(過去のお話です。)
Oは怖い。でも好きなことはやめたくない。
本当に行きたいお芝居、コンサートがあったら
あきらめないでチケットを入手してしまいます。
ローリエの会も参加しました。
職場の懇親会も友達とのお食事会も出席しました。
でもOの機嫌が悪くなるのが怖いから、ぎりぎりまで言いません。
「今日○○に行くので夜家を空けます。食事は作って出ます」と
その日の朝に爆弾投下しました。
そうしたらOの不機嫌に耐える時間が最小限で済みます。
帰ったときにOの不機嫌に耐えることになりますが、
すぐに寝てしまうのでこれも短時間で済みました。
あまり外出の予定が重ならないように気を付けました。
なにかお誘いを受けたら、スケジュール帳を見て、
その週にほかの予定を入れていないか、その前の週とその次の週はどうか確認し
外出の予定が続いているようならお断りすることもありました。
子育ても終わりに近づき、親の介護もないのに、どうしてこんなに自由がないのか。
絶望的な気分になるときもありましたが、まだ頑張れる、まだやれる。
できるだけ時間を稼いで自分のお金を作るんだ。
自分にそう言い聞かせていました。
こんな風に書くとOが冷酷な暴君のように思われるかもしれませんが
それは違います。
Oはただ不機嫌になり、嫌みを言い、口をきいてくれなくなるだけなのです。
不倫発覚時のいろいろな恐ろしいことがトラウマになっていて
Oを怒らせるのが本当に怖くなって、萎縮していました。