※今回は最新号を先にアップします。


■我々日本人にとって、名前というのは非常に重要だ。


子供の名前を決めるにあたっては、やれ画数がどうだ、漢字の生い立ちがどうだと祖父、祖母までが口を出してくる。


命名辞典や命名サービスも世にあふれている。


そして最終的には「名は体を表す」というように、名前によって存在そのものが影響されるような印象を、日本人は持っているといえる。


かつて、「悪魔」という名前を子供に付けようとした親が、日本中の非難を浴びたことがあった。

これも日本人がいかに名前に意味をとらえているかの一つの例だろう。


■サイバーエージェントが5月13日に「男の子牧場」という携帯電話向けサイトを公開した。

このサービスと名称が今、大変な物議を醸しており、同社の広報担当者のブログが炎上しているようだ。


ニュース: http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/15/news097.html
広報担当者ブログ: http://ameblo.jp/cair/entry-10259506471.html


■このサイト、女性の「婚活」のためのサービスで、男性の情報を女性同士交換するためのものらしい。


男性を示すアイコンが馬や牛、羊などで表示されることから、「男性差別」という声も挙がっている。


サービス名称そのものも同様に、男性を家畜扱いするものとして非難の対象になっている。

皆さんはどのようにお感じになるだろうか。

私自身は、このサービス、若い女性の素の感覚をそのまま生かしたものなんだろうなと感じる。


給湯室やランチタイムで、女性同士が会話している感覚。それをそのままサービス化してしまったようなイメージだろう。


ただ、サイバーエージェント社のような大手企業が実施するサービスとしては品位が問われると思う。

企業の社会的責任として、ある種の公共性が求められるからだ。

これを機に、貴社のサービスの名称も一度見直してみたらいかがだろうか。


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■ワークショップ

(1)貴社の製品、サービスの名称は、社会性・公共性という面において
問題ないだろうか。特定の人への差別などを感じさせるものではないだろうか。


(2)上記サービスは、今後どのように発展させていけばよいだろうか。
サイバーエージェント社の広報担当、または事業部長になったと仮定して
考えてみよう。



■2月、3月とバレンタインデー、ホワイトデーがあったが、皆さんはパートナー、意中の人にどのような贈り物をされただろうか。


私は、チョコレート好きの妻のために、たまたま近くにお店があったノイハウスという高級チョコレート屋でホワイトデーの品を買った。
http://www.neuhaus.co.jp/


贈答用のお店ということで、多少の高値は覚悟の上だったが、1粒300円以上もして、さすがに躊躇した。

なんでもベルギーから空輸しているということで、その品質には絶対の自信があるようだ。


結局購入し、少し分けてもらったのだが、正直素人には「普通」のおいしいチョコだった。

個人的にはコンビニで売っているロッテとか明治とかのチョコの方が好きだ。

私がノイハウスで買ったのは、きっとブランドとか、パッケージとか、こういう高級チョコを買う自分自身のスタイルそのものなのだろう。
 

 
■イタリアの超高級自動車メーカー、フェラーリが発表した2008年
12月期決算は、営業利益が前年同期比27%増の3億3900万ユーロ(約
400億円)で、前年の過去最高益を更新した。


販売台数6587台、売上高19億2100万ユーロとも過去最高。
新興国での販売増や高級モデルの販売が順調だったことが貢献したという。
日本での販売も15%増だったということだ。


同じく高級自動車「ベンツ」を擁するダイムラーが苦戦しているというのに、である。


よく、フェラーリを購入している人は、「あの音がたまらない」という。


フェラーリ独自のエンジン音のことだ。


フェラーリを購入する人は、フェラーリを実用車として購入しているのではない。
それはファッションであり、趣味であり、その歴史であったり、哲学であったりも同時に購入の決め手となっているのだろう。


■「超高級」の市場は、どんなに不況になろうとも、存在し続ける。

そこには、単なる利便性・機能性・経済性によらない購入の動機が存在するからだ。

購入によって得たいものが、別途そこにあるのだ。


■マーケティング用語でいうならば、この「購入によって得たいもの」は「中核便益」と呼ばれる。


有名どころでたとえれば、「ハンマー」を購入する人は、「ドアを釘で固定する」という中核便益を得るためにハンマーを購入する。


この中核便益を機能性以外に創り出すということを、「超高級市場」では行っている。


そして同じチョコレート、自動車であっても、中核便益は多様化し、市場が成熟していくのだ。

改めて貴社においても、顧客が購入している中核便益はなんなのか、問いかけてみるのもいいかもしれない。


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■ワークショップ


(1)以下の2つのバンダイ製品の中核便益はなんだろうか。
そこから推察できるターゲットイメージをなるべく具体的に書き出してみよう。

・200万円の「マジンガーZ」のロボット人形
http://www.nikkei.co.jp/newpro/news/20090325e002y16725.html

