還暦を過ぎて、母の日に娘の立場で関われることは本当に幸せです。
遠方に住む義母にはお花とプレゼントとカードを送りました。義母は今はグループホームに入っているから、ホームの方が受け取ってくださって安心です。
私の母は車で1時間ほどのところに住んでいます。お花とプレゼントを届けようと昨日電話したら、昨日も今日もお茶会のために私の家の近くに来るとのこと。母の先生がお茶席を設けるのでそのお手伝いだそうです。
昨日、お茶会が終わる頃にお茶席まで車で迎えに行って、実家に連れて帰り、夕食を一緒に食べて帰ってきました。プレゼント代より奢ってもらったお寿司代の方が高かったのですけどね。
80歳を過ぎて趣味の世界で忙しくしているのは良いことで、娘としても嬉しいです。母は30代で祖父母と同居して大変な苦労をし、40代半ばまで介護にかかりきりでした。人に尽くした時代を経て50代で仕事をして、旅行をして、趣味を楽しんで、今に至ります。私が結婚してから実家に遊びに行ってもお友達からお誘いがあったら平気で出かけていき、父は「せっかくfinが孫を連れて帰っているのに、何て奴だ」と嘆いていました。それでも私は母が自由にしていることが嬉しかったです。
今回さらに嬉しかったのは、夫が母にとても優しくしてくれたことです。「日曜日もよかったらお迎えに行きますから遠慮なく電話してください」と言ってくれていました。
不倫していた頃の夫は父や母にも結構横柄というか強硬な態度だったので、この変化はすごいです。
以前は義母に遠慮がありました。息子が自分ではなく嫁の母親に尽くすのは嫌だろうなという配慮から、夫が遠方の義母に会う頻度より、私の実家を訪れる頻度が上回らないようにと自分を律して、帰省を控えていました。
今は、それは夫が考えることだから私の心を煩わせるのをやめています。心がどんどん軽くなりました。
来年も、再来年も娘として母の日を迎えられますように。