近未来編その後のまいっちんぐマチ子先生〜新世界へ希望を! | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

マチ子とリョウは「TRX-1」と名乗る宇宙人と共に熱海城駐車場スペースの上の空き地のUFOに乗り宇宙へ旅立った。


TRX-1「ワレワレハ  ラエル トヨバレ 人間の数倍以上の寿命をモッテオリマス。 アナタガタ人間の 寿命ヲノバフタメノ 研究モススンデマス。
ワレワレノ 世界で 生きることヲ 考えてミマセンカ?」

マチ子とリョウは それぞれ 答えに困った。

「アナタガタ ガ どう考えても自由です。 しかし アナタガタ人間の 仲間の中に スデニ ワレワレの研究ヲ 受け入れて 新たな細胞組織体となり オイル事なく 数百年 生きる ものがいます。 ただ、その恋人は ワレワレの研究で失敗し 死んでしまった。 それを知って そのワレワレがオイル事なく数百年生きる人間は UFOを勝手に使って ラエルの星から 出て行ったのだ。」

「宇宙人っていたんだ…」
マチ子は リョウに ようやく口を聞けた。
TRX-1の発言より UFOからのラエルの民と SF映画の世界みたいな気がし、全く現実をマチ子もリョウも受け入れてないようだ。


しばらくUFOで 暗闇の中を飛び越え 銀河系を飛び越え
窓から見る素敵な天の河を
見つけたマチ子は言った。
「みて、リョウ君 このUFOの窓の外に 天の川風な星が見えるよ。」
「素敵ですね〜 しかし私は 夢を見ているのだろうか?」
藍色に輝く宇宙と 瞬く黄色やオレンジの光が この世のものとは思えないような綺麗な弧を描く姿を目の当たりにしてるマチ子とリョウ。
しかし 
こんな綺麗な景色と 信じられない出来事は 夢か幻の世界かとリョウもマチ子も 内心思っていた。

ラエルの星に 1時間も経たないうちに到着した。
月のようなクレーターが広がる大地。

集落もあるようで、 宇宙船を模したような円柱形の 集落のようで
まさにSF映画の中を歩いているようだ。

TRX-1は 科学研究所を案内した。

そこには TRX-1に似た金のタイツみたいなスーツを着た人間にも似た宇宙人が たくさんなにかを研究していたようだ。
奥に入っていくと
人間の 手とか 目とか 髪とか 
出現した。
巨大な器の中で ぶくぶくと泡立つ水の中で ガラス越しに見える 人の身体の バラバラになった姿は
グロテスクというか なんて表現したら良いかわからないような 光景だった。


「ココデ イマ 我らに改造サレタ人の恋人ノ 細胞を使って 人類が 今後 長く生きられる秘宝を ツイニ 我らは見つけたのデスヨ。」

相変わらず TRX-1は 無表情で マチ子らに伝えた。

さらに奥にいくと
さまざまなアートが 置かれていた。 ゴッホとかゴーギャンのようなアートにも似ていた。

文字は とてもじゃないから読めないからTRX-1に解読してもらった。

「人類数百年の世界ー2030年になる前にー架空都市ラグーンで 老いることない生きる人を11名集めてる」

とのことだ。

そして 地球上は 今は大艱難を迎えて とても生きられる地球ではないので
安全を見据えて11名の人々に 不老の架空都市ラグーンで 生活する研究が終わったとのこと。

マチ子は それまでの流れが気になったのでTRX-1に質問した。
「その11人って もう 決まったのですか?」
「もしや 私を含めて11人ってことですか?」
マチ子の質問に かぶせるようにリョウが質問した。

「サッシが良いですね。ワタシから 架空都市ラグーンで 今後 平和に暮らし 地球が ほんとに平和になった時に地球に戻すための11名の名前を言いますね」
ちゃんとわかりやすい口調で TRX-1はマチ子に言った。
その11名とは
マチ子、リョウ、健太、山形先生、あらま学園校長、愛知教頭、竹原という体育講師、ゴンゾー、マドカ、マドカの子供
そして 亀の名前を言おうとしたTRX-1だったが
言えなかった。

ウイーーン
ウイーーン
その時 近年、軍により開発されたLEDマジカルソードを装備した 一人の青年が ラエルの秘密基地に乗り込み
頑丈な身体と 人並み外れた戦闘力の ラエルの民が 殺されてるとの警報通知が のちに 研究室にアナウンスされた。


タイヘンデス 
ソノ11人二選ばれた あの男が謀反を……
TRX-1とマチ子とリョウは
その青年が暴れてる部屋に駆けつけた。

マチ子「亀君じゃないの!あなた 久しぶり…でも
なぜ? そんな暴挙を?」
リョウ「はじめまして 亀君の話は こないだ マチ子さんから 聞かされました。 武器を持つもの武器に滅びます。 その 爆発効果もあるLEDマジカルソードを 捨てなさい」

「僕は ラエルの民を許さない!僕の彼女の沙織を研究結果ー殺したラエルを許さない。僕だけ数百年生きる世界なんて ありえないんだーーっ!」
亀は LEDマジカルソードの爆発効果で
研究室をむちゃくちゃに破壊していた。
そして すでに 首ごと斬られたラエルの民もいた。


