The thought without the end -15ページ目

いきなり現れたカイに思いっきり腹を殴られた。
俺がうずくまった瞬間にギョンスが今度はカイに殴りかかる。
肩、腕、腹に入るギョンスのこぶし。
カイは反撃もせずにやられるがままだ。
何度も殴ったギョンスの力が弱まった頃、カイはギョンスの腕を掴む。

「ヒョン。ヒョン!!!」
腕の中で暴れるギョンスを押さえつけながら落ち着かそうとする。
「なんでぇ!!俺はダメでこの人ならいいのかよ!」
怒鳴り声と暴れる音でわらわらと部屋から出てくるメンバーたち。
示し合わすように年長組のヒョンたちが皆を連れて外に出ていく。

残ったのは俺とギョンスとカイとクリスヒョン。

掴みかかってるギョンスとカイを引き剥がし、間に入るクリスヒョン。
「もう限界だ。お前たち。これじゃ、メンバーとは言えない。ハッキリしろ。ここでハッキリ決着をつけよう。」

その言葉に崩れ落ちるギョンス。

「ギョンス・・お前はいったいどうしたいんだ?」

「ヒョン・・。」
かがみこんでギョンスの顔を覗くクリスヒョン。
「ヒョン。お願いだから少し二人と話をさせてほしい。チャニョラ・・・。」
先に声をかけられた俺はギョンスの傍に座った。

俺の名前を呼んだ瞬間にカイは近くにあった椅子を蹴り上げる。
そしてすぐクリスヒョンに止められ、外に連れていかれた。

「チャニョラ・・ごめん。僕があまりにハッキリしないせいでチャニョラを困らせてしまったみたい。僕の中でもう答えは出てるんだ。カイが好き。カイを愛してる。思えば・・練習生の頃からずっとそうだったんだと思うんだ。それを男だからって事で友達として、弟として変換させてたんだと思う。チャニョラは僕の一番の友達だ。凄く大事で・・・僕の中ではカテゴリが違えど、カイと同じくらいに大事な人なんだ。」

あぁ・・
やっぱりどこまでも俺はそこには行けないのか・・・

「でもね、僕はこのグループが何よりも大事で、自分の思いよりも何よりも大事で・・。自分の思いだけで壊したくなくて、いったんは自分の気持ちに正直に受け入れてしまったカイを、離すべきなんじゃないかってずっと思ってたんだ。でも、きっと今の僕は皆が見てもちょっとおかしいのかもしれないね。もうずっと心の中でもやもやたまってるし、それがカイにあんな行動起こさせてしまうんだし。ホントはもう全部やめちゃいたいってそんな気分にもなってた。でも、それじゃ、余計こじれるんだね。チャニョラ・・・ちょっと来て。」

可愛い顔で手招きするギョンス。
傍に寄った俺の首に手をまわし、背伸びする。

「チャニョラ・・ホントありがとう。僕を大事にしてくれて。」
そう言って俺の唇に唇を合わせた。
「僕ももっともっとチャニョラを大事にするよ。」
ギョンスからのキスは甘く儚いものだった。
これで・・俺の恋が本当に終わったんだな・・と、気分もスッキリした。