3/30 Music for a comfortable day | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。


成長


今日の朝の通勤ミュージックは、小山卓治の「Growth(成長)」。

このCDもう廃盤だろうなぁ。

リリースは1991年。もう16年も前かぁ。


たしかこのCDからプロデューサーが当時の浜田省吾と同じ須藤晃が担当。

1曲だけ浜田省吾がコーラスで参加していたりする。

彼がプロデュースすることにより、サウンド面でかなり安定感が出た気がする。

良い仕上がりになってる。小山卓治のアルバムの中は一番素晴らしい

アルバムなんじゃないだろうか。


ただ、彼の持ち味である”言葉”は健在。

オブラートに包んだり、きれいな言葉で言い換えたりせずに、

裸のままの言葉。ストレートで荒々しく、ざらついた感じがする。

男臭い、泥臭いとも言える。


優しさなんてクソ食らえ。

同情なんて欲しくない

いつでも上手く立ち回れ

自分の立場を優位に持ち込め!!


彼の歌には男同士の友情や絆の歌も多い。


でも世間のニーズはそういう歌じゃなかった。


今はいろんな形で音楽を発信できるから

メジャーのレコード会社こだわる必要もない。

小山卓治だけじゃなく

井口一彦も鈴木祥子も石田ショーキチも

メジャーのレコード会社に縛られることなく、

自分の好きなようにやってる。



そういう時代なんだ。

アーティストが自らライブをブッキングしたり、

過去に出した曲の版権について交渉したり・・・

そしてファンクラブなんてなくても、

ネットで彼らの生の情報を手に入れることが出来る。

多少のリスクはあるにしても・・・



アーティストにとってもそれを受け止める側にとっても

コミュニケーションをとる手段の多様化が、

いい方向に向かっていると信じたい。