亀は (前作では神木隆之介)だった。そして亀の恋人の沙織は 有村架純似だったようである。

あまりの 亀の狂気ぶりにマチ子も再会の喜びを味わうこともできなかった。


ラエルの民もLEDマジカルソードを 振りかざし 亀に立ち向かおうとするが
強化人間となった亀は 止められず。

そんな時
TRX-1が 
ポケットのような入れ物を出した。
ボタン一つで 亀を爆破するものらしい。

「やめてーーっ!」
亀を爆破する装置をTRX-1が押そうとしたら危険を察知した マチ子が 止めにかかった。

しかし 狂気となってる亀は無情にも マチ子にLEDマジカルソードを振りかぶってきた。

「暴力は よくない… しかし あなたの してることは神ベホマの目からも 罪としかとらえられません。」
そう早口でリョウは亀に立ち向かい 懐に入って 久しぶりのボディーブローを見舞った。(マチ子と最初に出会った あの日 変人相手に見舞った あの伝説のボディーブローを)
亀は あまりに強烈なボディーブローに 強化人間となっていても身にしみたのか うぐぐぐ
と言ってうずくまった。

「イマダ  不完全な 実験体を ハカイスル。」

ドガーーン!

粉状に なり 木っ端微塵になる亀…

死体もなにも残らず消え去った。

なんたる ラエルの進化した秘密武器なのだろうか


亀くーーん

マチ子は 亀の死体がどこにもないので 戸惑ったが 泣き崩れた。
「マチ子さん、しっかりしてください。 奴を仕留めないと 私達は 殺されていました。」
リョウは強くマチ子を抱きしめる。

奥の部屋から
TRX-1とは 全く違い 
金色ロングヘアー。 青い目、肌ツヤも良くて ボンキュッボンの アニメやゲームにも登場しそうな 20歳前後の女性がいた。
破廉恥な紫のレオタード、腰には金色のレイピアを装備していた。
レザーマントを着用しているようだ。
身長は160くらいだと思う。

「私は ラエル研究所の再生と研究を支配しているPEACEと言います。
先ほどまで 物騒な行動を起こした亀さん 実は考えがあって わざと あんな行動に出たと 私が地球人に広めた感情センサーは 教えてます。」



「感情センサーα」が令和になり 広まったが
それに 猫の顔と模様が施された
進化型感情センサーを PEACEは保持してるようだ。

それにより 奥の部屋で 亀の精神状態を 手に取るように読んでいたらしい。

リョウ「亀さんに 考えが? どう見ても狂っているようにしか私には 見えなかった!」

マチ子「それに沙織さんを あなた方の実験で亡くし 憤慨してたし あなた方に恨みを抱いてたようでしたが」

PEACE「それも、あながち間違っては いません。
でも本当の目的は あなた方の仲間11人が 架空都市ラグーン」に行く必要がありましたね?
亀さん あえて 狂気の人格を演じて ラエルの民に怒りを買って 破壊される道を選んだんです」
「どゆこと?」マチ子は言った。
「健太君の彼女である咲さんが 本来なら 選ばれしラグーンで生き残る人でした。 しかし病死してしまったようですね。」

「健太君 それから すっかり生きる希望をなくしたと 亀君に 伝えていたようですね。 友情思いの強い亀君は
自身が強化人間となって 生きるより 健太君と咲を ラグーンの地で 生かしたいと言ってました。」

「ますます話しがわかりません」リョウは言った。

「亀君の脳には 時を戻せる核が詰まってます。ほら
ここに」
PEACEは 先ほどの爆発から器用に 亀から 脳のチップらしいものを 拾ったらしくマチ子らに
それを見せた。

「いつのまに…」

「このチップを使えば 咲が癌で亡くなるより前の時に少しの時間いけます。 そして 二度と咲が癌にならない魔法のチップとしても このチップは機能してます。」

そう!PEACEの開発した機械にボタンを押すと
マチ子は 咲の まだ元気だった時代にタイムスリップを3分だけ できて
なおかつ 咲の こめかみに このチップを押し込めば
自動的に咲の脳に入り込む。
なおかつ
チップが入ったと同時にマチ子は ラエル研究所に戻れるシステムのようだ。


「亀君、健太君に笑顔を届けたい だから咲の死をなかったことにしたかったのね 」
マチ子は ようやくPEACEの言葉を理解したようだ。
「わかった
私 咲さんの病気になる前の時代に行きます。」
と 意を決してマチ子はPEACEに言った。
それをみてPEACEは うなづいて
「ではボタンを押しますね」
と 言った。


キュルルルルル〜

マチ子は 螺旋状の 世界から
いつのまにか
まだ 高校3年の卒業前の時代に タイムスリップした。

そこには まだ 元気な咲の姿があった。
「あれ?マチ子先生 なんか 大人びた? なんか違いますよ。 あれ? 今日 マチ子先生は 風邪で休んでいるはずなんですけど なぜ学校に いらっしゃるの? 変ねえ これって夢でしょうか?幻でしょうか?」

