だれでも、一生に一度はサンタクロースに実際に会って、その目を見つめながら子供時代から不思議に思っていた疑問を話してみたい、というささやかな思いを持ったことがあると思います。
また、夜中に現れ光の芸術として知られる自然現象であり、大空一杯に広がる動くカーテン「オーロラ」の、想像を超えるほどの幻想的な光景を経験したいと思っています。
これらの思いを満たせるような、フィンランド 北極圏までのロマンの旅を提案いたしましょう。
ヘルシンキから北方700㎞のポイントから北極圏が始まります。その町の名前はロバニエミ。フライトで1時間ちょっと、または自家用車を乗せて移動できる夜行電車での旅。この2つの選択肢があります。
夜行電車の旅は、夜のため景色は見えませんが、ベッドで横になりながら各駅に停車するたび、人影のほとんどない木造建ての駅建築の可愛らしさを観賞できるなど、北方フィンランドの別世界に見られる不思議さを楽しめます。
ヘルシンキから12時間の夜行電車の旅は、日照時間が短く暗い中での旅です。
明かりは、電車の屋根から電線に接触した際に発する、青白い電気の光があるのみで、
その光によって、運転中は線路に沿って積もった雪が見えるだけ。
寝台車のベッドに横になりながら、田舎町の駅で下車する少ない人をかぞえながら、
静かな空気と木造駅を目の前に、うとうとしながら20程の駅を後にします。
そうして旅行気分を満喫しながら、朝8時にロバニエミの駅に到着します。
ヘルシンキを発った夕方は、気候がプラス5度で15度の温度差がありました。
車は屋根なし車両で運ばれますが、氷点下との温度差がありすぎることでエンジンが凍り付き、発車できない車も多く見かけます。
電車マニアには、たまらないフィンランドのアンティーク・モデルだと思います。
ロバニエミ市の繁華街のデザインショップの窓の前には、
氷に彫刻された椅子とテーブルが置いてありました。
デザインショップで見つけたムーミンのプレートはイッタラ・ブランド。
ラップランドの手芸やトナカイの毛皮が目立ちました。
フライト直行便で10時間程の空飛ぶ旅。時々オーロラが見えるそうです。
オーロラやサンタへの思いを込めながらゆっくり味見してみました。
反射してわかりにくいですが、ポスターの写真はオーロラ。