異世界へ逃亡した勝ーそしてクライマックスへ | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

クネクネした大ゴキブリは より巨大化して 手と足だけでなく顔まで出てきた。

それは
あきらかにカエデであった。
しかし より深いシワが顔に刻まれており異臭を放っていた。

マ…サル…
オマエの子供も 奥さんも  ウチノエサになるの  だ……

あまりにおぞましいカエデの姿と カエデの苦し紛れの あきらかに 濁声に変わったセリフに
気を失った勝。


どれくらい気を失っていたのだろうか…
遥か時を 駆け巡った気がする。

目が覚めたら 
四間道の喫茶店まつば
のテラス席で 後藤が 小倉トーストを食べながら コーヒーを飲んでこっちを見ている。

「勝〜  この喫茶店の 小倉トーストは日本最古の小倉トーストだ〜 モーニングに君を連れてきてよかった〜 会社での悩みも相談できてよかった〜 」
とワシに 笑顔で 眠そうに語りかけて 本当に ここで5分くらい寝るなんて…
よほど 安心したのか疲れてたのかな?

明らかに若い 後藤が オレに話しかけてきた。

ちょ 待てよ??
確かに オレは 名古屋の仕事で 2018年の年末に後藤に
仕事がリストラされるかもしれない どうしようと
名古屋の まつば珈琲に 行った記憶があった。

さらに 
ちょ待てよ??
「あのさあ 変なこと聞くかと思うけど今って西暦何年?」
「えっ? 寝オチか 勝。
今は2019年12月30日だよ。」

はっ!!なんと なんと  
驚きすぎて椅子から思わずジャンピングスクワットのリアクションで 飛び上がった勝。

それを見ていた 店内のスタッフが
窓を開けてきて
「お客様 どうされたんですか?」
と聞いてきた。
「なんでもありません」
そして、時を行き来して これからの未来に起こることなど 軽く後藤に話したが
後藤は 案外  親身になって聴いてくれた。
「リストラされたり借金背負いこんで ワシが教えた異世界に行こうとするから とんでもない 世界に浅間神社からワープしたっちゅう話やな」

「オレの話をバカにしないどころか!後藤って奴は  頼もしいぜ! しかし 近い未来 本当に夢で見た異世界へ逃亡するようなことが起こったらどうしよう?」

「厄介な展開になりそうだな。
よし!明日 名古屋プリンスホテルに有名な美人霊媒師 神崎めい って方が来られる、そこで 君  除霊してもらいね。 めいちゃんの除霊って全国区で有名だから」

そして 後藤の意見を元に
アメブロから 神崎めいの除霊コースというのを予約して名古屋プリンスホテルに行った。
ささかめ駅から歩いて🚉
すぐの 所にあり そこには 紫のローブに包まれて
赤いロングヘアーの 青い瞳、でも 地下アイドルをしてるだけに 世のアイドルオーラに溢れた気品に満ちた女性がいた。

「ようこそ めいの除霊コースへ!」
「よろしくお願いします。 」
カエデという ゴキブリ並みのしぶとい女性が未来に現れること、自身が未来に変な展開になることをメイに伝えた。

「ソナタの内なる心の闇は、その遠方の地にいる カエデという 今は まだ生きてる よ。
しかしカエデの自殺からの魔物になるのを防ぐために 緑矢さん、カエデさんを助けてあげてください。

そのカエデさんとやら実は今は最愛の彼を事故で亡くし暗い心でいる 女性の 執念の波動による瘴気に呪われておるのお」
とメイは言った。
詳しく説明するならば
広島県安佐南区に住むカエデは 陰陽師の家系を継いでおり、その最愛の彼氏は いわばロックバンドのギタリストだった。
しかし、彼は魔がさしたのか 飲酒運転をして酔っ払い走行をしていて 夜の🌉下関あたりの高速道路のカーブで ガードレールに車ごと🚗ぶつけて 即死してしまったそうな。
そのギタリストの彼と 勝がよく似ている。
勝の念と 死んだ彼の念は 似ていて さすがは陰陽師のカエデ。
念波を遠方の勝に対して感じ取ったようだ。
しかし、いかに彼と同じ波動とは言え 死んだ彼ではない勝。
カエデは その後 心身ともに疲れ果てて 陰陽師の美人モデルとしての地位は だだ崩れ状態になり今に至る。
さらに放置しておけば
今やってる 食べログインタビューの 副業で稼ぐ事も出来なくなり
自殺してしまう
らしい。
カエデの自殺を防ぐためには…
あと一週間以内に カエデがいるとこに行き、この神龍除霊水を飲ませなさい との事。