・“プシュッ!”が無限に楽しめる「∞缶ビール」
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0903/26/news078.html


(2)貴社の顧客が購入している中核便益はなんだろうか。
商材・サービス別に書き出してみよう。


(3)競合製品と貴社製品とで、顧客が購入している中核便益に差はあるだろ
うか。あるとすればそれはなぜだろうか。

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■最近「ハピコレ」というテレビCMを良く見かける。


当初は化粧品会社の通販か何かだと思っていたのだが、CMの流量が多く、マーケ的に何かにおうな、と思ったので、調べてみた。


すると、あのベネッセが運営する社会人向け通信教育ではないか!!ターゲットは「女性の趣味」。料理・美容・生活などの分野で21講座ある。


届くのは「本+グッズ」ということで、毎回美顔器やヨガマットなど、レッスンで使うグッズも送られてくるのが特徴だ。


毎号3千円前後といった価格帯で、6号完結の様だ。


■添削サービスは無い事から、見ようによってはこれは「分冊百科」だともいえる。


(分冊百科(ぶんさつひゃっか)とは、テーマやジャンルを絞った事柄について記述したものを定期的に分けて刊行し、完成させる方式の出版物のこと。
参考 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E5%86%8A%E7%99%BE%E7%A7%91


■ディアゴスティーニを筆頭に、分冊百科が大流行している。

ディアゴスティーニ社だけでも、既に50シリーズも発売している。
http://www.deagostini.co.jp/company/product/list.htm

例えば、

・戦艦大和を作る
・ハリー・ポッター チェスコレクション
・安土城をつくる
・服部幸應の しあわせクッキング
・落語百選 DVDコレクション

等など、分野も多岐にわたる。


同社のマーケティングは、初回版の大幅値下げやターゲティングを絞ったテレビCMなどのプロモーション手法にも注目が集まるが、まずはこの「分冊百科」が持つ価格の魔力について注目してみたい。


分冊百科は、1冊当たりの単価が低く、コレクション欲求を刺激するために継続購入を促進する。

例えば、前述の「戦艦大和を作る」の場合は創刊号のみ590円、2号以降は1,190円である。


完結するのは90号なのだが、完結まで購入すると、実に106,500円もかかるのである。


改めて計算してみると愕然とするのではないだろうか。

その他上述のシリーズの号数と合計金額は以下のとおりである。


・ハリー・ポッター チェスコレクション(全47号) 64,530円
・安土城をつくる(全110号) 163,000円
・服部幸應の しあわせクッキング (全101号)49,100円
・落語百選 DVDコレクション(全50号) 73,800円


これが、戦艦大和のプラモデルと解説本のセットで10万円であったら、かなりマニアックな高額商品としてほとんど売れないだろう。


分冊百科の魔力である。


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■ワークショップ

(1)貴社の商材は、分冊百科のように、分割して販売(納品)し、請求も分割にすることはできないだろうか。
もしできるのであれば、それをすることで、販売しやすくなることはあるだろうか。


(2)貴社では、商材にガイドブックやレッスン/トレーニングなどの付属品、
オプションサービスを付ける事で、商材価値が高まったり、販売促進になったりする可能性はあるだろうか。


(3)競合他社は上記(1)(2)のようなことをしていないだろうか。

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■3/25の日経新聞 企業総合面に「ファミマ、お得意様優待」という記事が出ている。


月間の購買金額が多い顧客に対してポイントを多く付与し、商品提供価格に差を付けるほか、発売前の商品を優先的に販売するといった特典もあるようだ。


一部顧客に特別なサービスを実施するのは大手コンビニでははじめてとのこと。同社が発行するポイントカードにより、購入履歴が追跡できることから、こうしたサービスが可能になっている。


