ハルキストというほどではないですが、村上春樹さんの本が好きで、学生時代からずっと読んでいました。
私の場合村上さんの作品で好きなのは、主人公の男性に男尊女卑の思想が全くないところ。主人公はたいてい綺麗好きな男性で、ささっと作る料理も上手で、女性に家政婦的な役割を求めませんでした。今なら普通ですが、1980年代にはこれが新鮮だった。
そして不思議なことが次々と起こるファンタジーワールドも好きでした。いろいろなことを経験した今は、ファンタジーではなく現実にも起こり得ることではないかと思い始めています。
その昔、村上さんが私と同じ西宮出身だと知って嬉しかったのを覚えています。私は生まれてから5歳まで住んでいただけですけど。西宮という場所のコテコテではないニュートラルな感じが、良く練られているのに軽みがある文体に通じているのではないかと勝手に思っています。
また村上作品を読みたくなりました。
とりあえず、BRUTUSの特集号を読んでみようと思います。
早稲田大学にできた「村上春樹ライブラリー」にも行ってみたいな。