夢か?
そう思って勝は 疲れてんだろうな〜 悪夢の中でカエデという老け女とラブラブしたり色々あったので〜と物思いにふけりながら また前進しようとすると
窓ガラスに…………
この世のものとは思えないように カエデが 窓ガラス一面に 血だらけで くっついてきて
思わずハンドルを取られた勝!
その勢いで 思いっきりガードレールに カエデをぶつけた!衝撃で 勝も 軽く気を失った。
どれくらい眠っただろうか??
なぜか 勝は 福山春日のメディアカフェポパイで 寝落ちした事になっていた。
あっーーっ!頭痛い、あれ?また悪夢か…
そういやあ オレ 恋愛アプリで 来週会う 36歳の広島の りんって方と芸北スキー場で この冬最初で最後のスキーデートする約束してたの 思い出したわ。
りんって方、pairsで めっちゃ顔がブレブレの写真 をアップしてたし メッセージのやりとりも いい感じだったし 期待できそうだ。
しかし 顔がブレブレで よく姿がわからないのと 広島市住み36歳というのが なんか引っかかる。
でも プロフィール写真も カエデと違い ショートヘアだし、普通の派遣社員さんだし カエデみたいな食レポの仕事をされてるわけでなく とにかく カエデのように 図々しくなく 全くキャラが違う
取り越し苦労は よしておこう。
でも会う前に 気になったので
りんに
しっかり写メ交換しようと LINEした。
「今日から俺は!」の伊藤君の かしこまりましたスタンプが先に送られてきて
りんの 写メも送られてきた。
金に近いロングヘアーにニット帽を被り しっかりつけまつげと アイメイクをした 顔ドアップ写真だった。
「5年前の写真しかなくて すいません。あれから私は 色々あって 精神的に不安定になり 太ったし やっぱ恥ずかしくなりました。 お会いした時に確かめてください」
と メッセージが来た。
単なる 勝の思い込みだったようだ。
まるきり カエデと顔が違う!カエデの あの タレ一重の すっぴん顔とは 雲泥の差がある。
むしろ
なかなか美人なのでは?と 勝は期待を膨らませた。
2月の22日
少しあったかくなって来た 広島の芸北スキー場に現地集合の 勝。
「勝さん リフトのとこに来てください。 サプライズがあるので」
しかしなぜに リフトがある場所で待ち合わせ?
意味がわからない。
白い雪山に歩を進めると
確かに防寒スキー服やゴーグルを付けた若い?女性が 勝に向かって手を振っているではないか!
「はじめまして、勝です。」
「はじめまして? いや、あなた ウチを ひいたでしょう!!! そして あれだけ 良い契約したのに 契約を破棄するつもりだよね??」
ゴーグルを取って 見たものは!
タレ一重瞼の すっぴん姿の カエデだった。
「はっ? お前 りんって名前でpairsに登録してたし
めっちゃ顔が違うぞ?なんで?」
「その夢でも見たような顔が ウチの好みの顔やなあ笑。 五年間で 一気に老けたし 太ったし 恋愛もできんようになったし、潰瘍性大腸炎を患い 仕事もできなかったウチ……… 勝は ウチの元彼に よー似とる!
似とる奴と出会えて嬉しいぞ。」
スキー場で いきなり 抱きつこうとしたカエデ
しかし
思わず 勝が
「ひゃっ!」と 甲高い悲鳴をあげたのに 驚いたのか
カエデは スキー靴を履いたまま バランスを崩して コロコロと 雪山🏔の下に落下していった。
谷底とか じゃないから 無事だとは思うが
なかなか カエデが戻ってこない
関係者としてオレが責任取らないといけなくなるのか?
帰りたい!なんなんだこれは。
すると 下の方から 若い女性たちが 異生物らしきものを発見したらしく
「ねえねえ 見て見て?ピグモって怪獣じゃない?」
「リアル雪だるま⛄️だーアナ雪もびっくりだよね?インスタにさっそくアップしてよ💕」
など 下の方から動く雪だるま⛄️ が 徐々に 上に上に向かってきてるではないか!!!
