀丸。

 

試験開始。時間を気にするでもなくゆったりと名前を書き、まずはレッドブルを飲んでパワーチャージする豪徳寺。レッドブルで翼を授かった彼は華麗にブレイキンを決めながらお茶の子さいさいに問題をすらすらと解きあっという間に答案を書き上げてしまった。

その様子を見た道玄坂「僕にも一口ちょうだい!」「いいよ。さ、どうぞ」。手渡されたレッドブルを飲み干してしまう。するとそれまで苦戦していたのにレッドブルパワーで翼を得た道玄坂もすごいスピードでみるみる答案を埋める。

 

「おーい、そろそろレッドブル返してくれる?」「悪い!全部飲んじゃった。 代わりに僕の牛乳あげるよ」「えーー....しょうがないなぁ...」豪徳寺も道玄坂も気づいていないがこの時後ろの席の怪しい仮面の生徒が牛乳に何やら怪しげなものを混入していた。何も知らず牛乳を飲む豪徳寺。途端に強烈な腹痛に襲われてトイレに駆け込む。その隙に仮面の男は豪徳寺の答案と自分のものをすり替えてしまった。しかし試験監督の蒙古斑先生は居眠りをしていてそれに気づかなかった。

 

 

残り時間5分というところでようやく豪徳寺がトイレから戻って来た。そして答案が自分の書いたものではなくなっているのに気づいてびっくり。「何だこれ。間違いだらけじゃないか( ̄□ ̄;)!!」

焦ってめちゃくちゃに特大消しゴムで消しまくるがそこで時間切れ。無情にも答案は集められてしまう。

 

(この消しゴムのシーンでは今人さん、涼平さんに思い切りぶっ壊れる様にリクエスト。涼平さんご本人も一番苦労した場面だったそうです)

 

床に這いつくばり地面を拳で叩く豪徳寺。パントマイムで壁を作り目の前が閉ざされた絶望感を表現。

「俺の答案は完璧だったはずなのに。何でこんな事に?何で自分がこんな目に?」おそらく挫折など経験した事の無かった豪徳寺にとって初めての屈辱、その絶望は堪え難いものだったはず。

 

一方でレッドブルのおかげで試験が良く出来た道玄坂、豪徳寺の異変に気づかず「ありがとね〜!」と上機嫌で手を振って去って行った。

そして合格発表の日、掲示板に豪徳寺の名前は無かった...。

 

「どうだ思い出したか!」と怒りまかせに床をドン!と踏みならして去る豪徳寺。

 

■M19【気がつけば、ひとり。 / 公演オリジナルソング】

 

そうか、自分が原因だったんだ...。一人ふらふらと校庭をさまよう道玄坂。

ぼんやりと座っていると、部員を失った権田原がたった一人で黙々とピッチング練習をしているのが見えた。やがて立ち上がるとキャッチボールの相手を始める道玄坂。

 

しばらくして雨が降ってきたので練習はそこで打ち切り。権田原にグローブを返そうとするが「いいよ、それお前が持っててくれ。」爽やかな笑顔で立ち去る権田原。

 

下校時間になっても雨は止まなかった。いつかと同じ様に傘を忘れて来た浅香にそっと自分の傘を差し出す道玄坂。だが浅香は道玄坂から逃げる様に雨の中へ走り去ってしまった。もうあの日の二人には戻れないのか…

降りしきる雨の中、道玄坂は孤独に苦しむ。楽しかった日々が脳裏をよぎる。

生徒会長に推薦してくれた日...授業中床に落っことしたノートを拾ってくれた日...いつも浅香は側で笑っていてくれたのに。戻せるものなら時間を戻したい...僕は...一人になってしまった

 

 

 

■M20【A・RA・SHI / 嵐】〜道玄坂を励ます仲間たち

 

落ち込んでる道玄坂の耳に突然A・RA・SHIが聞こえて来た。男友達が励ましに来たのだ。

音譜まだまだ世界は終わらない 今から始めてみればいいじゃない

 