カエデの 居るところも 霊魔力により メイはサーチしてくれた。
「さあ、急ぐのです。緑矢さん。 一刻も早く呪いを解いてあげなさい。」
「ありがとうございます!全ての謎を解いてくれて 。メイさん お題はいくらでしょうか?」
「んん?千円でいいですよ。 」
「ええっ?」
「そのかわり 今後 メイの生誕祭とか 来てくださいね。
特別に アルバムとかも プレゼントしますんで🎁」

神崎めい  なんて 人が良い美人霊媒師なんだろう きっとファンも多いはず。

しかし ここで思わぬ方向に事が運んだ。
お正月明けに 大須観音の初詣⛩の後に 某メイドカフェ🍰で 美咲ちゃんというツインテールの 超〜〜 緑矢のタイプの初音ミク風な子が 客に 過度に いじられ
厨房で 密かに泣いてる姿を 厨房に近い席に 座ってた緑矢の目に止まった。

やはり 変なお客様、美咲ちゃんに 無理難題な事 要求してるのが 聞こえてきた。
「美咲ちゃんよお! この仕事終わったら オレさあ このメイドカフェの数倍は稼げるキャバクラを紹介してあげるから 夜会おうぜ!」
と 勝が近くに言った時に モロに勝の耳に それらのセリフが入ってきた。
スキンヘッドの強面の男は美咲を キャバクラに強引に引き抜こうとしていた。
しかも 美咲の尻を どさくさ紛れに その男は触りながら…

「あの!すいません 美咲ちゃん 嫌がってますよ。そして
ここは健全なメイドカフェです。 風俗じゃあ ありませんから 出て行ってもらえませんか?」

「何者だ おめえは  」すごい睨みをきかせてきた イカツイ男
そこで 神崎めいから いただいた除霊水の入った袋を見せたら………

「す、すいませんでした。」

そう 行って男は出て行った。
嘘みたいだ  
逆に言えば やはり この神龍除霊水は まがいもないパワーがあるし まがまがしい カエデの呪いも解けるし命も救えるということになる
急がねば…カエデのところに。

しかし

「あの〜 お兄さん、助けてくれてありがとうございます。 何もお礼しないわけにはいかないので 他の人に見つからないよう  明日 夜18時に 名古屋サンロード地下の 喫茶むらやまに きてくれますか? こちらLINE 書いときますので」
まさかの展開、カエデを助けに行くのは ちと遅れるが 明日は 夢のようなメイドカフェ店員さんとカフェデート❤️ とにかく明日を楽しもう。

そして次の日
待ち遠しい気持ちって あっという間に過ぎ去り
喫茶むらやまに マスク姿と 分厚いニット帽、清楚なグレーのジャケット🧥姿の 普段のオーラを消した 美咲が約束通り 待っていた。

「さっそくお会いできて 嬉しいです。 勝さんに お礼したくて とりあえず 色々 お互いについて話し合いたいので コーヒーでも 飲みますか?」

老舗の珈琲屋で 小倉トーストやらウィローなど つまみながら 美咲と夢のように 趣味の話などで盛り上がった。
アニメ、ゲーム、映画と 怖いくらい趣味が合い 思わず 異世界へ逃亡した 変な夢についても 美咲に話した。

ドン引きされる確証は もはやなかったので…
美咲なら わかってくれると思ったので

「美咲ね、勝くんの力になりたい❤️ 変な展開にならないよう ずーっと支えてあげたい  ダメかなぁ?」

なんて 素晴らしい展開なんだろう  ミラクルドリームの真っ最中なのか?
とにかく信じられない 展開に驚いた勝。

そして
その夜ーー 二人は関係を持ち
美咲は しばらくは 名古屋大須にあるボスメイドカフェを続けていたが やはり お客様に擬似恋人体験的な事をするのに良心を痛め
メイドカフェも退職した。

時は経過した……あれから一年が経過した。
二人は なぜか心霊スポット探索に 興味を持ち
いつしか岡山県玉野市あたりにある 常山の常山城という禁断のスポットに車を走らせていた。

「あれから一年か… オレ 美咲とこうして こんな熱い展開になるなんて 夢にも思わなかったよ。」

「あたしだって、あの時助けてくれなかったら今のあたしはないよ。幸せもね。」

一年経っても 惚気トーク満載の二人。

しかし
行く場所が悪かった。
全国的にも 有名な 常山城🏯の跡地
さっきから 同じような道をぐるぐる 車で走っているようで 城跡には なかなか たどり着けない。
「おかしいなあ 城跡ってま〜だ〜?」
「しかも まだ15時なのに なんだ この黒い霧は!!!」
黒い霧が立ち込めてきた。
崖道のガードレールも その先からなくなってる
危ないので 引き返す事も出来た

