(過去のお話です。)

 

かつては涙もろくて、泣くまいと思っても泣いていた私が

仕事を始めて2年目ごろから決して泣かなくなりました。

 

Oに傷つくようなことを言われても、

心を閉ざして何も感じないようにしていました。

そうしないと耐えられなかったからだと思います。

 

そのことに気づいたのは次男の高校の卒業式でした。

長男の時は目が真っ赤になるほど泣いたのに

感動しているのに全く涙が出ず、そんな自分が不思議でした。

 

気が付くと以前だったら号泣するような映画を見ても

美しいものを見ても

何も感じなくなっていました。

 

自分の感受性がおかしくなっている。

人が泣いたらもらい泣きをしてしまうほど感じやすかった私が、

悲しいお葬式に出ても全く涙が出なくなっていたのです。

 

かわいいマルがこの世を去ったときも。

大好きだった父が亡くなったときもOが泣いていたのに私は泣けませんでした。

 

泣けないことがとても苦しい。

でも泣いたらくじけてしまう。

そんな感じでした。