一緒に頑張ろうよ!俺たち応援してるからさ!と会長立候補のたすきをもう一度かけてやる。

孔雀丸、2着のブレザーを持ってズイッ、ズイッと進み出ると超ベートーベンと忠次郎にブレザーを着せて投票の赤い花を胸につけてやる。

ふられた気まずさが残るのか雲子ちゃんはちょっと離れてその様子を見ていた。

 

そこへセグウェイに乗って校内見回り中の校長が通りかかった。

「校長先生!彼らの1票を認めてください!」

「え...あせるう〜ん...。」ちょっと考える風だったがあっさりとOKして花を受け取った校長先生。再び校内巡回に行ってしまう。

 

雲子ちゃんも元気を取り戻し始めた道玄坂を見てようやく吹っ切れたらしく応援に参加。

孔雀丸からブレザーと花を受け取って応援のダンス!

ちょうど巡回から戻って来た校長先生に孔雀丸が「先生!この1票も認めてください!」

校長、またもやちょっと考えてから「オッケーOK!」と花を受け取りスイィーーッとセグウェイで退場。

校長は妖怪の3票を新たに道玄坂のところに追加した。

 

 

三面鏡の様に作られた舞台セットの中心から蝉時雨先生と蒙古斑先生がそれぞれ両サイドに向かって押し開くと左右の階段に分かれて豪徳寺チームと道玄坂テームがにらみ合っていた。

最終得票数...豪徳寺8票 権田原1票 道玄坂7票。

 

これで勝負はついたと思い喜ぶ豪徳寺チームとうなだれる道玄坂チーム。

突然スパイクの足音が響き、ガラッと扉を開けて権田原が現れた。

何かを決意した顔でタスキを外し立候補を降りた彼は「こちらへどうぞ」と恭しく自分サイドを示す豪徳寺には目もくれず道玄坂側の階段に向かった。

さあこれで8対8の引き分けにビックリマーク

 

■M21【Everybody knows "JYANKEN" / 公演オリジナルソング】

 

このシーン全員が歌いレ・ミゼラブルばりのド迫力のミュージカル仕立て。

実際蒙古斑先生、15秒ほどレミゼ歌ってたそうです。

 

歌詞は梅棒さんのブログにあります。https://ameblo.jp/umebou-official/entry-12296736788.html

 

階段の左右に分かれた2チーム、激しく睨み合います。

校長先生が 『音譜いいかい?争いの主役は 君じゃないパンツなのさ ああ こうなった以上は 君の一票はもはや無効だ!』で歌いながらビシュッと舞台袖に未投票の浅香の花を投げ込んだ。

 

個人的にツボだったのは全員で歌う『音譜摑み取れ取れ! 叩いて潰せ!木っ端微塵 一網打尽 彼こそがヒーロー! 生徒会長!彼女のパンツを彼の元へ』でカッコつけ君二人に抱え上げられて高い位置でチーム全員から崇め奉った視線を浴びる豪徳寺くんでした。ここめっちゃ好きアップ

 

キャストも客席に降りて来て通路で歌いながら踊ってくれるのですが、お席の場所によってはまちょさんが座席に登って来て眼前10センチまで迫り来るセクシーダンスを集中砲火で拝むことになります(爆笑)

 

 

 

■M22【女々しくて / ゴールデンボンバー】

全員自分の花を身に付けて校長先生の「いざ、純情に勝負!!」の声でじゃんけんバトルロイヤル開始。

校長先生は赤と青の小旗を持って勝敗判定。敗者の花を背中に背負ったカゴに回収していきます。

 

まずはヘッドフォン君が首痛い君を指名してじゃんけん勝負。

じりじりと睨み合う二人。あいこ続きで勝負は白熱するがヘッドフォン君の勝利。勝ったヘッドフォン君が首痛い君にむち打ち用の首保護サポーターをポイと渡してやる場面も。

 

小春VS忠次郎。忠次郎がグーを出して勝利、かと思ったら蝉時雨先生が白いバスローブ姿で登場。セクシー効果音”wa〜oラブラブ"で忠次郎にバスローブの前を開いて見せたものだから忠次郎は先生のお色気にデレデレ酔っ払い

全身の力がふにゃら〜と抜けてうっかりグーの拳を開いてしまったので校長はパーを出した忠次郎の負けと判定、小春勝利ビックリマーク

 

