ネクロマンサーHザ.BAD END | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

18歳の岡山出身のアイドルの桜井雅
らは岡崎性欲やコムロ・アイ(アーティスト)らと共に
飛行機に乗ってたら墜落死寸前に
大阪梅田地下そっくりのダンジョンに転生していた。
そのダンジョンは ハーシェル…いわば特殊能力を持つゾンビ達が うじゃうじゃいるダンジョンだった。



ダンジョンに転移した人間は100人弱とされていた。

地球人100人 スペシャルゲストとして岡山県常山の心霊スポットの邪悪霊の鶴姫(舞)や異世界ソマリアの国の魔女メルル、安土桃山時代からは石川五右衛門などが そのダンジョンに転移することとなった。


転移してきたものは 超人スキルが身につき

それこそハーシェルらと互角以上に戦える者たちばかりであった。

だが あくまで 互角以上……

ハーシェルの群れに囲まれたら 特殊能力を持つ100人といえども ひとたまりもなかった。

噛まれたら感染して同じハーシェルになってしまうようだった。



ネクロマンサーハンスとその弟のジェイが この計画を 実行した黒幕&最強の異世界人として恐れられた。


なぜネクロマンサーハンスが この恐ろしい計画を実行したかというと

ネクロマンサーハンスの住む世界が 将来

魔女メルルの邪悪覚醒により 滅ぶ未来が預言者タコスンにより予告されてたのを外すためだった。

しかし それ以上に 龍神リューイに 世界のツワモノをダンジョンに集めて今回のデスゲームをするように命令されたのが一番の原因であった。

さもなくば 龍神リューイは コズミックファンタジアの世界を滅ぼすとハンスに脅迫してきたのである。

リューイは 12時間以上ハーシェルだらけのダンジョンで生き残れたもののみ 自由にして良いとハンスに命令したのである。

だが ハンスは 本来なら邪悪な魔女となるメルルを仲間にして 邪悪龍リューイを このイベントの後に打ち倒しに行く計画を密かに立てていた


メルルはトゥルーサタンにより はるか昔 みそめられた伝説の魔女だった。

(トゥルーサタンが 世界を滅ぼすために作った

人形〜 それに トゥルーサタンが息を吹き込んだ物体=魔女メルヴィンだったのである)


 多くの国を滅ぼしたメルル(魔女メルヴィンと当時は言われていた)魔女メルヴィンが滅ぼした

代表的な国としては 魔法を一切使わない

「漢気の王国」だ。

魔法を使うメルヴィン一族と肉弾戦一方の漢気の王国のバトルは三日三晩続いた。

しかしメルルは

その国の漢の中の漢に道連れ自爆により倒された……

いや 

正確に言えば 

漢気の王国 最後の漢に

倒される寸前に恐ろしい後遺症が現れるのを覚悟して異世界へワープした 。(死から免れるための禁断の魔法)




その後遺症は 自らを赤ちゃん化させるものであった。

赤ちゃん化=その邪悪な記憶を無くしてしまったようだ。(もちろんいつの日か 邪悪な魔女であった記憶は覚醒するようだが)

ソマリアの国で ラファエリとテリーに育てられたのであった。


そんなメルルは赤ちゃんから16歳まで父と母に育てられていたが 理不尽なことから

処刑されることになった。

正確には処刑する寸前に ハーシェルダンジョンに

ネクロマンサーハンスの召喚魔法により

召喚させられたのである。



「あれ?私 火炙りにあってたのでは?

生きてる?

しかし

なんなの 

死人が 人間達とバトルしてる

どうなってるの??」


メルルは単体で梅田地下ダンジョン風なとこを

ハーシェルを退治しつつ歩いていた。


単体ハーシェルばかりにしか遭遇しなかったメルルだが 45分以上歩き回っていた時に

ついにハーシェルの群れに遭遇してしまった!


「こ、こんな死人の群れが……このダンジョンにいるなんて!

しかも あれ?!

死人に何人か囲まれてる

助けなきゃ!」

メルルは ハーシェル達に囲まれてる雅達の元に急いだ


ハーシェルらに 雅や岡崎、アイは 挑んでいたが

苦戦しまくっていた。


いかにも悪役と思われる 野蛮な女(田中幸子)と合流はしていたが それでも雅達は苦戦していた。


「みんなーー

大丈夫ー!?」

メルルは ハーシェルの群れを 雷や火の玉の魔法で

蹴散らす。


「魔女っ子?」田中幸子は 彼女をみてそう言った。

一緒にいた 岡崎性欲やコムロ・アイや雅は

軽く魔女メルルにハーシェルと戦いながら会釈した。



「このダンジョンに転移して 約1時間経ったけど

ここまで たくさんのハーシェルに囲まれて

皆さん 大変でしょうに。 私に任せて!!