んん?こっちに来る!!
勝の前で止まった 等身大の雪だるまから
手が出て顔が出現した。
なんと 雪まみれのカエデだった。
「死ぬまで 勝を愛してみせます。ウチと結婚してください。」
うわーーーっ
もう 勝は 逃げるしかなかった。
待ってください 愛をウチから勝さん受け取ってないし
雪だるま姿で 雪山を 右往左往する カエデ。
何事だ???
周りのスキーをしにきた人らは 逃げる勝と カエデに見とれている
おそらく何かのドッキリ番組の収録だと勘違いしてるのだろう。
勝は スキー靴も捨てて スキー場コースから離れて 進入禁止地域に まで逃げ込んだ。
ちょうど 隠れるのに良い ほら穴があって ここで カエデは こないだろうが あきらめて帰ってくれるまで待機しておこうと算段してるようだ。
しかし
この ほら穴って なんか野蛮な臭いがする。
しかし 壁が やたらとあったかい
雪世界に この温かさは さすがにドッキリ番組レベルだろうなと思った。
普通なら その異常にすぐ気付くべきだったが
カエデの悪夢とか見たので もうイレギュラーに慣れっこになりつつあった勝。
ちょっと異常にあったかいので後ろを振り返ったら
熊が寝ていた。
しかし 熟睡してるようなので そのままそーっと足音を立てずに その場を離れれば逃げきれそうだ。
案の定 逃げきれた。
そして 歩を進めていってスキー場に戻っていたが 全然 スキー場に たどり着けない
熊からも逃げれたのに
むしろ 変な崖道が連なっているではないか!!
しかも 中国の雪化粧した美しい山水画のような風景だった。
この世に こんな幻想的な世界があったのかなあ
この世のものとは思えない 自然の美しさに足を止めていた 勝。
崖道の向こう手に 小屋が見える
小屋に入ったら
なんと!
「いい景色だったよね〜勝さん💕」
なんと カエデが先回りして小屋に入ってた。
行きも地獄 帰るも地獄って まさに このことか…
勝は ブチ切れて 猛ダッシュで 先ほどの崖道を引き返した。
カエデも負けじとついてくる。
その時
30分ほど前に 勝が入ってた熊が のっそりと 穴から現れた。
「きゃーーん やだ〜ウチ 勝さんと熊に食べられて死ねるのね💕あ〜ん ワクワクしちゃうわ」
そうカエデが言ってる矢先に熊が🐻突進してきた!
本能的に 勝は ひらりと熊をかわしたが 後ろにいたカエデに熊がぶつかる形になって
二人?いや二匹は崖の下に落ちていった。
「あ〜なんてこった 人が死ぬのを この目で見てしまうなんて」
意識も寒さで 薄くなり 先ほどの
ほら穴で 軽く意識を失った勝。
「またかーー またワシんちで ふて寝かよーー 勝」
そこは 後藤の家の中でした。
「今日は モンストでも ツムツムでも ジャンプチでも ワシは ええキャラが当たったのに 勝は 星⭐️⭐️⭐️⭐️が星⭐️⭐️⭐️キャラしか 当たらなくて めっちゃふててたよね?
そして また ふて寝しやがってーー
ワシどうしてええんかわからんかった。
」
しかし異常に感づいた 勝は言った。
「後藤さん、彼女の写真見せて!」
「あっオレの彼女ね、また 今度合わせてあげよう。
今38歳なんだ。 ずーっと前の職場で知り合って そろそろ結婚も考えてるんだ。」
(あれ?36歳じゃなく 38歳? おかしい)
「続けて質問があるけど 後藤さんの彼女さんの名前は カエデ?りん?」
「はっ?違うよ〜 さゆり岡山県倉敷市住みの 方だよ。」
言った勢いで後藤さんは 彼女さゆりさんの写真を見せてきた。
38歳年相応だろうか…
軽くメイクして 奥二重だが 軽く 顔に たるみがある 痩せ型の彼女だった。
じゃあ オレが見たのは なんなんだ?
