*

 大陸には三月ごと、年に四度の大祭がある。


 雪解けに伸びる麦の芽を祝う、|収穫祈願の春祭り(インボルグ)。
 恵みの雨を願う、|夏の花祭り(ベルテヌ)。
 恋人たちが主役となる、|秋の収穫祭(ルーナサ)。


 そして、最後は一年でもっとも呪われた夜。
 この世と異界がつながり、この世に恐怖が流れ込むと恐れられる|冬の死神(サムハイン)である。


 シージペリラスの消滅をインボルグに公表したのは、冬が終わり春が始まる吉日だからである。

 サムハインが一年で最も呪われた日ならば、インボルグは一年で最も清浄な日だ。
 この日に生を受けたものはかつての聖人や偉人が転生であり、異能の力を秘めている。


 そう、魔術都市メティスは信じている。

 胎児のうちから母親の口を借り、政務の指示を行って族長をつとめた例もある。
 現在は4才の少女であり、名実とともに一族の長となった。
 切れ者と評判の外交官を、言葉ひとつであしらったことは詩人の題材ともなっている。


 では、同じくインボルグに産まれた少女。

 金の髪と青の瞳をもつサフィリア・フェルナンディは、何者だろうか。
 10才にして【書を守る者】の地位につき、役目を果たしている。


 幼い少女にも関わらず魔術師に通じ、賢者をも唸らせる知恵者でもある。

 きっと、誰かの転生に違いないと人々はうわさする。


 過去の歴史を紐解き、偉人の名を上げるもの。
 人を超越した存在である、竜や神々だと主張するもの。
 自国に保管される肖像画から、わが国の過去の王族に相違ない、と断言するもの。

 真実を知る者はいない。


 【書を守る者】でさえ、知ることのできない真実は多い。

        *

「平和の時代が訪れる」


 サフィリアはひとり呟いた。
 大理石で作られた塔の中で、小さな声は闇に吸い込まれるように消えていった。


 明かりと言えば、魔術で作られた青白い光だけであった。
 ただでさえ太陽の下に出ることはなく、肌は雪のように白い。
 魔術の青白い光をあびていると、少女は幻想的で、今にも闇に書き消えそうに見えた。


 ここはあらゆる書物を収集する【記録の塔】である。


 壁のすべてに書が詰め込まれ、新たな記録が追加されてゆく。
 【書を守る者】の使命は、塔の内にある記録を管理することにあった。


 サフィリアは書棚に向かって、杖を掲げる。
 杖の先端に灯る光はさらに大きくなり、びっしりと並んだ書物の背表紙を照らし出した。
 それでもなお、広大な塔のすべてを照らすにはまるで足りない。端が見えぬ回廊が闇の向こうへと消えてゆく。


 杖の先で書棚をたたくと、一冊の本が飛び出してサフィリアの手の内に降りてきた。
 本を開くと、ここ数年の戦いの記録が淡々とつづられていた。
 一連の年表を記憶すると、サフィリアは本を閉じた。


 杖を動かし浮遊の魔術を使って、書棚に戻す。


「戦乱の時代が終わり、平和の時代が訪れる」


 それは夜の後に朝が、冬の後に春が来るように当たり前のことだ。
 夜も冬も、そして戦乱も永劫に続いた歴史はない。

 次の書に向かって歩きながら、サフィリアは考えをまとめる。


 戦火が収まりつつあるのは確かである。

 正確にいうと、燃やし尽くしたというべきだろう。
 草原の国ダリムは、森の王国レイザークに侵攻を繰り返した。


 6年にもわたった戦いの結果は、ダリムの一方的な敗退であった。
 国境線も戦場もほとんど変化がなく、同盟国も兵を引き上げている。


 草原を駆ける騎馬兵が森に潜む歩兵を倒そうというのだ。
 もとより、まともな戦術眼を持つものが繰り返す方法ではない。

 そもそも、戦の大義が「シージペリラスを産んだ王国の責任を問う」であった。
 
 冥府返しの完了を宣言したことは、戦の大義そのものを消滅させてしまったのだ。
 この上で大義のない侵攻を繰り返しては、周辺諸国がダリムを攻める口実を得ることになる。