■有名な2:8の法則というのがある。

2割の優良顧客が、8割の売り上げに貢献している、と一般的にいわれる。

貴社ではいかがだろうか。

今回のファミマの判断も、単にポイントカード利用者全員にDMを打つよりは、
2割のロイヤルカスタマー(ヘビーユーザー)に対して販促をしたほうが
効果的だということのようだ。


■百貨店では、従来からこのロイヤルカスタマー重視のマーケティング手法が
採られていた。例えば、年間の購入金額に応じたポイントアップ制度はもちろん、ロイヤルカ
スタマーだけの専用サロンを設けたり、外商担当が買い物に付き添ったりするサービスを行っている。


以前、西武百貨店を研究したことがあるが、たしか上位3%の顧客は年間で数千万円単位の買い物を西武ですると聞いた。


そうした顧客を特別扱いするコストは、何千人の顧客に一律にフォローするより断然小さくてすむ。


また、ロイヤルカスタマーはそのお店のファンとして、次の顧客を連れてきてくれる販促担当者の顔も持つ。


■ここで取り上げたことは小売業では比較的浸透していることだが、他の業界ではどうだろうか。

営業担当の判断やエリア別などに個別に行っているケースはあるにせよ、仕組み
として行われることが意外に少ない業界もあるだろう。

今一度ロイヤルカスタマー重視の戦略を見直してみよう。


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■ワークショップ

(1)貴社には、上記2:8の法則は当てはまるだろうか。

ロイヤルカスタマーと呼べる顧客は何名(社)いて、売上や利益に占める割合はどのくらいだろうか。


(2)貴社では、ロイヤルカスタマーを重視できているだろうか。
また、それがロイヤルカスタマーには適切に伝わっているだろうか。
それがリピート率や購入頻度、購入金額をアップさせる効果を生んでいるだろうか。


(3)競合他社はロイヤルカスタマーを重視しているだろうか。
競合他社のロイヤルカスタマーを貴社が奪うためには、どうすればよいだろうか。



■最近コンビニにいくと、スイーツやドリンクなどに「期間限定・数量限定」の表記が目立つようになってきた。


期間限定商品は、在庫管理が難しそうだが、それに目を瞑ってでも「期間限定」をうたうメリットがあるのだろう。


また、テレビショッピングでは、「限定○個」「用意数○個」など、数量限定であり、申し込みを早くしないと売り切れちゃうよ、という表現をしていることが多い。


中にはテレビ放映の費用に見合わないような数量に限定しているケースもあるが、それは建前で、実際にはもっと数は用意できるのだろう。


当面の在庫数だけを表記し、それを超えたら仕入れるような仕組みになっているのかもしれない。


また、スポーツクラブでは「今だけ入会金0円キャンペーン」が常態化している。


「今だけ入会金0円」とした場合、1年中0円だと景表法違反になるので、おそらく年間で数日は定価に戻しているか、友人紹介キャンペーンなどの別形態のキャンペーンに切り替えているのだろうが、とにかく締め切りを明記しつつも、常にキャンペーンをしているように感じる。


