既に、かなりの議論がし尽くしている感がありますが、まずは、ニッポン放送をめぐる ほりえもん vs フジテレビ のお話から書いてみたいと思います。
今回の件は、よくも悪くも、日本にM&Aというものを身近に感じさせる機会になりました。プロ野球参入計画からの一連の流れは、ライブドアという会社の知名度を一気に押し上げ、そういう意味で、企業価値の拡大に大きく成功したと言えるでしょう。
個人的には、今回の件に関しては、ほりえもんを応援しております。
法的な側面に関しては、TOBの基本的な考え方と現行ルールの間隙をぬってのディールという点では、フジテレビの対応は後だしじゃんけんではないかと思っています。(本来なら、資本構成の是正に関して、もっと、早く対応すべきだったという意味で・・・。)
今回一番に感じたのは、株式関係に関する報道する側の人材不足です。(もっとも、それは、今回は自分の得意分野なのでそう思うのであって、すべてのことに関して言えるのかもしれません。)
メディアが「公器」というのであれば、もう少し、正確に問題を把握できる人材を社内に抱えているべきじゃないのでしょか。アナウンサーもバラエティ系への力は入れさせるけれども、それに比較すると知識系の部分は薄いんだと思います。
でも、それが悪い!といってる訳ではなく、それなら、やっぱり、視聴者参加型に持っていった方がいいんじゃないでしょうか・・・。
ライブドアはいろいろ批判はありますが、実際に自社運営ポータルサイトで社長が映像配信し、それに対するコメントが同じ画面上で打ち込めるような形になっています。映像配信も、何かトピックスがあった場合に即収録配信する形をとっているので、臨場感がたっぷりです。
M&Aの実績ということで言えば、公開直後以来、4年くらいの期間、試行錯誤しながら小規模M&Aを繰り返す中で、恐らくノウハウを蓄積し、最後に大きく動いたライブドア証券で、かなり、成功していると自分としては見ています。(詳細は別途投稿します。)
なので、ニッポン放送、ひいてはフジテレビとの連携に関してもそれなりの結果は出すのではないでしょうか?
あまり、ネット上などでは出てこない話ですが、先日、たまたまテレビで例の外国人記者クラブでの記者会見の際の映像が流れていましたが、ほりえもんは「メディアとは5年くらい話をしてきて、できれば友好的に進めていきたい気持ちはやまやまだけど、あまりにも動きが遅すぎるので、多少強引なやり方もしていくことも必要なのかなと思っている」という主旨の発言をしていました。
報道されるのは、最後の「強引に・・・」って部分だけだったと思うんですが、それを聞いて、自分は「なるほどな」と思いました。
言動自体はあまり、好ましくない感じもしますが、やろうとしていることは、そんなに間違いないし、何より変化をもたらそうとする姿勢を評価したいと考えています。
敵対的買収の法的闘争の中で、「企業価値の増大を可能にするかどうか」という視点が米国では中心となるという論点が新たに提示されました。ほんとにそうなのか、調べてみたいとは思いますが、その点から言っても、フジテレビよりもライブドアの方が可能性があると思います。
広告を引き上げるとか、フジサンケイグループとの関係を一切たつとか、そういう脅しをかけていますが、それこそ、独禁法に絡んだ問題というものが発生するのではないでしょうか・・・。
そういう脅しって、公器であるメディアがやっていいんでしょうかね。
不思議です。