超ベートーベンに操られながらヒロカと豪徳寺グループのもう一人VSおにぎりくんと道玄坂グループのもう一人(あぁ、記憶が曖昧ですみませんあせる)が対戦。指揮棒の魔力に操られて負けてしまうのかと思ったら術にかかったふりをしていたらしく意外にも豪徳寺チームダブルで勝利。

 

「キャプテン!」と権田原を呼ぶ声に振り向くと昔のままの友の顔でマチョビアンが立っていた。両手をグーにしてグータッチの構えをしている。「あぁ...俺の大事な仲間が戻って来てくれた!」喜んだ権田原が自分も両手グータッチの体制になった瞬間まちょさんは突然両手をパーに。「やっぱりアンタは甘いな、ばーかww」卑怯だが判定はまちょさんの勝ち。

 

 

まちょさんは道玄坂に勝負を挑む。が、雲子ちゃんが道玄坂をグイッと押しのけ「どいてなさい。こいつは私が相手してやるわビックリマーク」フッと不敵に笑って「そこで見てなさい」

(雲子ちゃん実に男前な笑顔だった。惚れそうになったよ。)

パワフルなブレイキンからの勝負、見事雲子ちゃん勝利ビックリマーク

学園最強の肉体を持つまちょさんに勝利して大喜びで飛び跳ねる雲子ちゃん。だがその直後に攻撃力ふつーのJKヒロカにあっさり敗退。

 

全勝負思い出せなくてすみませんあせる

じゃんけんバトルロイヤルいよいよ残るは豪徳寺と道玄坂のみ。

うおぉぉぉっビックリマークとドラゴンボールやNARUTOばりに力を溜めて勝負に臨む二人。スモークが発生する中での決勝戦。

 

遂に勝負あった!勝者は道玄坂ビックリマーク

敗れてがっくりと膝をつき呆然と自分のグーを見つめる豪徳寺。

 

校長が道玄坂に生徒会長の金色のタスキをかけようとした瞬間である。突然横から生徒がもう一人現れなんと道玄坂を負かしてしまった。

校長はおめでとう、と勝者に『私が生徒会長です』の金色のタスキをかけてやってから「...えっΣ(゚д゚;)!?お前は誰だ?汗

 

最後の最後に現れて生徒会長の座を奪っていったのは、なんと変態仮面だったゲッソリ

「お前にその資格はない!」と掴みかかろうとする豪徳寺。だが超ベートーベンが指揮棒をちょいっと振ると体が動かなくなり押し戻されてれてしまう。

陰陽師の様に首から数珠を下げた変態仮面は、印を結ぶと封印のお札を貼った妖怪3人を僕の様に自由に操るスキルを身につけていた。

 

■M23【Rusty Nail / X JAPAN】

 

「私が生徒会長です」の金色のたすきをかけた変態仮面は浅香のリコーダーを取り出すとRusty Nailのイントロを吹き始めた。(毎回その緊張感の無いリコーダーの音色に会場から笑いが起きていました)

そして愛おしそうにリコーダーに頬ずり。パーカーの中には浅香から盗んだ体操着を着込んでいて変態度MAXである。

奴がゆっくりと仮面を外すと....驚くことにその正体は孔雀丸だったのだビックリマーク

「オレが生徒会長だ!お前のパンツを俺にくれぇぇ!!」浅香に迫る孔雀丸。必死で走り逃げる浅香。

孔雀丸はパンツが手に入らない事に苛立ち、怒りを露わにして浅香を追う。

 

一方でお札を貼られた妖怪たちは自分を見失い大暴れしていた。

 

おにぎり君に勉強を教えてくれた優しい忠次郎が巨大なまさかりをぶん回して蝉時雨先生に襲いかかる。

絶対絶命かと思った時にロッカーの中から巨大なナタを持った蒙古斑先生が現れて忠次郎に応戦する。

キーン!キーン!と激しく交わされる刃。

蝉時雨先生は逃げ惑ううちに転倒し、ロッカーに頭をぶつけた衝撃で元の大人しく優しい人格に戻った。そして正気にかえって蒙古斑先生が命がけで自分を守ってくれている姿を目にする。

