私たちが子どもの頃、ランドセルの色は男の子が黒、女の子が赤と決まっていました。
クラスメイトに1人だけ紺色のランドセルの女の子がいました。紺を黒だと勘違いして、男子に「お前は男だ!」といじめられていました。
その子のおうちはとても綺麗で、食事だけのための食堂があって、セントバーナードを飼っていて、芝生のお庭があって、彼女のお部屋も整然としていました。いわゆる「いいおうちの子」だったのだと思います。ご両親の見識で敢えて紺のランドセルにしたのでしょうね。
結局彼女は私立の小学校にかわっていきました。
今はランドセルの色は自由。あの時彼女をいじめていた男の子たちは自分たちが言っていたことはすっかり忘れて孫が選んだ色のランドセルを買ってあげるのでしょう。
長く生きてきたので、周囲の価値観の変遷を幾度となく目にしてきました。
- 24歳が女性の結婚適齢期。(24で結婚するなんてもったいない。独身生活を謳歌して、30過ぎてからそろそろ結婚と思う人がたくさん)
- 保育園に預けられた子どもはかわいそう。(母子の密室育児はよくない。保育園で仲間から学ぶことも多い)
- 30歳までに第一子を産まないと高年齢出産になる。(30過ぎて産むのは普通になりました)
- 終身雇用が当たり前。転職したら出世は望めない。(実力がある人はキャリアアップ転職をする時代)
周囲の人たちもパラダイムが変われば言うことが変わってくる。自分自身の価値観が変わるのは仕方ないけれど、人の圧に負けて自分を曲げない方がいい。
紺のランドセルを背負っていたあの子はどんな大人になっているかな。きっとしっかりした自分軸を持った素敵な人になっていると思います。