主人が出張と嘘をついて有休をとり、彼女と旅行していることを知り、私は同じホテルに部屋を取って、2人が泊まっているホテルに乗り込みました。

 

フロントで主人の名前を出して、内線で連絡したいというと、内線番号を教えてくれました。これで部屋番号ゲット。自分の部屋に荷物を置いて、2人の部屋に突撃です。何度もインターフォンを押すとかなり待たされてから主人が顔をのぞかせ、部屋に押し入ろうとする私と揉み合いになり、私は廊下に突き飛ばされました。そのときちょうど通りかかった人に見られ、主人は私を渋々部屋に入れてくれました。部屋はツインルームでしたが、ベッドは一つしか使われていませんでした。彼女の姿はありませんでした。「彼女は?」と聞くと、「バスルームにいる」ということでした。私を恐れてバスルームに籠城していたようです。

 

主人はまるで迫りくる敵からお姫様を守る王子様のようでした。そして私はその敵なのでした。

 

2日前に家を出るとき、私は主人を早朝最寄り駅まで車で送って行ったのです。主人は陽気で、行ってきますのキスをしてから車から降りて行きました。そんなタイプの人ではないのに。そのとき笑顔だった主人が、冷たい目で私を見ていました。