ファイヤーウォーーーーーーール」


メルルの炎の壁のような魔法で 恐ろしい数のハーシェルらは 一瞬で灰になった。


「魔女っ子? あんたすげえなあ。

あたいらを そのすげー魔法で守ってよ

ずーっとね 」野蛮な悪役風な田中幸子という女は

メルルの肩に手をやり 嫌とは言わせないような睨みを聞かせて言った。


「本来なら 私ってソマリアの国では 負のオーラの塊だったし私といると 不幸に見舞われるという立場にいたんです。

なので 私が あなた方と行動を共にすると

呪われるかも……」


魔女メルルは あまりに強大な魔力の持ち主として異世界ソマリアでは 呪いの魔女として恐れられていたので 誰かと つるむのは苦手としていたようだ。


「頼むわーっ そんなんどーでもええけん」と田中幸子は言った。


メルルは 後ろの方でコムロアイと岡崎性欲が 具合悪そうにしてる雅に目をやった。

田中幸子は 具合悪そうな桜井雅のことなんか 見て見ぬふりをして 魔女メルルを強引に仲間にしようと ぶつくさぶつくさメルルに交渉を持ちかけていたようだ。


「あなた 噛まれたのね……どこか 休めるところに行きましょう。 田中幸子さんとやら

仲間のことを少しは気遣ってください。

しばし ハーシェルに噛まれてる

雅さんとやらが 回復するまでは 仲間になりますんで」


岡崎性欲がハーシェルに噛まれて感染しそうな雅を おぶった。

アイは ハーシェルらから雅を守るため単発で襲ってくるハーシェルを格闘術で対応してる。

一方で田中幸子は 魔女メルルの後ろに隠れて

自分は何もせず …と言った感じだ。

「田中幸子さん

あなたも戦いなさいよ。 銃持ってるよね?」

とアイは田中幸子に言った。

「うるせーよ! せっかく魔女さんを仲間にしてんだから うだうだ言うんじゃねー

ここは あたいらは体力温存といこうぜ」と田中幸子は言った。


「喧嘩しないでよ 仲間なんでしょ。

私の魔力が持つ限り 私に任せてください。

あなた方は雅さんの感染がこれ以上広がらないよう

雅さんをしっかりみていてね」

そう言いつつ 時に襲いかかってくるハーシェルを魔法で 打ち倒すメルルがいた。


何やら頑丈そうな建物を発見したメルル。

しかし その建物の前にはハーシェルらが 群がっていた。


「やばいわ〜 私 あなた方を守るため魔法を使いすぎたわ。 あんな数相手にできないよ」

ハーシェルらを一層できる全体魔法を唱えようとしたメルル。

しかし予想以上にMPを消費していて 杖から魔法が出なかったのに 焦っていたようだ。


「 やい 幸子ーーっ あんたのせいやからね〜!

メルルに無理ばかりさせやがってーー」とアイは幸子に怒鳴った。


「あたいだって みんなのために頑張らせろ!

以前は 確かに悪人だった

でも あたいは変わろうとしてるから

今 ここで みんなといるんじゃい!

それを証明してみせるー!」


ボム! ボム! ドーーーン!


なんと 田中幸子が隠し持っていた煙幕弾により

そこらじゅうが煙に包まれた。

視覚を奪われて 動きが止まっているハーシェルらの隙をついて 田中幸子やメルルは建物の中に入れた。


「ふぅ〜危なかった〜」と田中幸子は言った。

「助かりました ありがとう。」

メルルは やる時には やる 田中幸子の行動を見て

少し彼女を見直したようだ。」


魔女メルルらは すぐに建物の中のベッドを見つけた。

そこでハーシェル感染を治す奇跡の魔法を試す

メルル……

だが 雅の状態異常は治らない


「ごめんなさい 私の魔力が足りないために

この子……助けられないかも」

ヒーリング魔法を使いつつ あまり効果がないようなので涙目になるメルル。


田中幸子の心の声(メルル……?昔 何かの書物で読んだことがあるぞ……

御伽話だが 魔女メルヴィンという魔女と 激似だ。


……魔女メルヴィン……まさか 奴は

大いなる魔女なのか!?)


何かを悟ったのか 田中幸子は 身震いしだした。


「どうしたの幸子!」

と アイは 震える田中幸子に怪訝な顔で言った。


「メルル……キサマ 何者だ!!