■通信教育のユーキャンでは、資料請求をすると、資料に「○月○日までに申し込んだ方にはボールペンプレゼント!」等、講座関連グッズ贈呈をネタに締切りを区切っている。


その後更に申し込まずに入ると、数回手を変え品を変え申し込み促進の手紙が届き、その都度締切り日程が更新されて記載されている。


■これらの例は、すべて「締切り効果」を狙ったものだ。


人間、締め切りがないとなかなか行動に移さない。夏休みの宿題と同じだ。


そこで、年中いつ申し込んでもいいようなサービス・商品には、意図的に締切りを切るという手段が取られる。


「いつでも買える」は買わないうちからキープをしているような安心感を与え
「いつまでも申し込まない」結果を生むからだ。


そのうちに「もっといいのが出るまで待とう」「やっぱりいらないか」となってしまう確率が増える。

購入促進のための手段として、締切り設定は必須のマーケティング手法だといえよう。


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■ワークショップ

(1)貴社は、自社の提供している商品・サービスにおいて「締切り」を設定しているだろうか。


(2)より効果的な「締切り」の設定手法はないだろうか。
例えば、数量限定・期間限定・今だけプレゼントなど。


(3)競合他社は「締切り」を設定しているだろうか。
その中に、模倣できる点はないだろうか。


■テレビCM、新聞広告に社長自らが登場するケースがある。


テレビCMを例に、新旧織り交ぜ印象的なものを挙げるならば、


リーブ21
高須クリニック
アスカコーポレーション
クリスタルジェミー(「私が証明です」でおなじみの)
アパホテル
ツカサ
イナバ物置
ジャパネットたかた


等がある。


主観で挙げた上記の範囲でみてみると、美容・化粧品などの業態に多い。


美容・化粧品関連は高額で不信感を招きやすいことから、社長自らが広告塔として顔出しすることで信用を得ようとする意図が垣間見える。


社長のCM出演は、クレームや感謝の対象が明確になるという点、存在が身近に感じられるという点で、信頼向上に寄与するものと考えられる。


■新聞の記事広告や採用広告でも、社長自らが企業の展望を語る切り口等で顔出ししているケースは多い。


この場合も、トップ自らが顔出しして語ることで、企業の信頼感を高めたり、広告に箔を付けたり、といった効果を狙ったものだろう。


話の具体的内容も、トップならではの長期展望、企業戦略などを交えていて、関心を集めやすいことだろう。


■一方でそれらの中には、その効果に首を傾げたくなるようなものもある。たとえば、上記に挙げた「高須クリニック」に関しては、なんだか社長の富豪ぶり自慢をしているように感じてしまわなくもない。


また、「リーブ21」の社長の鼻声かつ棒読みの台詞まわしも気になる。それならプロのナレーションを入れたほうがいいのでは?とおもってしまうが皆さんはどうだろうか。


■推測の域を出ないが、社長は自らが決裁権を持ってしまっているため、自ら出演したCMについての判断がどうしても主観的になってしまうのだろう。


CMの制作担当企業や広告担当などの周囲も、社長自らが出演している場合、駄目ダシしずらい状況があり、ゴマすり状態になってしまう可能性がある。


そうなると、最終的に「裸の王様」になった社長が、本来の狙いが達成できないCMを、自己満足でつくってしまうという結果を生む。


本来は目的が達成できなさそうになった場合、周囲が苦言を呈さなければならないのだが、オーナー企業の場合は特に難しそうだ。


■社長のタイプも様々だ。


みんながみんな、ルックスが良いわけでもないし、プレゼンがうまいわけでもない。

そうした見た目、スキルによっても、社長を起用すべきかどうかの判断は分かれるところだ。

社長の広告塔としての使い方には十分注意したいものである。


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■ワークショップ


(1)貴社の社長を広告塔として見た場合、どのような特徴があるだろうか。
どのような「使い方」が最も効果的であろうか。


(2)現状、貴社の社長はどのような媒体にどのような形態で露出している
だろうか。それは最適な形だろうか。


(3)競合他社の社長はどのような振る舞いをしているだろうか。
広告塔として優れた社長はいるだろうか。


(4)貴社では、社長以外に広告塔としてふさわしい存在がいるだろうか。
それは誰だろうか。

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■最近我が家では、卵かけご飯がブームになっている。


高級な卵を少しだけ購入し、その日のうちにご飯にかけて食べる。
シンプルで安価だけど、とても贅沢をしている気分になる。


そんな我が家で、どうしても注目してしまう商品がある。

「卵かけご飯専用しょうゆ」だ。


最近では中小規模のスーパーなどでも並んでいるほどメジャーになったが、流行ってきたのはここ数年のことだと記憶している。


試しに楽天で調べてみると、「卵かけご飯専用しょうゆ」だけでも多くのブランドが存在するようだ。既に市民権を得ている証拠である。


他に馬刺し専用醤油、もち専用醤油なんていうものもある。


■○○専用、ということでは、最近CMで「ミニバン専用タイヤ」を売り出しているのをみかける。

セダンとミニバンでは、重心などが異なるため、要求される性能が若干異なるようだ。その違いを踏まえて専用タイヤをつくることで、特徴を出し、ヒットを狙おうということのようだ。


既に複数のメーカーがこの「ミニバン専用タイヤ」市場に乗り出している。


■メーカーだけでなく、流通業でも「○○専用」で差別化を図っている企業・店舗は数多い。


一例を挙げれば、一人暮らし専用の家具屋「一人暮し本舗」というネットショップがある。( http://www.hitorigurasihonpo.com/ )


上京し、一人暮しをはじめる学生や社会人に焦点を絞ることで、他の大手には無い専門性と利便性を出そうということだ。


店舗側にとっても、専門性は集客上有利になるし、在庫負担を軽減できる。また、「一人暮しをはじめる時に」というシーンに特化すればまとめ買いを促進する効果もあるだろう。


