夫との過去のことを思い出して、それが繰り返されることの不安を感じた日。

 

ゆんさんに「人は一晩寝たら別の人間に生まれ変わっている。あの時のあなたも夫ももういない。過去にとらわれるのはものすごいエネルギーロスですよ」と言われました。

 

ちょうど同じ日、「一日一生」(酒井雄哉著)を読んでいて、こんな言葉に出会いました。

 

「今日の自分は今日でおしまい。明日はまた新しい自分が生まれてくる。

 一日が一生、だな。今日失敗したからって、へなへなすることない。落ち込むこともない、明日はまた新しい人生が生まれてくるじゃない。」

 

 

すごく大切なことだから、私がちゃんと受け取るように2回繰り返されたのかもしれません。

 

その言葉の通り、一晩寝た次の日は晴れ晴れとした心で朝を迎えました。

 

そして、今日本棚を整理していてふと手に取った本に、こんなことが書いてありました。

 

「臨床心理学では、過去にとらわれ憂いを持つことを「抑うつ」、未来にとらわれ憂いを持つことを「不安」といわれています。起こってしまったことを引きずってくよくよしたり、先のことを心配したりするのは、誰にでもあることでしょう。悩むとまではいかなくとも、さっきあったことやこれからのことを考えると、心が落ち着かなくなってしまいます。その意識を「今この瞬間」に向けて、物事をきちんとていねいに行えば、余計な思考にとらわれなくなるのです。」(「禅に学ぶくらしの整え方」 吉村昇洋著)

 

 

「過去にとらわれず、今この瞬間を丁寧に、精一杯生きなさい」と、何度も繰り返して諭された気がします。

 

偶然って必然なんですね。