蒙古斑先生は蝉時雨先生を危険から遠ざける為、忠次郎を挑発しながら離れた場所へとおびき出して行った。

 

(画像は稽古風景ですので練習着姿です)

 

学園の生徒たちは超ベートーベンに操られて皆ゾンビ化して踊っている。

ヘッドフォン君とおにぎり君が豪徳寺と道玄坂にもヘッドフォンを付けてやり、超ベートーベンの奏でる妖しいピアノの音の支配から守ると二人を先へと進む様に促す。

超ベートーベンに立ち向かうヘッドフォン君とおにぎり君。だがいつの間にかヘッドフォンが外れておにぎり君もゾンビ化してしまっていた。おにぎり君が他の生徒と共にヘッドフォン君に襲いかかり、担ぎ上げられて運ばれていくヘッドフォン君。

 

音楽室では超ベートーベンがピアノを弾いている。間奏部分の曲が転調したところでは生徒たちが社交ダンスを踊るシーンもあり。

 

 

雲子ちゃんが道玄坂をロックオンしている。今は乙女心を溢れさせた可愛らしい女の子妖怪ではなく変態仮面に操られた最強の化け物として立ちふさがっている。

そこに豪徳寺が現れて雲子ちゃんを制止。道玄坂に対してこれまで自分がして来たことを詫び、後悔と苦悩に満ちたダンスを踊る。道玄坂もそんな豪徳寺に「もういいんだ、どうかそんなに気にしないでくれ」と伝える。

「こいつは俺が引き止めておく。お前は先に進んで孔雀丸を止めろ。浅香を守れ!さあ行け!!」ビシッと出口を指差す豪徳寺。頷き駆けていく道玄坂。

「お前の相手はこの俺だ!」と挑む豪徳寺。雲子ちゃんのヘッドスピンと豪徳寺のブレイキンで白熱したダンスバトル。

この時セットのピアノは一瞬でドラムに早変わりし上半身裸の超ベートーベンが首にむち打ちサポーターを付けて激しくドラムを叩くYOSHIKIさんに変身している。(ちょうど頚椎の手術を終えたばかりのYOSHIKIさんネタがタイムリーで会場爆笑)

 

雲子ちゃんと互角に戦っていた豪徳寺。だが超ベートーベンの指揮で体の自由を奪われてしまう。

魔法陣を描いた分厚いマットレスに縫い付けられた様になって立ち尽くす豪徳寺に右から左からと容赦ない雲子ちゃんのパンチが浴びせられる。(この豪徳寺くん、殴られてるのに少年漫画のワンシーンっぽくものすごくカッコいい。ブログ主にSの気は無いですが殴られてる姿がゾクゾクするほど美しかったです)

 

豪徳寺やられてしまったのか?というところでクルリとマットレスが裏返る。そこには同じく妖怪にやられてダメージを受けている道玄坂が張り付いていた。

もう誰も変態仮面を止められるものは居ないのか?という場面で浅香が飛び出してくる。手にはしっかりといちご柄のパンツが握り締められている。

「もうこれ以上はやめて!パンツが欲しいのならここにあるわビックリマーク

パンツへの執着をむき出しに「俺にパンツをよこせぇぇぇ」と手を伸ばす孔雀丸。浅香は表情を引き締めて頷くと3階からパンツを投げ落とした。

 

音楽が止まりドックン、ドックン、と心臓の音が大きく響く中をスローモーションでパンツが落ちていく。

パンツは2階で必死に手を伸ばす孔雀丸には届かずそのまま1階に落ちていく。パンツに群がりゾンビ化した生徒達で黒山の人だかりが出来る。

 

そして再び音楽が鳴るとパンツを被った道玄坂が拳をあげてすっくと立ち上がっていた。その拳の一撃は何人ものゾンビ化した生徒たちを吹っ飛ばすほどの威力だった。好きな女の子のパンツにはどれだけの潜在能力を引き出すパワーがあるというのかwww

 

 

