不倫3年目

当時の日記を読むと、私はOのその日の機嫌を気にしてばかりいました。

 

機嫌が悪いと、ちょっとしたことで厳しく叱責され、

私の心を傷つけるひとことがそれに続きます。

あるいは無視。

 

機嫌がいいときはとても優しかったようで、

そんな日の日記にはこんな風に書いてありました。

「最近Oは○○(Oの趣味の一つ)に熱中しています。

とても優しくて少し前のOとは別人のよう。

もう昔のOに戻ってくれたのかな・・と期待してしまうのですが

たまこさんとそんなにすっきりと別れられるものなのでしょうか」

 

ある日の日記には喧嘩して、離婚話になったことが書いてありました。

「Oとケンカしました。私が、「離婚したら私には生活力がないから心配だ」というと

Oは激怒して、「母子家庭で子どもを育てている人がどれだけいると思っているのか。

甘えるな!」と言います。「今すぐでも働け。しばらく別居しよう」と言います。」

 

しかし次の日の朝、Oは

「別居はしなくていいだろう」と考えを変えていました。

 

それから2日後、

私がハローワークに行っていくつか面接を受ける予定であることを告げると、

「finが家庭を大切に思っているのなら働くなくていいよ」と。