「後藤さん、オレ 帰るわ」
「気をつけてな 最近 なんか 疲れてるな」
「確かにね! じゃあまたね*」
しかし そこにあった 赤のDAIHATSUムーブに乗ってた勝の車が ミラのブラックに変わってた。
おかしい……
しかもミラのブラックってカエデが最初に 勝のために契約した車だったはず!!!
なんで?
なぜに?
途中、気分が悪くなったんで コンビニのトイレで 大便をして あふれんばかりの下痢で フラフラしてる 勝。
流そう…気分悪かったが多少は楽になったし
流し中の水の音が ゴオオオオー
やけに豪快だ!
排泄物を出しすぎて まさか 詰まらせた?
そう思ったら トイレの中から声がしてきた。
「このまま トイレだけに ウチのことを水に流せば良いと思ってんじゃないの?」
はっ?なんでカエデの声が?
幻聴か?
「便器を見てると 便器の中から
水まみれクソまみれの カエデの顔があらわれた
「下から触らせてもらうよ勝さん」
今度は 下から手が伸びてきた。
ぎゃああぁー!ーっ!
もう一回
トイレのレバーの流しボタンをおしたら
カエデの 姿は消え去った。
「な、なんだったんだ」
とりあえず トイレの中に カエデがいたという話は 勝の 幻覚ってことに後付けでなってしまった。
あと 後藤さんの 行ったらヤバイぞと言われた異世界に勝が行ってしまったので 一人異世界体験をしていたことが後付けでわかった。
さらに後付けで カエデという女性は この世に存在してないことが 警察の調べにより後付けでわかった。
そして 五年後。
勝は 岡山県大元に住む 「神無月玲」という29歳の歳の離れた 細身の 黒髪ロングヘアの くっきりとた目鼻立ちなのに おとなしいので なぜか印象薄い顔の その玲という女性と結婚したのだった。
結婚して一年になるが まだ玲に 子を授けたくなくて
いつも中途半端に終わり 玲は 毎回 困ってたので
ついに こう言った。
「あたしは もうすぐ30になるんじゃけど 桃太郎みたいな男の子が欲しいんじゃ! はよお あんたの子を産みてえ」
「オレも 子供 欲しいんよね。 でも 今まで黙っていたが ちょっと引っかかることがあり 玲にはずっと黙っていたんだ」
「引っかかること? なにそれ?あたしたち夫婦じゃない」
2024年2月22日
あの五年間の悪夢なのか異世界体験を 玲に話した。
「もうじき春が来るというのに めっちゃ凍えるくれえ寒い話 ぼっけえ君から聞かされて
おったまげ〜」
「なので もし子供が そのカエデという女性に似た女の子が産まれたら どうしようかと つい 考えてた」
「考えすぎじゃよ。 女の子じゃなくて あたしは 桃太郎みたいな男の子が欲しいんじゃ 神様に祈っておこうよ。」
近いうちに 桃太郎みたいな子が欲しいとの 玲の希望に応えて
そのあと ほんとに 桃から生まれた桃太郎のような赤ちゃんが生まれた。
名前は「桃季」と名付けた。
松坂桃李 からとった名前だが 桃太郎からのイメージもあった。
そして 夏が来た。
家に やたらとゴキブリが 出現するようになり
かなりイレギュラーな事態となって 困惑してる緑矢夫妻。
夜中寝てたら
かなり大きなゴキブリが 桃季と 玲に近づこうとしておるではないか!!
軽く新聞紙で 叩こうとするが 僅差で逃げられた。
机にあった 玲の香水をぶっかけたら
その ゴキブリが 変な動きになり クネクネしだした。
やった!
いまだ!!
大きなハサミで 大きなゴキブリを 真っ二つにしようとしたら
ゴキブリが 「なにしてくれるねん!」
と言って
一気に巨大化してきた!
「あわわわわわ」
そして びっくりして 失禁だけじゃなく
脱糞までした 勝。
ゴキブリから 人間?モンスター?あきらかにモンスターの顔 しかし見覚えある顔が
こう言った
「脱糞だけに ダップンだ!」
続く