昨日のクリスマスイブは、久しぶりに友人たちとミサに参列しました。
中学高校時代の恩師がおられる教会でミニコンサートがありまして、それを鑑賞した後にクリスマスのミサ。遠くから来る私たちのためにお部屋を用意してくださったので、そこで紅茶を淹れて(修道院のお紅茶)、お菓子やサンドイッチ(食べ物は持参)をつまんで時間まで楽しく過ごしました。
私たちが学生だった頃のミサは荘厳で緊張したものですが、今は言葉も口語的になり、雰囲気も明るく温かい感じ。外国の若い方が多いせいでしょうか。日本人の信者は高齢化している感じがします。日本全体の人口統計学的属性と同じです。海外の若い力がないと活性化しないのかなとふと思いました。
何とも気持ちがいいのは、善意の人々が一堂に会していることで生まれる高い波動です。自分が軽くなっていくのを感じました。
でも私にとってのクライマックスは最後の最後でした。教会からタクシーで最寄りの駅に着いてホームで電車を待っていた時、修道院にマフラーを忘れたことに気づきました。仕方なくまたタクシーに乗って教会に向かい、車内でシスター(恩師 80代)に電話して「マフラーを忘れたので取りに戻りますから、びっくりしないでくださいね」と予告しました。車が教会に着いたら、何と恩師が私のマフラーを持って外で待っていてくださったのです。もうお年なのに、腰を悪くしておられるのに、寒い中で立っておられ、タクシーを見て駆け寄って来られました。申し訳ないというより、ただただありがたくて、愛を感じました。昔に比べて小さくなった恩師をハグしてお別れしました。
これが今年の私へのクリスマスプレゼントでした。人から大切に思われる喜びです。寒さも感じずに温かな心で家に帰りました。