偶然にも その時代のマチ子は風邪で休んでいたようだ。
もし過去のマチ子と今のマチ子が 鉢合わせになると分子の構造上
爆発を起こし どちらの世界のマチ子も消えることになる。
なんて 運が 良かったのだろうか


半分 風邪かなあくらいに 頭をかかえている咲にチップを押し込んだマチ子。

グルルルルル

それと同時に 
マチ子は 再び螺旋状の世界に入って
驚いているうちに ラエル研究所に戻れた。

その後マチ子らは
PEACEに案内され
架空都市ラグーンに マチ子とリョウは 人間を遥かに凌駕する 寿命と見た目で生きれる国に入れる資格を手に入れた。



文明は 発達してないようで発達している
変な世界のようだ。


人間も 動物もロボットも共存してる不思議な世界だ。
地球が平和になるまで
ここで 選ばれし11人は 住める資格を手に入れている。

それから間もなくして
山形先生が 登場してきた。

「あっ山形先生  生きてらっしゃったのですか?」
マチ子は 噂では震度10 正確には震度8の大地震が起こった時に 建物の下敷きになったはずの 山形先生に声をかけた。

「私の持ってる浮遊具、これを持っていれば 身体を浮かすことができて 浮いたままで 移動もできます。
なので 地震が起きた時 
素早く身体を浮かして
安全な所に避難してたんですよ〜この山形 これからも 仲良くよろしくです。」

山形先生は リョウの存在に気づいたのか マチ子との再会ラブアピールはしなかった。

そして あらま学園の校長と教頭が ラグーンに召喚されてきた。

体育講師の竹原も 召喚されてきた。

ゴンゾーと まどか とその子供も 召喚されてきた。

次々と 懐かしの「あらま学園」時代の人々が マチ子と
リョウの前に現れた。

しかし 健太と病がなかったことになった咲の姿がない!??

わぁーーっ!

いきなり ラグーンの噴水広場から 回り込んで
マチ子を驚かせた健太。
「ターッチは もうできないよね〜私がいるもんね〜」
その脇から 咲が 健太の手を繋ぎながら登場してきた。

まいっちんぐマチ子先生のメインキャラが揃ったと思ったが リョウだけは なんだか ソワソワしていた。

そう、マチ子に宗教上の理由で 付き合えない事を まだ こだわっていたようだ。

「私は  私は  本当のことを言うと
ええ〜っと 」
やはり 宗教上の理由で マチ子に 告白できないのかリョウ。

そこへ
PEACEが
聖書を進化させたような より 分厚い金の書物を持って現れた。

「PEACEさん、 本当に この度は お世話になりました。」
マチ子は 深く頭を下げてPEACEに 礼を言った。
「頭を高く保ちなさい。 これで 選ばれし11人が揃いましたが 何やら リョウさん 迷いがあるそうですね?」

「えっ 私は その あの ベホマの……」
PEACEは 金色の書籍を開いて読んだ。

「架空都市ラグーンにおいて あらゆる人種も宗教も差別なく 平等に生きること これ 掟とする 恋愛も同等にしなさい」

PEACEは 本当に 書籍とおりに読んだのか リョウとマチ子の もどかしい関係に あえて 助け舟を出したのか
大きな声で 皆が見てる前で わかりやすく 伝えた。

「てことは よお、 リョウって人〜 今がチャンスだよ。
伝えろよーー気持ちを」
健太が リョウに チャチャを入れた。

「この世界でも 熱血青春 青春しゅん しゅん しゅん
春夏秋冬いつまでも〜 あれ? 春夏秋冬関係ないしょ」
竹原先生も 相変わらず語尾が意味不明な発言をしたがリョウとマチ子を じっと見つめる。

「高校3年の時に現れたのは やっぱり 未来のマチ子先生だったのですね。 ファイト〜」
咲はマチ子と リョウに 言った。

「ここまで来て 恋愛映画のクライマックスが見れるなんて 長生きするもんですね 教頭」
「ええ 校長先生」
校長先生と教頭先生も 二人を見つめた。

ゴンゾーと まどかは 子供が泣いてたので あやすのに一生懸命で それどころでは
ないようだ。


そして
架空都市ラグーンの 大きな古時計、街角の古時計が
ボーンボーンと17時を知らせた時に
リョウは
ついに
マチ子に 言った。
「私は
世界中の誰よりも マチ子を愛します。あなたの笑顔は 桜やツツジのような 華やかさと 可憐さも兼ね備えて 素晴らしい! あなたと 出会えてよかった。
オレ何言ってんだ」

「がんばれー」
健太は再び リョウに喝を入れた。

「わた…
いや オレは 永遠に マチ子を愛したい
好きで好きでたまらないんだーっ!
もう 離さない 
だから オレと結婚してください。」

まいっちんぐマチ子ファミリー以外の架空都市ラグーンの人々も 拍手で 二人を祝福した。

そして
そのあまりに 恥ずかしい光景に マチ子は赤面しながら
あのセリフを言った。

やだ〜もう嬉しいったら 恥ずかしいったら
ありゃしない

も〜

「まいっちんぐ〜」

ー劇終ー