 アリウスの言葉通りに、平和の時代が訪れるだろう。
 しかし、一体どれだけの長さ続くというのか。


 サフィリアは足を止めると、杖を掲げて次の本を探した。
 重要な書物は、たとえ真の闇の中でも見つけられる。


 優れた記憶力で、書のすべてを把握する。それが、書を守る者に求められる能力である。

 次なる書物を浮遊の魔術を使って手に収める。


 ページを開かずとも、書かれた文字は暗唱できる。この6年間に行われたメティスの軍備が記録されている。

 城壁の補強は完了し、騎士団と魔術師団の再編成も順調である。


 魔術師団を束ねるのが、ラスティー・クルス。


 そして、【固定兵器】として、メティスに配備された2名の魔術師の育成も計画の順調とある。


 一陣の風(リヴァーウィンド)のサフィリア・フェルナンディ。
 報復者(アヴェンジャー)のガリウス・グラムファーレ。


 メティスへ侵攻するものは剣と杖の力で、ことごとく命を奪われることだろう。

 アリウスは孫であるガリウスを、本日付けで騎士団長へと就任させた。


 ガリウス・グラムファーレは14歳。


 将帥となるには早すぎるかもしれないが、初陣を飾るには十分な年齢となっている。
 戦乱が収束すると、食い扶持を失った傭兵が、盗賊になることが多い。


 これは、戦闘訓練としては理想的な相手といえるだろう。

 シージペリラスの予言を公表したのがアリウスであり、消滅を宣言したのもアリウスである。


 戦乱の一連の流れがアリウスの手の内であった。

 城壁の整備や軍の再編成は、軍備の統制が乱れ他国につけいれられる隙を生む。
 レイザークへと世界の敵意を向ければ、シージペリラスの存在を宣言したメティスが攻撃されることはない。


 他国へ戦を扇動しておきながら、自らは派兵することなく、戦力を温存し蓄えるだけにとどまった。
 今回の戦で一番利益を得たのはメティスであろう。


 そして、平和を口にしながら、アリウスは今も軍備を整え続けている。


 これは【終戦】ではなく【停戦】なのだ。


 計画を何よりも重んじるアリウスのことだ。
 次なる戦乱の予定表も、すでに完成しているのだろう。

 シージペリラスを原因に戦端を開いた時と同じように、自分に都合よく平和を終わらせる方法も、長老の頭の内には存在するに違いない。

エクスカリバーは、ロングソード

では、このロングって何?


騎士の時代も晩年になると、どんどんと重装備になっていきました。


高い防御力を持つ敵からHPを奪おうと思ったら、攻撃力を上げる必要があるわけです。

つまり、鎧の分厚さに伴い、騎士の持つ剣も長く、太くなっていったわけですね。


ロングソード=長剣。

ブロードソード=刃の広い剣。


ですが、時代によって長さも幅もぜんぜん違っていました。

昔のブロードソードが、現在の普通のロングソード。

現在のブロードソードは、鎧を叩くメイスもどきの肉厚。


そんなことが当たり前でした。


あくまで、その時代の中での基準に過ぎません。


RPGなどで、過去の英雄なんたらが使っていた伝説の業物。

すごい剣だぜ。みたいな説明文があります。


ですが、あんまり昔過ぎると当時の防御力に勝てない武装になっちゃう事も。

英雄装備を模倣すると、武器の長さで先制攻撃されたり、集団戦法には不向きだったりと、周囲から浮きまくるかもしれませんね。


さて、エクスカリバーの形状と、長さから、当時の【ロング】の定義を推し量ると、色々発見がありそうです。


フォロワー56000のツイッターアカウント。


1ツイートで40PV獲得が可能と前回は結論付けました。







歴史・ファンタジー研究所




更新1回+ツイッター宣伝11回


ツイッター宣伝時間は


 7時台

 8時台

11時台

12時台

16時台

17時台

18時台

19時台

20時台

20時台(更新宣伝)

