- イル・ポスティーノ
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何故なら一番好きな映画だから。
言葉に出来ないくらい好き。
何度目になるか分からないけど、
久しぶりにこの映画を観た。
何度観ても素晴らしい。
言えるのはそれだけ。
感覚的なことってなかなか言葉に出来ない。
それを言葉に出来たら作家になれただろう。
ハリウッド的な大きな仕掛けも、
最後にどんでん返しもない。
ただ、イタリアの美しい風景やのどかさ、
郵便配達人と詩人の出会いと別れ、
そしてその後を淡々と描いている。
主人公の純粋さ清らかさ、一途な思い、
俺が失ってしまったものを思い出させてくれる。
そして主役のマッシモ・トロイージが、
映画のクランクアップからわずか12時間後に他界してしまった。
心臓を患っていたようだ。
映画の中でも顔色が悪く見えたのはそのせいだろうか?
また、詩人のパブロ・ネルーダ役の
フィリップ・ノワレ(ニューシネマパラダイスの映写技師アルフレード役)も
昨年、他界した。
この映画のメインの二人が亡くなってしまったことは
非常に残念だ。
俺が生きている間に
この映画を超えるものが出てくるのだろうか?