つい数年前まで夫が怖かったです。
彼がいないときであれば自由に行動できるけれど、夫が家にいるときに家事以外のことをしていると何か言われそうな気がしました。
勉強したり、PCに向ったりすると「そのまえにここ片付けたら」と言われるかもしれないと思いました。パッチワークだと大丈夫な気がした。
義母がしそうなことはOKで、しなさそうなことはだめ。
勝手にそう思っていました。それは、結婚して間もなくのころ、私が大学院に行きたいと言い出したときに夫が大反対し、すぐに子どもが欲しいと急に言い出した経験から来ていると思います。「子どもができたら主婦としておとなしく家にいるだろう」というわけです。
そのとき夫とちゃんと話をしませんでした。夫に嫌われたくなかったです。
それほど夫は大切な人だったのですね。
過去を反省はしていますが、後悔はしていません。それで息子たちが生まれ、家族としての黄金期もありましたし。
でも夫に嫌われたくないという気持ちは、夫を怖いと思う気持ちに変化していました。
今は自分ファーストのお稽古中です。
来月、平日に休みを取って一泊二日で出かけることになりました。夫にいつ話そうか、何と説明しようか、ちょっと悩みましたが、新幹線のチケットを早割で取ってほしくてお願いがてらさらっと話しました。
夫はすぐにPCを出してチケットを取ってくれました。何の質問もお咎めもなし。私が普通に買うよりずっと安くて助かりました。(しかも夫のカードで支払いです。ごめんね。ありがとう。)
早めに話したおかげで、当日までの時間がわくわく楽しいものになりました。
それでもまで「私ってわがままかしら」というブロックがちょっと働いています。これも練習ですね。これでいいんだよ、と自分に言い聞かせています。