「好きだ、」 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

好きだ、/宮崎あおい
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宮崎あおい関連でもう一つ。


この映画を観たかった一番の理由は宮崎あおいじゃない。

石川寛監督の作品だったから。


彼の作品「tokyo.sora」がもの凄く大好き。

tokyo.sora
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東京に住む6人の女の子の話。

この映画の中での井川遥は良かった。

彼女に対してあんまりいいイメージなかったんだけど、

いい演技してました。これで女優としての地位を築いたんじゃないかな。


そんな映画を撮った監督が今度はどんな映画を撮るか、

凄く楽しみだった。


とりあえず凄くセリフが少ない。

無言というか間っていうのか、沈黙のシーンが多かった気がする。

言葉では伝えられない何か、それを表現していたんじゃないかな。


高校時代の宮崎あおいと瑛太、17年後を演じた永作博美と西島秀俊。

高校時代の二人の純粋さみたいのがやけに瑞々しかった。今の高校生はどうなのかなぁ。

世間的にあんまりいいイメージがないけど、

きっと俺たちが高校生だったときとあんまり変わらないんだろうな。

観てるっこっちが焦れったくなっちゃう、そんな感じが良かったな。


そして17年後。

永作博美の演技ってなんか力強さを感じる。

力みがあるとかじゃない。

彼女の生きる力みたいなのが出てるのかな。

すっかり立派な女優さんになったなぁ。

とても元ribbonのメンバーでアイドルだったとは思えない。


西島秀俊については何も言うことはないでしょう。

彼が出演した「2/デュオ」は凄かったな。

台本がなくて設定だけであとは全て役者のアドリブ。

それだけに凄くリアリティがあった。


17年経って初めて言うことが出来た「好きだ、」という言葉。

「好きだ。」じゃなくて「好きだ、」っていうところが

この映画で重要な部分って気がする。


そこから二人が始まっていく・・・


17年というながーい時間がなかったかのように・・・