■「○○専用」の商品・サービス開発、業態開発を行うことは、一見コストやリスクが高まる様にも思える。


ターゲットは限定され、それ専用の製造ライン・店舗・告知手段を用意しなければならないからだ。


しかし、上記の例を見てもわかるように、コンセプトが明確になることで顧客への訴求力が増し、高付加価値、高収益のモノ・店が生まれる可能性もある。


貴社においても、現状の商品、業態ラインナップを見渡して、「○○専用」をつくることができないか、一度発想してみても良いだろう。


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■ワークショップ


(1)貴社の現状の商品、業態ラインナップを見渡して、「○○専用」をつくることができないだろうか。
できるとすれば、どの分野の、どの商材、店舗だろうか。


(2)その商材、店舗に最適なネーミング・価格・プロモーション・販売手段はどのようなものだろうか。


(3)他社で既にそのマーケットに参入している企業はないだろうか。
あるのであれば、その企業はそのマーケットで成功しているだろうか。
今から参入して勝てるだろうか。


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■参考情報

卵かけご飯専用しょうゆ「おたまはん」
http://www.y-furusatomura.co.jp/index.html
  
もち専用醤油「もちだまり」
http://item.rakuten.co.jp/marukans/ra-p00307101/

【最新タイヤ事情】快適ドライブの必需品! ミニバン専用タイヤの選び方。
http://corism.221616.com/articles/0000041932/

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■先日の「日経IT+PLUS」に、西友やam/pmでセルフレジが本格導入されるという記事が出ている。
( http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=AT1D21009%2021032009&landing=Next )



セルフレジとは、買い物客が自分で商品のバーコードを読み取って精算する方式のことで、西友は今後2年で全店の4分の1に当たる約100店に新規導入。エーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)は月内から30店に置くとのこと。


セルフレジは客には混雑解消、店には人件費抑制につながるということで、今後広まっていきそうだ。


セルフサービスになることで、気になる不正やミスについては、スキャンした商品=決済済商品の総重量とレジ通過後のカゴの重量を比較することで防ぐなど対策が取られるらしい。


■セルフサービスは世の中にどんどん増加している。身近な例としては、古くからある自動販売機もそうだし、ETCやセルフスタンド、スターバックスなどもそうだ。


オンラインショップなども、購入のための商品検討から発注、決済、送付者情報入力まですべて自動化され、購入者側で行っているので、ある種のセルフサービスといえるだろう。


■法人向けサービスでもセルフサービスは増加している。会議室レンタルのサービスを利用すると、最近は価格が安い代わりに、レイアウトの並び替えや備品の設置をセルフサービスで行わせるケースも多い。

中には、常駐係員ゼロで、鍵は暗証番号を事前にメール送付、なんてケースもあった。


トラブル時対応に不安が残るが、通常使用する分には問題ない。


■こうしてみていると、セルフサービスには2種類あることがわかる。


1つには、技術革新によりセルフサービスが可能になったケース、
もう1つには市場の成熟により、セルフサービスの業態が発達したケースだ。


セルフサービスのメリットとして、
(1)削減できる人件費の分、価格を下げることができる
(2)顧客に人的サービスかセルフサービスかの選択肢を与えることができる
(3)機械化により処理スピードを上げ、時間短縮を図ることができる
(4)人を介さないことで営業場所、営業時間などの限界を超えることができる

の4つがあると考えられる。


サービスの提供者側は、それらのメリットと、逆にセルフサービスにより生じるデメリット(顧客グリップが弱くなる可能性、クレーム対応しにくい、など)を十分比較して導入を進めるべきであろう。


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■ワークショップ


(1)貴社のビジネスでは、セルフサービスの形態を採っている部分があるだろうか。あるとすれば、そこに敢えて人的サービスを加える事で別の商品として成立させることはできないだろうか。


(2)貴社のビジネスでは、現状からセルフサービスの形態に変えることができる部分はあるだろうか。
セルフサービス化したときのメリットとデメリットを比較するとどうだろうか。


(3)どんな技術革新が起きれば貴社のビジネスに画期的セルフサービス化をもたらすことができるだろうか。
それは現状の技術の工夫、改善では本当に実現不可能だろうか。
実現できるために、貴社自身が推進できることはあるだろうか。



■皆さんは、「家庭教師のトライ」の社長が誰だかご存知だろうか。


実は、元女優で、郷ひろみと結婚、のちに離婚した二谷友里恵なのである!


