こんにちは、最近ブログを真剣にやめようかどうか悩んでいる、TAKAです。
最近ね、いい事がないんですよ。
ブログも毎日更新していると、なんだか面倒くさくなってくるし。
大見え張って、毎日更新を宣言したはいいものの、特に書く記事もなく、だらだらと、してしまって。
バイクで遠出もしなくなったし。
カメラのレンズはぶっ壊れるし。
写真を撮る暇も、あんまりないし。
来年に四月までに、仕上げなければいけないものがあるから、毎日が勉強と鍛錬の日々だし。
一日、本を二冊は読むようにしてるけど、中々ペースが追いつかない。
書く力をつけなければ、自分の道を切り開けないしさ。
はァ…………。
そんで、話っていうのは、あれっすよ。
家にとんでもない、地雷があったんですよ。
地雷ですよ?
あの踏んでドカーン、てやつ。(※あくまでも比喩表現です)
あれが、家の一番重要な場所にあったわけさ。
どこかって?
キッチンですよ。
キッチンは家の魔物がすみ着く場所だからね。
いつ、自分がトラップに引っかかるか、分からない。
さあ、ここでクイズだ!
家の中にあったという地雷とは、一体なんでしょうか?
①ネズミ捕り機
②キッチンの主『G』
③賞味期限切れの食べ物
④犬のおしっこ&う○こ
さあ、答えは一体どれなのだろうか!
正解は、③の賞味期限切れの食べ物です!
どうだ、引っかかったろ~
まあ、それはどうでもいいとして、問題はそこからですよ。
世の中には、因果関係という絶対的法則があるのは、皆もご存じだろう?
そう…………、すべての現象には、必ず原因があり、それに伴う結果がある。
原因はもうさっきのクイズで分かっただろうから、問題はその結果だ。
少しばかり、話にディティールを施そうと思う。
でないと、よくある話になってしまうからね。
今日の昼、腹が減った俺は、家のキッチンへと足を運んだ。
キッチンにある冷蔵庫を開け中を見ると、そこには、殺風景なまでの景色が広がっていた。
何もない。
見事なまでに、何もないのだ。
あるのは、食べかけの明太子一本と、メンマ、醤油、すり胡麻に、マスタードが少々。
そういえば、チーズも一枚あった気がする。
テーブルの上には、母からの書置きが一行。
『冷蔵庫にあるもので、自由に食べてね♪』
ふむ。
俺は思った。
これで、何を食べろと?
自由に食べて、という言葉自体がなんとも曖昧な表現だ。
会社で先輩の女性社員が、新米の自分に向かって『後は、よろしくね♪』と言って、そのまま帰ってしまうような、そんな理不尽さがあった。
仕方がなく、冷凍庫の中をのぞく。
凍った白米のブロックが、三つ。
うむ。
実によい、凍り具合だ。
雪合戦の時に、これを使用すれば、敵に大ダメージを与えられることは、間違いないだろう。
メンマにチーズに明太子に白米。
ふむ。
何を食べようか。
自由にというくらいなのだから、母親は俺に、クリエイティブな思考を駆使して、昼飯を食べろ、と言いたいのかもしれない。
それならば、やってやろうではないか!
ん?
書置きの下に、小さな文字で『ウナギがあるから、それから先に食べなさい』と書かれてあった。
おお!
そうか、ウナギがあったのか!