パンツを掴めずに悔しがる孔雀丸の背後から豪徳寺が現れ、孔雀丸を振り向かせると生徒会長の印のタスキをむしり取った。

そのまま孔雀丸のアゴに強烈なアッパーカットの一撃をお見舞いすると漫画の様に綺麗な弧を描きながら孔雀丸は階下のマットレスに落ちて行った。

そして豪徳寺は階下の道玄坂に向かってタスキを投げる。タスキを受け取った道玄坂は頭のパンツを脱ぐとクルクルと丸めて豪徳寺に投げ返す。

二人はお互いにタスキとパンツを掴んだ拳を相手に向かって突き出し空中で熱いグータッチを交わした。男と男の固い友情が結ばれた瞬間だった。

 

 

□M23.5【そして時は動き出す / 公演オリジナルBGM】

 

夜になって雨が降り始めた。再び校舎の時計に落雷が。

すると不思議な事にその衝撃で止まっていた時計が再び正確に時を刻み始めた。

 

■M24【花唄(Acoustic Version) / TOKIO】

 

朝になり皆が登校して来る。職員室前の廊下には生徒会長道玄坂のポスターが貼られている。そのポスターの脇では豪徳寺と道玄坂が会話している。

豪徳寺「このポスターいいじゃん、よく撮れてるよ」

道玄坂「へへ〜(●´ω`●)ゞ  あ、ねえ、『アレ』持ってる?ちょっとだけ見せてくれないかな?お願い」と手で空中にパンツの形を描く。

豪徳寺はポケットからするりとパンツを出すとチョイと人差し指に引っ掛けて道玄坂にハイどうぞと手渡す。

”うわぁ〜キュピーン顔文字パンツだぁ〜〜”と嬉しそうに手に取り眺める道玄坂。

そこに浅香が現れ笑顔でひょいとパンツを回収してしまう。

そして三人で仲良くダンス。どうやら三人は良い友達になれた様だ。

やがて豪徳寺は軽く手を上げると「それじゃ!」と立ち去った。残された二人はまだ仲良さそうに踊っていたがいつかの様に浅香がさっさと歩き出した後を「待ってよ〜〜あせる」と道玄坂が追いかけながら退場。

 

音楽室では超ベートーベンがピアノを弾き、その周りでは忠治郎がおにぎり君と仲良く1冊の本を見ながら空中に文字を書いて勉強を教えていたり、ヘッドフォン君が雲子ちゃんに腕相撲しようと誘いかけたりしていた。自分から誘ったのだけど雲子ちゃんめちゃくちゃ腕相撲強くてヘッドフォン君、指一本でも勝てず汗

妖怪達との間にも奇妙な友情が築かれていた。

 

しかし別れの時は近づいていた。

 

並んで廊下を歩きながらおにぎり君に勉強を教えていた忠治郎、不意に立ち止まるとそっと背を向けて反対方向に一人歩み去ってしまった。そのまましばらく歩いていたおにぎり君、忠治郎が居ない事に気付いてきょろきょろと姿を探す。

 

音楽室に居るヘッドフォン君と超ベートーベンのところにカッコ付け君達がやって来た。

どうやら因縁の首痛い君とヘッドフォン君を仲直りさせようとして手鏡君が連れて来たようだが素直になれない二人はまだそっぽを向いている。

だが超ベートーベンが指揮棒を振ると二人は激しく抵抗しながらも嫌々固い握手を交わす。これで良し、と手鏡君はパンパンと二人の肩を叩いて「はい、仲直りニコ」と満足げ。

そしてヘッドフォン君が超ベートーベンの方に振り返った時にはもう彼の姿は白紙のキャンバスだった肖像画の中に煙の様に戻って行くところだった。

 

職員室前ではいつもの様に『待ってよ〜〜あせる』と浅香を追って急ぎ足で歩く道玄坂。そんな二人の姿を雲子ちゃんが1階トイレから少し淋しそうに見上げていたがやがて個室に入ると小さくバイバイと手を振ってドアを閉めた。そしてドアはすぐにもう一度開いたが既に雲子ちゃんの姿は消えていて、個室ドアに貼られた女性トイレのマークは白いブラウス+赤いスカートだったのに黄色いワンピースを着たマークに変わっていた。

 

