今日の朝の通勤ミュージックは、小山卓治の「Growth(成長)」。
このCDもう廃盤だろうなぁ。
リリースは1991年。もう16年も前かぁ。
たしかこのCDからプロデューサーが当時の浜田省吾と同じ須藤晃が担当。
1曲だけ浜田省吾がコーラスで参加していたりする。
彼がプロデュースすることにより、サウンド面でかなり安定感が出た気がする。
良い仕上がりになってる。小山卓治のアルバムの中は一番素晴らしい
アルバムなんじゃないだろうか。
ただ、彼の持ち味である”言葉”は健在。
オブラートに包んだり、きれいな言葉で言い換えたりせずに、
裸のままの言葉。ストレートで荒々しく、ざらついた感じがする。
男臭い、泥臭いとも言える。
優しさなんてクソ食らえ。
同情なんて欲しくない
いつでも上手く立ち回れ
自分の立場を優位に持ち込め!!
彼の歌には男同士の友情や絆の歌も多い。
でも世間のニーズはそういう歌じゃなかった。
今はいろんな形で音楽を発信できるから
メジャーのレコード会社こだわる必要もない。
小山卓治だけじゃなく
井口一彦も鈴木祥子も石田ショーキチも
メジャーのレコード会社に縛られることなく、
自分の好きなようにやってる。
そういう時代なんだ。
アーティストが自らライブをブッキングしたり、
過去に出した曲の版権について交渉したり・・・
そしてファンクラブなんてなくても、
ネットで彼らの生の情報を手に入れることが出来る。
多少のリスクはあるにしても・・・
アーティストにとってもそれを受け止める側にとっても
コミュニケーションをとる手段の多様化が、
いい方向に向かっていると信じたい。