なぜ このダンジョンにいるのだ?? 」


幸子の言葉に 岡崎はこう言った。

「幸子さ〜ん 怖いっすよーー なんかあったんすかーー?」


幸子の言葉に何か思い出したのか メルルは

この世界に召喚された記憶など 少しずつ蘇ったようだ。

色々と語り出した。



「異世界ソマリアの国…私が15歳の時に その国をおさめていた干支神ミノタマンが 突然 (魔法禁止令)を発令してきたの」


魔法こそ生活の全てとされる 私達ハーフエルフにとって理不尽かつ拷問としか思えない法律だった。

しかも ある日を境に突然だったのね


魔法を定期的に使わないと負のオーラが溜まり私達ハーフエルフは病気になったり周りを不幸にしたり

とんでもない弊害が起こるのは ミノタマンなので

知ってたはずなのに……なぜっ て思ったものだったわ。


父のテリーは 魔法禁止令後に 憂さ晴らしにソマリアから離れた湖で 私と憂さ晴らしにボートを楽しんでいたの。

すると負のオーラが溜まりすぎたせいか 湖の帝王の

リヴァイヤサンが現れたの。

私達は奴に喰われそうになったので 魔法でなんとか湖から 脱出したの。

けど 魔法を使ったのを見た奴がいて

父は 後日 処刑された。




母のラファエリは 私が16歳の誕生日を迎えた時

亡くなった。



魔法を使えば倒せたかもしれない

けど 魔法を使わなかったから

母は マ・フェイスに食われて死んだ。


だから 私は ブチ切れて魔法を とうとう使って

マ・フェイスを 退治したのね


一連の話をしたら その怒りからか メルルの魔力が上がり 雅が 言葉を発してきた。


「そんな 辛いことがあったのね メルルさん

大丈夫  これからは  あなたは  私達の 友達だよ……」まだ苦しそうだが 雅はメルルに優しい言葉をかけた。



「ありがとう 雅さん。

なんだか 今の一言で さらに記憶が蘇ってきたわ。

皆さん まだ 語って良いですか?」

と雅をヒーリングしつつ メルルは言った。


岡崎らは満場一致で黙ってうなづいた。



「悪名高いアズラルが ……

そう

アズラル将軍が 干支神のスリプスから(催眠術ミラー)を奪ってから 平和が壊れてきたのを思い出した。

旅する僧侶として有名なスリプスの持つ催眠術ミラー

これは 本来なら盗めない白物。だが どんな方法かはわからないけどアズラルはスリプスから その洗脳アイテムを盗んだと聞いている。

そして肉弾戦大好き……

魔法が大嫌いなアズラルが ミノタマンとかに

そのミラーを使って洗脳させたんだったわ」




アズラル将軍

まだ私が産まれる少し前に隣国ロザリオの王妃ナイチングールに求愛したことがあった。


しかし ナイチングールが 求愛に応えなかったのを機に アズラルはロザリオの国に戦争を仕掛けた。


追い詰められたナイチングールは 滝の下の土地に逃げたが そこでは食い物もなく人が人を食う地獄絵図になったらしい……

ナイチングールは人は食わなかったが アズラルではなく その時に愛していた上級兵士クルーと抱き合ったまま飢え死にした話は 聞いたことがあるわ……


母や父が亡くなった理由は 邪悪なアズラルが

ハーフエルフ族を滅ぼすために 仕向けた罠だったことも 後に聞かされたわ。

魔物使いの兵士セシルに リヴアイヤサンやマ・フェイスを

召喚させたとのことだ。


そして 私 魔女メルルは

母を殺した魔物を魔法を使って退治したの目撃した役人により 洗脳されてるミノタマンの前に連れ出されたのよ。




アズラルの使いの魔物使いのセシルやアズラルの陰謀によって

私は 魔女裁判にかけられ

火炙り〜処刑されるはずだったの



だけど 炎に包まれそうな時

無傷になり このダンジョンに転移してたってことね


涙を流して治癒しつつメルルは語った。


グラ 

グラ〜

ドス

ドフッ(大量のハーシェルらが建物を揺らす音が聞こえてきた)



この建物……踏んだらいけないスイッチがあって(触ると危険なトラップが発動する*ちゃんとそのボタンの前に書いたプラカードも置いてある*

何度も何度も

ハーシェルの群れが建物に体当たりをするので 何かがスイッチに落ちてきた。


すると 建物から 針山が 左右前後迫ってきた。


トラップ発動


大ピンチ……全滅……


のはずだった。


しかし 岡崎性欲の特殊能力「超洞察力」スキルが発動……

大ピンチの攻略法とは


誰か ここで一人犠牲になる時 針山の動き止まる


このダンジョンに転移されて 岡崎の超洞察力により雅達は本当に助けられてきた。

しかし 今回の解決策は シビアすぎる


いったい誰が 犠牲に?!

それとも 他に方法があるのか?

アイや 岡崎は そう言いながら狼狽えていた。



その時






魔女メルルを刺した田中幸子……


だが 魔女メルルを仕留めきれなかったようだ。


「ぐうううう

あたいとしたことが…… やり損なってしまった


なら もう一度 いや あと数回は

てめえを めった刺しにしてやる

てめえの正体は さっきの語りの途中から

わかっていたぜー

伝説の魔女メルヴィンだろーーっ!

なら ここで死ねばいい」



メルルは 遠のく意識の中で

懐かしのトゥルーサタンと出会った。



田中幸子がメルルを刺して ニ刺目の前に見た刹那の幻のようだ。


☆邯鄲の夢」という中国の故事☆

本の数十秒なのに 数分以上長い時間経ってるような感覚であること


トゥルーサタンとの会話は??

メルルは何かに覚醒するのか??


続く