フィンランドデザイン危機に突入? | すまいのレシピ【すまレピ】 フィンランド便り

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私の初めのフィンランドデザインとの接触は、シンプルなオレンジ・ジュースビン。モスクワから電車旅行でフィンランドの国境に着いた時、駅のカフェで飲んだオレンジジュースのビン。何も飾りもなく、ごく機能性に徹底した普通のビンに感じたが、そのビンからなぜかフィンランドの居心地よさを感じとった事を思いだします。後になってから、このビンは巨匠タピオ・ビルカラのデザインと知りました。

そしてヘルシンキへ着くと日照時間の短い真冬の2月、午後3時頃でしたが、すでに暗くなり始め、一軒家の窓から穏やかな光がマリメッコのウニッキのカーテンを照らし通し心を暖にしてくれました。斬新なモダンなデザインでもありフィンランドのイメージを居心地良く感じさせてくれました。フィンランドの初印象は、フィンランドデザインに印象付けらた訳でありました。

そして、イッタラのガラスデザイン、アラビアの陶器などフィンランドのデザインの味に触れ、また静かな緑に囲まれた環境建築デザイン印象にづけられました。

食材の色が引きたつ白の陶器に魅了を感じました。アラビアの陶器の70%は白で、フォルムのデザインに集中しています。

フィンランドデザイン危機に突入?

フィンランドデザイン危機に突入?

この45年前の初印象から、時代は変わり、今では、フィンランド政治は、福祉国家から経済発展主流のグローバル化への道を1994年のEU加盟から歩みだし、今では、毎日の新聞記事は、どのヨーロッパの国々での出来事が、あたかも繰り返されています。経済発展を重要視し、福祉国家のシンボルからかけ離れ始めました。社員の首切り、福祉メリットの切り下などのニュースが日常茶判事の話のタネになりました。

フィンランド陶器アラビア(イッタラ)の生産工場がヘルシンキから中国へ移されるニュースが入りました。

フィンランドの誇るデザイン精神はグローバルへ進み、昔のフィンランドの穏やかさは、消えてしまうのでしょうか。

イッタラとアラビアは2007年に自国のフィスカース企業に、買い取られ、フィンランドデザイン思想も確実に企業を優先したグローバル国家の仲間入りをしました。

デザイン教育法も、2010年にデザイン大学、経済大学、工科大学が2010年に融合しアールト大学として、より効果的なマーケティング教育を実現化させました。。スケッチやデッサンの授業を無くし、ディジカル化の教育法へ完全変更致しました。




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