The thought without the end -14ページ目
チャニョルヒョンと入れ替わりにリビングに戻った俺に
ヒョンは笑顔で迎えてくれた。

そっと甘えるように俺の背中に腕をまわす。
そして俺の肩に頬をくっつけ
「カイ。好きだ。」
待ち続けた言葉がようやく聞けた。
ヒョンの肩から頭にかけて包み込むように抱きしめる。

「ずっとそうだったんだよ。きっとカイよりも前に僕の方が好きだったんだ。でも、それよりもカイは僕の憧れで、尊敬する人でもあったんだ。カイに気持ちを打ち明けられて嬉しかった反面、怖かったんだよ。こんな関係一生続くなんて思えない。でも、僕はきっと欲しがってしまうだろう。ずっと離したくなくなってしまうだろう。そんな約束を取り付けたくなるだろう。カイを・・困らせてしまうだろうって。」

この人に困らせられるなら、なんでも受け入れるのに・・
思わず言い返そうとした瞬間
「聞いて。」
出かけた言葉は失った。

「自信がなかったんだ。自分に。ずっと憧れていたカイにずっと思われるだけの自信がなかった。いったんは気持ちのままに受け入れた。でも、やめようって、、、諦めるつもりでいた。凄く好きだけど・・・」
いったん言葉を区切り、肩に乗せてた頬を離し、俺の顔を覗き込んでくる。
「ねぇ、カイ。そうしてくれる?僕のために・・・僕のために。全部をなかったことにしてくれる?陰ながら思ってる・・それでいいんじゃない?それで気持ちを落ち着かせる事は出来ない?」

俺。。
この人のために?
「こんな関係、誰にも話すことの出来ないような関係。本物じゃないよ。どこまで覚悟したって出来るようなものじゃない。僕はずっと思ってる。」

この人のため・・
いくら頭の中でそれを言い聞かせても納得が出来ない。
お互い想い合っててどうして許されない?

「ちょっとまって・・・ヒョン。」
そう言って俺は携帯を取り出しクリスヒョンに電話をかけた。
「カイです。皆戻ってきてくれませんか?」

「皆、戻ってくるから。ヒョンは何も言わずに黙っててくれないか?」