私の家は景色がいいのが一番の取り柄なので、 毎日空に浮かぶ雲を見ています。雲から何かメッセージが感じられることがあるので、じっくり見ています。


今日は綿菓子みたいな雲を見ていると子どもの頃大好きだったある本のことを思い出しました。


「ノンちゃん雲に乗る」



確か水色の表紙の本でした。もう絶版かしら。

ノンちゃんが良い子で、お兄ちゃんは成績が悪くていたずらっ子。

ノンちゃんがお昼寝している間にお母さんはお兄ちゃんと東京に買い物に行ってしまいます。


泣きながら木に登っていたノンちゃんは池に落ちて、気がつくとおじいさんと雲の上にいます。おじいさんとノンちゃんはたくさんお話をします。


おじいさんはノンちゃんが良い子なのはもちろん認めているのですが、お兄ちゃんの話を聞いてお兄ちゃんのことをいたく気に入ったようです。。。


おじいさんがお兄ちゃんのことをいい子だと言ってくれるのが嬉しかった。私はいたずらもしないし成績も良かったけれど、可愛がってもらえる良い子ではなかったからかな?


おじいさんの雲がとってもふわふわしていて乗り心地がよさそうだったんです。


お兄ちゃんもノンちゃんも素敵な大人に成長したのもすごく嬉しかった。私もいつか立派な大人になれるかなと思いました。


もう半世紀経ってもこの本がかきたててくれた憧れやワクワクする気持ちは忘れられません。


誰にでも大事な児童書はありますよね。




今でも持ってる本もあり、書い直したものもあります。いくつかは原語でも読みました。


本だけはふんだんに与えてくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。