21時台

23時台


となっています。


ツイッター12回

更新 1回


40X13=520 PV


今回もだいたい合っているように思います。

ただし、これは平均のみ。


ツイートしていない時間帯は、ガクンとアクセスが落ちていることがわかりました。

更新+ツイートの20時代は、アクセスがアップ。

ただし、3X40=120


と、まではいきませんでした。

ツイッター以外の訪問者、更新から来る訪問者を加味すれば、実際のツイッター効果は

40以下といったところでしょうか。

しかし、20以上は確実に、平均すれば30程度は見込めるように見えます。


次回はもっとサンプルを増やして、解析してみたいと思います。

実験に付き合ってくださる方は、メッセください。





歴史・ファンタジー研究所


9/9 更新 1回 ツイッター宣伝  13回


 12回の宣伝+更新による宣伝1回が内訳です。


 
9/8 更新 30回 ツイッター宣伝 40回


 10回の宣伝+更新の宣伝30回が内訳です。


9/7 更新 20回 ツイッター宣伝 25回


 5回の宣伝+更新の宣伝20回。


9/6 更新5回。 ツイッター宣伝5回


 更新の宣伝5回が内訳です。


††††††††††


 ツイッターの宣伝でPV40獲得程度。

 更新によるPV40程度。

 と仮定します。



9/9

12X40+40=520 PV


9/8

30X40+40X40=2800 PV


9/7

20X40+25X40=1800 PV


誤差はあるものの、だいたいあっているように見えます。


とりあえずの結論。


更新のみ          40PV

ツイッター宣伝のみ    40PV

更新+ツイッター宣伝   80PV


*1ツイートが、1更新に匹敵する効果が期待できる


サンプルが少ないですが、現状の結論とさせていただきます。


サンプルがたくさんできたら、また分析したいと思います。

イギリスのおもちゃ屋には、アーサー王のエクスカリバーが売っている


(もちろん模造刀)


この形状は、神学的、歴史的に議論が出尽くした後にようやく現在の形になったという。


イギリス人はおもちゃにも、手抜き無しの確かな裏づけを求める。



形状を決める上で重要視されたのは


①剣である。


 当たり前に見えてそうではない。

 最後にモルドレッドを倒した武器が槍である。

 別名カラドボルグ(硬い雷)と呼ばれた事もあり、ゲイボルグと同一視される場合がある。

 そもそも、この時代の主力武器は槍である。


 1000年代のアーサー王伝説で主に剣となり、トマスマロリー(1400年代)の作品で確定した。

 しかし、異論を唱えるものも多い。


②刀身が細くて長い


 王の石に刺さっていて、抜けなかったのだから長い。

 長くないと、石から剣を抜くとき劇的ではない。

 太い剣のような無骨な剣ではない。美しい剣なのだ。

 アーサーは騎兵なのだ。当時主流の短い剣ではなかろう。


 西暦500年には、ローマ人の戦法であるファランクスの応用が主といわれていた。

 そのため、長い剣だととなりの仲間に当たる。短い剣が重宝された。


③十字架を連想させる形状


 キリストの十字剣。イエス・キリストの再来であり、代行者にふさわしい剣。

 つまり、柄が横にながーい事。

 爪が出ていたり、ごつかったり、グロかったりしちゃダメ!



なーんか、実用性よりも見た目とか格好良さばっかりが優先されているような・・・・。

キリスト教の伝道者が多用し、劇の出し物として頭角を現したのがアーサー王。


反論を唱える歴史家があとをたたないのも分かりますね。



歴史・ファンタジー研究所


 おもちゃの画像はなかったので、映画で代用。

 大体こんな感じでした。