先日「通訳の仕事が好きなのではなくて、自分に自信を持ちたいから勉強したいのでは?」とゆんさんに聞かれて、その場では「子どものころから語学が好きだったので、本当に好きなのだと思います。」と答えたのですが、あとからじわじわとゆんさんに図星を指された気がしてきています。
私は本業のほかに通訳の仕事を請け負うこともあるのですが、本番の前になるとめちゃくちゃ緊張します。その緊張は「うまくできなかったら本当は私はできない人間だとばれてしまう」という怖れから来ています。
ほかの仕事では緊張すると言っても前向きな緊張なのですが、通訳の仕事に関してだけとてもネガティブで怖れに支配された緊張なのです。
「できる人」として依頼を受けているけれど、本当は私はそんなにできない。だからひそかに努力をして評判と実力のギャップを埋めようとしているけど全然埋まらないという感じ。だから仕事の前はいつも苦しくて、終わったらほっとして、そして次はもっと頑張らなきゃとモチベーションは上がるけど、「次」のことを考えると苦しくなってしまうのです。
これは本当に私がやりたいことなのか。自分の本音を聞きたい。
私が一生かけてやりたいと思っていることは別にあるんじゃないの?