夫は月曜日に帰ってきて、火曜日にはMちゃんが帰ってきて、楽しい日常がまた始まりました。Mちゃんの天真爛漫さは癒しの塊です。もう1人のコアなメンバーである次男はガールフレンドのところからまだ帰ってきません。(一応生存確認はしました。)


あるサイトで紹介されていた本を読んでいます。



ものすごく簡単にいうと、人間に飼われてそれなりに幸せだった犬(ジョン)が、あることをきっかけに自分の魂の声に従って行動するお話です。


私たちは肉体、自我(エゴ)、魂が三位一体となった存在です。そして肉体は魂の乗り物で、エゴは御者に過ぎず、魂こそ本質なのだと、ある賢者(猪)がジョンに話してくれます。


私も魂の声を聞いたことがあります。


20数年前ニコニコ、夫と彼女が泊まるホテルに押しかけたときのことです。


私は同じホテルの別の部屋で夫と話し合いをし、夫は「彼女が心配だから自分たちの部屋に戻る。今夜はここには帰ってこれないかもしれない」と言って出て行こうとしました。魂の声ははっきり「今ここを出て彼女のところにいくならもうあなたとはやっていけない。もうこれで終わりです」と夫に向かって叫んでいました。ところがエゴがそれを邪魔しました。「夫と別れたら子どもたちを育てていける?経済的にこまるのでは?ことを荒立てては中3と小4の息子たちに知られて傷つけてしまう。もし長男が受験に失敗したら私のせいになる」と。私はエゴの声に従い、魂の声を押し殺しました。


今あの時に戻れるなら、夫に魂の声をそのまま伝えます。それで夫が去っていくならそれもよし。でもお金のことは交渉しますし、両親にも助けを求めます。


もう一度、それから数年後、私が自立のために就職し、夫に「仕事を辞めて専業主婦に戻れ」と脅されたとき。この時エゴの声は「仕事を辞めて夫のご機嫌を取ったらいい。襟首を掴んで怒鳴るほど怒っているのだから、まずは夫の言う通りにした方がいい」と言っていましたが、魂の声は「仕事は続けたい!どんなに夫にいじめられても負けない」と言っていました。この時は、魂の声に従えたのです。あのときの判断は正しかったと今でも思います。


まだ最後まで読んでいないのですが、すでに私の心はたくさんのものをこの本からもらっています。そしてここに書いたことだけでなく、心に突き刺さることがたくさんありました。たとえば、ガジョという犬は無価値の傷の典型で、私そのもののように思えます。


もし機会があったら読んでみてください。