すかさず、俺は冷蔵庫の中を再確認した。
必死に調味料の山をかき分け、その中からようやく、ウナギのパックを見つけた。
ウナギのかば焼きが一切れ。
大きさはそれなりに大きい。
スマートフォンを二つつなげたくらいの、大きさはあるだろう。
昼に腹ごしらえをするには、十分な量である。
俺は空腹を我慢しながら、白米とウナギをレンジにぶっこんだ。
タイマーをセットし、スタートボタンを押す。
すると、加熱が始まり、ランプが点灯し、レンジの底にあるトレイが、自ら回り始めた。
腹の中でぎゅるぎゅるとなる音を押し殺しながら、俺はじっと体育座りをしながらレンジの前で待つことにした。
透明なガラス越しから、白米とウナギが舞踏会でダンスを踊っているかのような光景が、目に入ってくる。
ぼーっと眺めていると、あっという間に加熱時間は過ぎていた。
慌ててレンジの扉を開け、中からラップに包まれた白米とジュージューと音をあげるウナギを取り出す。
ほっかほっかの白米をどんぶりの容器に移した。
黒いどんぶりの容器が、白米の白さを際立たせている。
純白のウエディングドレスのようにも、白いバラの花のようにも見えなくない。
こんなきれいなごはんの上に、茶色い液体にまみれたウナギのかば焼きを乗せるのは、すこしためらいを感じたが、早く乗せてしまわなければ、いつまでたっても俺の空腹を満たすことができないので、仕方がなく乗せることにした。
そして、付属してきた、蒲焼のたれを上からたっぷりかけ、棚にあった山椒を振りかけた。
あっという間に、見事なうな重が完成!
我ながら、うまくいった、と思う。(とはいえ、白米の上にウナギを乗せただけだが)
腹の中に住むもう一人の俺が、早くしろ!と叫んでいるのが聞こえたので、すかさず俺はうな重を口いっぱいに頬張った。
口いっぱいに、蒲焼の香ばしさが広がってゆき、噛みしめるたびに、ウナギの旨みが俺の脳へ、ジューシーで旨い!と伝えてくる。
と、思った。
半ば…………、いや、九割くらい、そう思いかけていた。
しかし、実際は違った。
口の中にうな重を頬張った途端、薬のような臭みと、魚独特の生臭さが広がったのだ。
匂いと味に敏感である、俺は瞬時に『あれッ?』と頭の中で傾げた。
いやいや、久しぶりにウナギなんて高級なものを食べたから、俺の舌がびっくりしてしまったのだろう。
腰を抜かして、いや、舌を抜かしてしまったのだろう。
うむ、きっとそうに違いない!
そう思い、再び口の中にうな重を放り込み、もう一度よく噛みしめ、深く味わった。
のだが…………。
さっきと何も変わっていなかった。
いや、さっきより明らかに悪化している………………。
一気に俺の中の不安が爆発し、吐き気のような何かが、胃の奥から込み上げてきた。
箸を置き、恐る恐るウナギのパックの期限に目を移してみると、そこには恐るべし真実が記載されていたのだ。
消費期限2013.7.3
えっ?
ん?
あれ?
……………今日って何日だっけ?
……………………………………………………。
おげえええええええええええええええええええええええええ。
二週間前やん!!!
しかも、消費期限だし!
まてよ、生臭さはウナギの原因としても、薬のような味は一体何だったんだ?
もしや…………!
俺は慌てて、ウナギの上に振りかけた山椒の瓶の底に貼られている、ラベルを覗き込んだ。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
賞味期限2006.4.26
…………………(-^□^-)
この時、俺は悟った。
母親は俺を試していたんだ、と。
この賞味期限切れのウナギを食べるか、それとも捨てるか、試していたんだ。
それに、俺はまんまと引っかかった。
敵、いや、身内ながらあっぱれだ。
俺の腹がやられるのも、時間の問題だろう。
ん?
口に中で、何やら凸凹したものが、俺の舌をつっかえた。
唇に大きなデキモノが三つ。
直径三ミリはあると見た。
……………………痛い。
めちゃくちゃ痛い。
指先にできたささくれに、レモンと醤油を染み込ませたような、衝撃的な激痛が唇へと走った。
まさか、ここまで早く影響が出るとは。
思いもよらなかった。
俺の免疫力をもってしても、六年の歳月を経て力をため込んだ山椒には、勝てなかったよ。
というか、瞬殺だよ。
唇完全に壊滅状態だよ。
この日の夜、俺は今年の夏最大の苦痛を味わったんだってさ。
おしまい
※この話はフィクションではありません。