「ただ、君を愛してる」 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

ただ、君を愛してる スタンダード・エディション/玉木宏
¥3,192
Amazon.co.jp


昨年、やたらと「宮崎あおい」の映画を見た気がする。

・エリ・エリ・レマ・サバクタニ

・好きだ、

・初恋

・ギミー・ヘブン

・海でのはなし


そして「ただ、君を愛してる」。


これは市川拓司(いま、会いに行きますの原作者)の「恋愛写真-もう一つの物語」を映画化したもの。


映画化が決まった当初のタイトルは「この天国の森で君を想う」だったと思う。

その後、大塚愛が歌う主題歌のサビの部分「ただ、君を愛してる」が正式なタイトルとなった。


原作は映画化が発表される前に読んでいた。

広末涼子が主演していた「恋愛寫真」がベースとなっている。


大枠は「恋愛寫真」と同じだけど、ディテールが結構違う。

どっちとも好きだけど、終わり方は「もう一つの物語」のほうがいいかな。



原作を読んだ時、思いっきり泣いた。

本を読んで泣くことはあまりないんだけど、

この本にはやられた。


「スキナヒトガ、スキナヒトヲ、スキニナリタイ」


・・・号泣しょぼん



宮崎あおいがいかにも女の子っぽい役を演じるのは違和感があった。(とくにNANA)

あんまり笑わないとかちょっとすねた感じ、そういう役が似合うと思ってた。

でもこの映画では女の子っぽさが良いかたちで静流という役にマッチしていた。

カワイク撮れてたと思う。


ストーリーは敢えて書きません。


映画のラストで大人の女性と変貌していた静流(宮崎あおい)を観て、

涙をこらえきれなくなった。ほんとに美しかった。


好きな人のために自分の命をも投げ出す。

それほどまでに人を好きになる。

そういうのってきっとある。



『生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋』


そういう恋もある。