人口密度の少ない条件もあると思いますが、緑のスペースを取り入れた都市計画として、例えば、いくら自分の土地内でも建物が大きすぎて十分な緑のない家の建て方は国が許可しません。
木造建とコンクリート建のマンションに住む人達の健康について調査結果を読んだことがありました。落ち着きさ、健康さ、精神的不安減少、暖感など自然の木に囲まれた家では、コンクリートの建築と比べて精神状態がはっきりとポジティブな状態で定着すると断言しておりました。自然に囲まれた北欧の生活環境でも木を愛し、木の素材を生活環境に取り入れていれたインテリアは日常生活に溶け込んでいます。


夏の木の家は、白樺の森に囲まれ湖畔に建てます。木に囲まれた自然の中で自然な木の家で暮らす夏の時間は、とても大切な時間なのです。街中での忙しい仕事へ戻る前に十分に自然のパワーを蓄えるのです。そして家は湖畔から20Mほど離れた奥に建てる法律があります。湖から家の建物が木で覆われ外から見えなくするためです。ここに、富んだ自然環境内にありながら、自然を尊重するフィンランドの心を見つけます。

夏の家では、薪は電気の代わりのエネルギーとして重宝されています。電気での料理方、そして電気ストーブサウナの肌で受け取る熱さは、薪と比べ大きな相違があります。木には自然の匂いがあり、燻製料理にうまみ味を作りだします。サウナもほんのりとした熱さで汗をかき、電気でのストーブで汗をかく感じとは違った経験ができます。暖炉の薪の炎の動きは、何時間見つめていても飽きません。
薪であぶり上げる鮭は、フィレに海塩をまぶし料理します。その味は純自然なのです。さらに積み上げた薪は、室内でも屋外でもインテリアの壁としてスペースデザインとしても使えます。さらに薪割りは、良い運動にもなります。

白樺の皮で編んだ洒落たバードネスト。

木の小さめな異なったフォルムの照明。


木目画付いた木のテーブルと木のイス。イスのクッションは柔らかな布に見えますが、完璧に磨き上げられた木が素材です。優秀な木工技術であります。