(過去のお話です。)

実家の父はだんだん身体が思うように動かなくなり、リハビリ型のデイサービスに通っていましたが、ついに車椅子の生活になり、母1人では介護できなくなりました。

母も精神的に参っていたので、このままではダメだと子どもたちで話し合い、近所の特養ホームに入所を申請しました。それでもすぐに入れるわけではないので、最初の1か月は私と弟妹で交代で泊まり込みました。

幸い特養にロングステイしながら入所を待てることになりましたが、せめて月に1回は帰宅させてあげたいので、その時は私も実家に泊まり込んで介護に参加していました。

両親はOの不倫のことを知っていましたが、忘れたフリをしていてくれました。もしかしたら本当に忘れていたかもしれません。

父は訪問者が来るととても喜んでくれましたが、Oや次男が行くと顔をくしゃくしゃにして喜んでいました。

そして、転勤族の長男からその年の4月に転勤が決まったこと、ついては今お付き合いしている人と結婚するという知らせが。。

私たちの関係の見直しはさらに先延ばしになっていくのでした。