私の心にひびいたのでリプロぐさせていただきました。

不倫が発覚した日、夫と彼女が泊まっているホテルに押しかけましたが、プライドが邪魔したのか取り乱すことはできませんでした。

その晩は2人と同じホテルに宿泊し、次の朝夫と待ち合わせて一緒に新幹線で家に帰りました。

 

その日から20年、笑顔の仮面をつけて暮らしてきました。

 

子どもたちの日常を守ることで精いっぱいだったし

夫を責めると逆切れされるし

彼女よりも私を選んでほしくて醜い姿は見せられなかった。

 

夫が暴言で私を潰そうとし始めたら

今度は感情を無にして耐えました。

 

夫の暴言が減っていっても、夫への恐怖はなくならなかった。

不倫なんてないかのように普通に暮らしていました。

悲しい気持ちも怒りも全部封印していました。

 

15年以上たって彼女とはどうなったのか夫に聞いたら

「何を古い話をしているの。そんなのもう覚えていないよ」と言いました。

「昔の話にいつまでもこだわって、執念深いなあ」と笑われました。

(でも彼女とは別れたわけではありませんでした。)

 

一度家を出ようとしてのは、どこにも持っていけない気持ちが爆発したのかもしれません。

結局計画は中止になりましたが。

 

そしてあと数か月で発覚から20年です。

昨年末夫は彼女の連絡先を削除し、不倫は完全に終結しました。

そこはすっきりしているし、過去のつらい感情に苦しめられているわけではありません。

だけど、20年自分の感情を無にしてきた苦しさは残っているんですよね。

 

ポジティブに生きているようで、偽ポジティブだったのかしら。