職場が図書館の近くに移転したので、仕事の帰りに気軽に本を借りられるようになりました。

 

今日借りてきたのは吉本ばななさんの「もしもし下北沢」。

優しい語り口に引き込まれながら、胸が苦しくなりました。

 

主人公のお父さんは遠縁の女性に相談を受けているうちに深い関係になって、相手の女性と心中してしまったというところから話が始まります。

 

もうね、「相談を受けているうちに深い関係になって」というのが私にはダメです。

 

夫と彼女もこのパターンでした。

 

相談女には気をつけろ、です。

 

でも相談女を避ける方法ってありますか?

 

ないんです。

 

大抵の男はお馬鹿さんだから相談女に狙われたらもうおしまいと言ってもいい。

 

善良なる普通の女性はあざとい相談女には敵わないだろう、と私は悲観的です。

 

主人公のお父さんは、相手の女性の無理心中に巻き込まれてしまうのです。残されたお母さんと主人公の気持ちは想像もつきません。

 

まだ読み始めて数ページ。苦しいけれど読み進まずにはいられません。