今回、トライ社を調べている中で初めて知ったのでびっくりした。
(世間的には有名なのかもしれない。既にご存知でしたらすいません。)


2000年に家庭教師のトライ創業者の平田修と再婚したことが社長就任のきっかけのようだ。(なお、平田氏と郷ひろみは親友とのこと)


■さて、ここからが本題なのだが、その「家庭教師のトライ」のCMがある。


トライの専務の顔に落書きが足されていくアレだが、色々なパターンがある中、最近「プロの家庭教師」について話す、というものがある。


「家庭教師のトライ」といえば、大学生が派遣されるイメージが強い中で、プロの家庭教師もいることをアピールし、品質の高さをアピールするとともに、これまでトライに関心を持たなかった層にリーチしていくのが狙いのようだ。


■「成績を今すぐ上げたい場合」「1ランク2ランク上の学校を狙いたい場合」はプロがお勧めだとコメントしているのだが、気になるのは、「じゃあ、大学生の家庭教師はやっぱショボイってこと?」と思わせてしまうことだ。


そもそも家庭教師を依頼する目的が「成績を今すぐ上げたいから」「1ランク2ランク上の学校を狙いたいから」に他ならない。


このCMでは、大学生の家庭教師の場合、「成績が徐々に上がる程度」で「今射程圏内に入っている学校止まり」になってしまうことを副次的に示唆してしまっているように感じる。


ホームページを見てみると、大学生家庭教師の品質について、フォローはしているものの、やはりプロとのすみわけを明確にはしていない。
http://www.trygroup.co.jp/lecturer/index.html


本当は「価格で選ぶなら大学生」ということなのだろうが、それをいうと角が立つということで、ストレートには表現できないのだろう。


■その点でストレートに表現したのは、ファーストリテイリングの柳井会長兼社長。ユニクロと並行して展開しているブランド「ジーユー」で、990円ジーンズを発表したときに、「ユニクロのジーンズは低価格で最高品質。一方、ジーユーのジーンズは最低価格でそこそこの品質。」とすみわけを明言している。


明言されたことでジーユーに対して私は悪印象を持たなかったし、逆にユニクロでもジーユーでも購入して使い分けたい、と思えた。


これが、ジーユーのジーンズの品質について言及を避けていたら、「ユニクロはCMをやっている分コストを乗せているのでは?本当はもっと安くできるのでは?」などと思ってしまっていたかもしれない。


■同じカテゴリーに複数の商材が存在し、価格に差がある場合には、その理由を明確に説明したほうが、消費者は納得する。

たとえそれが自社にとって表現しにくい「品質」のことであっても。


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■ワークショップ


(1)貴社のビジネスでは、同じカテゴリーに複数の商材が存在しているだろうか。
その場合、同じ顧客に複数とも営業/販売するケースはあるだろうか。
そのとき、どのようにそれらをすみわけて表現・説明しているだろうか。


(2)貴社にとって、「顧客に言いにくいこと」で、「でも言ったほうがいいこと」
はないだろうか。それは、本当は言ってしまったほうが顧客に信頼されるのでは
ないだろうか。

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■最近、テレビCMで、アスカコーポレーションが「モンドセレクション最高金賞受賞。世界が認めたこの品質!」などと謳い、宣伝しているのをご存知の方も多いだろう。( http://www.aska-corp.jp/campaign_event/2008monde.html )


個人的には、小学生のころ、ギンビスの「アスパラガス」というビスケット菓子に付いていた記憶がある。

子供心に、なんだか正統派な菓子なんだな、と思ったものだ。


しかし、モンドセレクションって、そんなにすごい賞なのだろうか。調べてみた。


モンドセレクションとは、ベルギーに本部を置く国際的な品評機関で、世界各地にある優れた市販商品の評価、品質向上を目的として、1961年にベルギー王国経済省とEC(欧州共同体:当時)が共同で創設したものだという。


「食のオリンピック」「食のノーベル賞」に例えられるように、商品の品質に関するコンクールとして歴史のある、最も代表的なものだとされるが、一方で国際的には知名度は低く、盛り上がっているのは日本だけのようだ。


