この本を図書館から借りてきて読んで、夫の扶養だった頃のことを思い出しました。
長男が生まれて専業主婦になって、その子が2歳になった頃だったかな?
私がワンオペ家事・育児に疲れて、夫は私と子どもに飽きて
お互い恋愛ホルモンが切れた頃から
夫のモラハラ発言が始まりました。
家事がつらいから手伝ってほしいというと
「俺たちは分業でしょ?俺が家事をするなら仕事を交代してよ。
俺と同じくらい稼げるの?」と言われました。
そして休日は独身の男女と遊びに出掛けるようになりました。
これ、鏡の法則だったのだと今は思います。
私の中に「経済的に自立していない人はダメだ」と言う思いがあり、
「稼ぎがないなら家事育児を完璧にしなければならないのに」と
それができていない自分を責めていたのです。
今この本を読むと昔の私の気持ちが蘇ります。
夫は「家族のためにしんどい思いをして働いている。
お金を稼ぐのは大変なことなんだ。俺だってfinみたいに家でのんびりしたいよ」
と言います。
でも私はそんな風に彼の重荷になりたくなかった。
彼には好きな仕事を生き生きとして欲しかった。
私と子どもは彼の人生の汚点なのかと思うと悲しかった。
今の私があの頃に戻ったらいろいろ変わると思いますが、過去は過去。
今、夫は仕事を辞めて家でのんびりできています。本当によかったです。
私は楽しく仕事に出ています。
家事は相変わらず私ですが、子どもが小さかった頃よりずっと楽です。
蘇った思いはサラサラと水に流れて行きました。