校庭の忠治郎像にも変化があった。銅像はおにぎり君の帽子を被りスニーカーを履いていたのだ。

妖怪達はみんな元の場所に消えてしまった。

 

蒙古斑先生がまた大きなプレゼントの箱を抱えて蝉時雨先生にアタック。だが箱の中身のピンクのワンピース(全面に大きくリアルなセミの柄入り)を見て「セ、セミびっくりえ゛!あせる」とドン引く蝉時雨先生。

でも気を取り直すとふっと微笑んで箱を受け取る。

危険を顧みず身を呈して命がけで忠治郎と闘った蒙古斑先生は蝉時雨先生にとっても気になる男性になっていた様だ。

様子を見守っていた野球部員達は蒙古斑先生をおんぶしてお祝いのRun。蒙古斑先生は背負われたまま喜びの涙を流しながらガッツポーズで退場。

 

学園には平和が戻って来た。嵐を呼んだ転校生の豪徳寺もすっかりと皆に溶け込んでいる。かつてのギラギラしたオーラは消え、憑き物が落ちた様にスッキリと爽やかな様子に変わっている。

争い合った生徒達も皆和解して平穏な空気が流れていた。

 

下校時刻。前から校長先生が来たので生徒達全員「礼!」

校長が皆の前でロッカーを開けるとそこには包帯だらけで頭にもネット包帯を被った孔雀丸が隠れていた。

孔雀丸は土下座してみんなに謝り、おそるおそる盗んだリコーダーを浅香に差し出した。

 

豪徳寺「ねえ浅香ちゃーん、コイツどうすんの〜?」

浅香「んーー?…こうかなビックリマーク」リコーダーを受け取るとニッコリ笑ってそのリコーダーで孔雀丸の頭をポカッと一打ち。痛くて悶絶する孔雀丸。空中にもがき伸ばした手の形は…パー!

桜吹雪が舞う中、そのパーに反応して鞄持ちゲーム突然開始。全員が次々とチョキを出して孔雀丸の前に自分の鞄を置いて行く。あっという間に鞄の山が出来、それを慌ててかき集めると先を歩いて行く皆の後をヒーヒー追いかける孔雀丸。

だけど持ちきれなくて派手に転んで鞄を盛大にぶちまけてしまう。

 

引き返して助けてくれたのは豪徳寺だった。手早く鞄を拾い上げると転んでいる孔雀丸に「ハイ」と優しく手を差し伸べた。

「ぼ…僕を…許してくれるのかびっくり」天使にでも出会った様に豪徳寺を見上げる孔雀丸。

「ほら、早く行こうぜ!ニコ」爽やかな笑顔を見せる豪徳寺。涙を拭う孔雀丸。

桜吹雪を受け止めながら歩く豪徳寺とその後に付いて行く孔雀丸を仲間達が立ち止まって待っていてくれた。

 

 

■M25【明日も(リプライズ) / SHISHAMO】

エンディング。キャスト紹介

キャストの皆さん次々に登場してダンス。役名でなく本人の名前がスクリーンに映し出されました。

 

ここで蝉時雨先生はセミ柄ワンピースに着替えて登場。蒙古斑先生は嬉しさのあまり感動おぉ!

二人の顔が近づいて(実際には1メートル以上離れてましたが)キスまであと数秒…という状況でパッとスポットライトが点いて慌てふためく可愛いシーンもありました。

 

 

スクリーンに「梅棒」の文字が浮かび、梅棒メンバーだけが立ち上がっている背中を見て胸熱。

スタンディングオベーションと鳴り止まない拍手。そしてカーテンコールに何度も応えてくれたキャストの皆様方。

 

素晴らしい舞台をありがとうございました!!面白かった!何度見てもめっちゃ笑ったビックリマーク表現力半端無かった…

ピカイチ大好き過ぎてしばらくピカイチロスから抜けられなかったです。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

そしてキャストの皆様もピカイチロスとよくTwitterでつぶやいておいででした。本当に皆さん仲良しで微笑ましかったです。

DVDに残せない作品なので大好きなピカイチを思い出せる様に拙いながらも書き残してみました。

会えるものならまた豪徳寺くんに会いたいです。