前回のポストにコメントをいただいて、津端夫妻のドキュメンタリー映画があることを知りました。
雑木林とキッチンガーデンがある暮らし。時間をかけて手入れをするからこそ維持できる美しい日常です。修一さんが、英子さんのことを「僕の最高のガールフレンド」と言っているところが素敵です。
本の中で心に響いた英子さんの言葉(ほんの一例です)
質屋に出入りするほど生活は困窮していましたけど、食べるものにはとても気をつけていました。生活費を節約するとなれば、食費を減らそうと考えますが、私はそんな風に思えなくて。だったら、なおさらちゃんとしたものを買って食べなきゃと思って。体が資本ですからね。(昭和30年代から紀ノ国屋で食材を揃えていたそうです。)
ときどき、子育ての相談で、アドバイスを求められることもありますけど、総じて言えることは、もっと動物的な感覚を研ぎ澄ました方がいいと思うんですよ。いろいろ話し合うより、先に自分の頭で考えてみる。そういうことは人から話を受けてもダメなんです。よく見てあげて、気づいてあげるのね。みんな同じじゃないですもの。一人一人、みんな違う。マニュアルなんかないの。
英子さんは藤野真紀子さんのレシピでお菓子を作られるそう。私も藤野さんのレシピをよく参考にしているので嬉しかったな。