日本ではサントリーが「プレミアムモルツ」のテレビCMなどで「3年連続モンドセレクション最高金賞受賞」と大きく打ち出して知名度が向上し、それ以来他の日本の食品メーカーもこぞって審査に出品、結果的に全世界からの審査対象品の5割が日本からの出品という異常な状態にあるらしい。


更に驚くべきは、日本から出品した食品の8割が何らかの賞を受賞しているということだ。


どおりで最近モンドセレクション受賞の食品が多いわけだ。

最高位の最高金賞だけでも、近年、毎年50~100点の日本製品に与えられているとのことである。


詐欺ではないかと思われるかもしれないが、これにはカラクリがある。


絶対評価を用いており、審査によって得られた総合得点の平均点に応じて受賞が決定するのだ。つまり、同一ジャンルで1製品というわけではなく、評価基準を満たせば複数の商品でも受賞することができるのである。


うーむ。何か釈然としない。。。

基準は本当に厳密なんだろうか。。。

我々消費者は「最高金賞」という響きに騙されていないか。。。


日本では、サントリー効果で知名度と信頼感があり、受賞側には様々な恩恵がありそうだ。


モンドセレクション公式サイト( http://www.monde-selection.com/jp/ )によれば、モンドセレクションへの出品には次のようなメリットがあるという。


・優秀品質賞に対する世界的かつ専門的な承認及び認識
・消費者に与える知名度
・確立された売り上げ増加力
・製造業者並び消費者にとっての理想的な品質比較基準
・マーケティング投資からの明白なリターン
・独立系かつ公平な優秀品質賞並びラベル
・安定した品質比較ベクトルツール
・分かり易いメダル
・公認ラボとの独自のパートナーシップ
・安定かつ経験豊富な評価員パネル
・品質に対する公平なアドバイス
・情報活用型ウェブサイト
・毎年1500以上もの製品が分析、味見されている
・20%にも及ぶ、過去5年における新たなエントリー商品の増加率...

いくつかは別にメリットではないような気がするが、原文のまま載せてみた。


■モンドセレクションの流行以前から普及しているものに、「グッドデザイン賞」というものもある。( http://www.g-mark.org/ )


こちらは日本国内の賞のようだ。


財団法人日本産業デザイン振興会の主催で、一年に一度、デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組みとのこと。1957年創設というから、既に50年の歴史がある。


工業製品からビジネスモデルやイベント活動など幅広い領域を対象とし、これまでの総受賞対象数は30,000件以上にのぼる。


毎年数千点の応募があり、1千点前後が受賞するようだ。

特別賞や金賞が審査員によって選ばれるのに対し、大賞は投票によって選ばれる。

対象は結構アバウトで、テレビ番組の世界ウルルン滞在記や、タレントの明和電機も受賞しているようだ。


グッドデザイン賞は特にマークが有名だが、これはあの有名なデザイナー、亀倉雄策が作ったものだそうだ。


公式サイトによれば、受賞のメリットとして、以下のようなものがあるという。

・同様な商品であれば、Gマークが付いた方を選ぶといった調査結果がある
・販売ルートの新規開拓に有利
・公的な融資の導入に有利


■賞はそれを目指す人にとって大変励みになり、新規開発、品質向上に貢献するであろうし、また有名な賞はプロモーション上大変有利になる。


受賞側が築いてきた各賞に対するブランドイメージをうまく活用し、自社のプロモーションに生かしていきたいものだ。


■賞の主催側になってしまうという発想もある。

モンドセレクションの場合、1製品ごとに1100ユーロ、グッドデザイン賞の場合、1点あたり一次審査料10,500円、二次審査料31,500円、部門によっては52,500円の審査料がかかるようだ。


また、それぞれ受賞後にロゴマークを使用する際に使用料を徴収している。中立的な立場をキープし、賞をうまく流行させることができれば、数億円単位のビジネスになり得る。


軌道に乗れば賞の宣伝は受賞各社が無償で一生懸命行ってくれるのだから、これほどおいしいビジネスもないかもしれない。


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■ワークショップ


(1)貴社のビジネスにおいて、何か利用できる賞はあるだろうか。
また、受賞できた暁には、どのようなプロモーションができるだろうか。
その効果はどのようなものが期待できるだろうか。


(2)貴社がなんらかの賞の主催者になるということはできるだろうか。それをひとつのビジネスとして捉えることはできるだろうか。


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