しかし やはり 二人とも好奇心旺盛なのが災いしたのか


「ここに車停めて もうちょい ガードレールないけど 崖沿いの道を歩いてみない?」

「だね!ここで引き返したら ここまで来た意味がないし、二人で すげ〜城跡の写メをSNSに載せる企画も中途半端に終わるしね」


まだ昼間なのに 暗い霧の道を歩いて行くと
もう春なのに 恐ろしい悪寒が 走った
人の気配を感じた。

そこに 戦国時代に亡くなったはずの 背中に弓矢を射る姿のままで 髪の長い 青白い姿の 鶴姫伝説の 紛れもなく鶴姫の幽霊が立っていた

正確には 足はないが……

「で、出た出た出た……」ガタガタ震える 美咲は すでに金縛りにあってる
しかも 鶴姫が
美咲に向けて弓矢を射ろうとしている。

距離にして15mか!

鶴姫の弓矢が放たれた時に
「美咲を殺させるものかーーー」

勝が 身代わりに 弓矢の矢に飛び込もうとした。

しかし、鶴姫の後ろから

古臭い 鶴姫の幽霊め、勝は 殺させん!

なんと 全長3メートルの巨大化したゴキブリの姿になり 鶴姫を 喰らってるモンスターがいた。


それこそ カエデだった。
それをみて美咲は すでに気絶してるようだ。
「ば、馬鹿な… カエデ… 貴様は」
勝は メイから言い渡された 神龍除霊水を カエデに渡す事をすっかり忘れてて 美咲に燃えていた

結果ーーやはりカエデを救えず 今や 伝説の幽霊鶴姫さえ殺せる化け物に進化したカエデを目の当たりにしているようだ。

驚いている うちに カエデは 人間の身体になり
こう言った。
「俊介の波動を持つ 君が 緑矢勝ね、ウチは自殺しても死に切れず ご覧のように魔物になってしまった。 あなたの愛があれば 魔物から人間に戻れるらしい!ウチの彼氏になってほしい」
人間の姿〜40代後半に見える姿になり カエデは 勝に歩み寄ってくる

「オレが 神龍除霊水を あの時渡せなかった ために  カエデ   あんたを  こんな 姿に」
「神龍除霊水?なんなん?それ?」

「来るなーーっ!」
勝は ついに カエデを 常山の崖から突き落とした。

「はぁはぁはぁ  化け物だって こっから落ちれば ひとたまりも あるまい さあ 美咲を連れて帰るぞ」

そう勝が油断した時
さっきから 右足に 異様な重さが伝わるなと思って足元をみると
「危なかったーー 勝の足を運良く掴めなかったら このまま 死ぬとこだった」
なんと 崖から落ちる咄嗟の瞬間に勝の右足を掴んで カエデは生き延びた。

来るなーーっ!堕ちろーー
勝は左足で カエデの顔面を蹴飛ばした。
「うわーーっ!」カエデは 崖から落ちて 魔物体と共に消滅した
しかし勝も そのままバランスを崩し
崖から落ちて
絶命した。

どれくらい経過しただろうか

勝は 「どうでもいい地獄」に落ちた。

これは、苦行こそ ないが 怠惰な 亡者どもが ひますぎる日常を送る 
楽しみもない世界のようだ。

勝は 亡者どもが 暇つぶしに 合コンしようとの 声を聞いて
「どうでもいい地獄に落ちた亡者男子3vs亡者女子3人合コン」に参加することになった。
しかも その 監修は たまたま どうでもいい地獄の様子を見に来た閻魔大王もいるではないか!!!

「それでは これより
亡者女子を紹介する  」

黒いフードを一人づつ脱いでいって
三人めの女性がフードを脱いだら
カエデが いるではないかーーーい

勝「まさか、地獄でも カエデと会うなんて ある意味 怖いほど予想外の展開だ」

カエデ「本当に腐れ縁ね!ってか 予想外すぎる笑」

閻魔大王「予想外ですやろ? 予想外?」
勝「予想外ナイスガイー!」

いつぞや 後藤が勝に つぶやいた
いただけないギャグを勝が 叫んだ その時
この物語は 終わりを迎えた


劇終