中国の個人投資家らはこれまで、アジア随 一の富豪、李嘉誠氏や
中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁が発した
バブルの 警告に耳を貸さなかったが、
23日のグリーンスパン前米連邦準備制度理事会 (FRB)議長の指摘も、
いともあっさりと片付けてしまったようだ。
グリーンスパン前議長は中国株の上昇は
持続不可能なものだと指摘した上 で、
市場はいずれ「劇的な収縮」に見舞われるだろうと述べた。
にもかかわらず、 24日の中国株式市場のCSI300指数の下げ幅は
0.5%ポイント未満に収まっ た。同指数は今年に入り92%急騰。
昨年は倍以上に押し上げられていた。
昨年、上海のコンサルタント会社を辞めて個人投資家としての業務に
フル タイムを費やすようになったワン・キング氏(36)は、
「こういう発言は煮え 湯に氷片を投げ入れるようなもので、
まったく熱を冷ます効果はない」と一蹴。
「投資マニアの勢いは衰えない」と語った。
中国株式市場の急騰は記録的な数の投資家を引き寄せ、
株価は世界の主要 市場のなかで最も割高になっている。
証券会社の口座数は今年、9900万を突破。
1日当たり30万以上の口座が新設されている計算になる。
国内メディアによる と、学生や年金生活者、家政婦も
貯蓄や生活費を削ってまで投資に熱をあげてい る。
上海の陸家嘴金融貿易区にある証券会社では、
近所のレストランの調理師 が15人ほど集まり、株価をチェックしている。
このなかのハン・ミン氏(28) は、
「今の時代、働くよりも株式投資の方が簡単にお金を稼げる」と語る。
「リ スクはある。だけど麻雀と同じだし、気にしてはいない」と述べた。
退職教師のウー・ルイリン氏(68)は、
「中国市場はまだ、国際的な慣行 とは歩みを共にしていない。
だからグリースパン発言はさほど気にならない」と 語った。
(Bloomberg.co.jpより)グリーンスパン発言は無視ですか。
っていうか、しっ、しらないんだよね?
彼のこと。それならいいです。
余計なお世話ですが、
リスク管理をちゃんとやってるんだろうか?
いやぁ、これってお国柄ですかねぇ。
日本人だったら間違いなく、きょどっちゃうね。
狼狽売りの嵐。
もう怖いもの知らずの域を超えてるよ。
麻雀のリスクと一緒にしちゃって、チョーお茶目。
でもその肝の据わりよう、ちょっとは見習おうかな。