(過去のお話です。)

 

仕事と家事と息子の心配とマルのお世話で過ぎていく毎日。

 

Oとたまこさんは破局したのかしら?

聞けませんでした。

Oが「責められた」と少しでも感じたら

防御本能から私が傷つく言葉で返してくることがわかりきっていました。

 

妻の勘ですが、このころ少なくとも一時的には破局していたと思います。

週末の出張が減っていたし、夜もほとんど家で食事をしていたし、

飲み会の時も帰りが早かったからです。

週末もマルと過ごすことが増えていました。

 

考えられる破局の可能性は:

  1. 家族のもとに帰るため、Oからたまこさんに別れを告げた。
  2. 自分ではたまこさんを幸せにできないと悟り、Oから別れを告げた。
  3. Oがなかなか離婚しないので、たまこさんが待ちきれずに破局した。
  4. 付き合いが長くなり、お互いの嫌なところが目に付きはじめて破局した。
1だと私は嬉しいのですが、カウンセラーの方々のブログをいろいろ拝見すると、
あまりないことのようです。
 
いずれにせよ、妻が知っていても不倫を続ける状態が何年も続き、
私もこの異常な状態に慣れてきていました。
淡々と暮らしているようでいて、精神状態は普通ではなかったと思います。
 
泣いたりわめいたりすることはやめて、感情を殺して生きていました。
笑顔を作ってはいましたが、心から笑うこともありませんでした。
子どものころから涙もろかった私は、気づくと泣けない女になっていました。