【感想と考察】Sound Horizon 絵馬に願ひを!フルエディション②大社ルート | 徒然なるままに

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日々思うことをつらつら書いております。だいたい長文傾向です。

 

  【感想と考察】絵馬に願ひを!FE大社ルート(右す)

 

さて、続いては右の「参詣す」を選択しましょうか。

 

星空へと繋ぐ坂道

「星空へと続く坂道」の対となる曲で、もう一人の姫子である石長姫子のリード曲。同じ曲調で、歌詞も徹底的に対比していますが、石長姫子の心情が色濃く反映されたものとなっています。

 

砕け散らばりそうな心⇒他の歌などから察するに、彼女は周囲に明るく振舞っていても、その心はガラスのように繊細なのでしょうね。

 

磐永き 閑けさを⇒石長姫子のモチーフとなっているイワナガヒメは永遠の象徴でもあります。閑けさといえば松尾芭蕉の句にもありますね。

 

美しいとは思っていたけれど⇒サクヒメとは対照的ですね。

 

朝露の⇒消えるとか命とかに続く枕詞。サクヒメと違って、後にちゃんと消ゆる世にと続けていますね。

しかし、雨粒が長い年月をかけて岩に穴を空けるような、長い時間をかけて変わっていく様は良く思っていないみたいですね。

 

受け入れながら生きてた⇒やはり対照的ですが、本質はサクヒメ一緒なのかなと思っています。

 

 

狼欒大社

もう最初からサクヒメとは対照的です。全部ちゃんとしてます。手水舎の作法は勉強になりますね。

 

両替の負担⇒2022年1月17日から大量の硬貨を両替するには手数料が発生するようになりました。

ちなみにゆうちょ銀行だと、

~50枚 無料

~100枚 550円

~500枚 825円

~1,000枚 1,100

以降500枚ごとに550円加算

いやあホント馬鹿にならないですね。ちなみに、岡山のある神社では地元商店向けに紙幣と硬貨を手数料なしに両替する取り組みをしているみたいですね。まさにウィンウィンでハッピー。

 

父が生き返りますように⇒9回目の途中で声をかけられる。8.5ですね。

 

癖が凄い⇒千鳥のネタ。関西人からすると、千鳥の二人が全国区になっているの、本当にびっくりですわ。

 

ゲーミング神社⇒15周年の時のライヴで初めて神社を見たとき、同じことを思ったので、まさか回収されるとは笑

 

陽葦白銀神社⇒モデルは銀鏡神社。画像がまんまです。なんならアルコール消毒まで一緒でした。

宮崎県にあるイワナガヒメを祀っている神社で、妹のコノハナノサクヤヒメとともにニニギノミコトに嫁いだものの、ブサイクだと帰されてしまい傷心のあまり我が身を映す鏡を遠くへ投げたのですが、その鏡が落ちた場所だとのことです。ちなみに、永遠の象徴であるイワナガヒメを帰されたことで、父である大山祇命が激怒し、ニニギノミコト一族に寿命を与える呪詛を行ったとか。

 

狼欒大社⇒神社と大社の違い。大社とは単に出雲大社のことを指していたのですが、同系統の神社をまとめる総本社であることを示します。伏見稲荷大社や住吉大社、諏訪大社なんかがそうですね。つまり、狼欒系列の総本社が狼欒大社。かなり信仰の規模が大きくなっているのが窺えます。

 

イワちゃんは祝詞わかっている子。あと名前を言うところはライヴの方が元気いっぱいだったので、Blu-rayだと物足りなく思えてしまう。

 

とりき 錬金な⇒鳥貴族の錬金術のこと。Go To Eatキャンペーンの抜け穴を使って、支払額よりも多くのポイントを獲得できたためこう呼ばれました。

最初「とりき」って何の略なのか、とりまの亜種かなと思っていたら、本当に鳥貴族のことだったとは笑。地元の企業なので昔から食べてますが、本当に美味しいですよね。

 

ちなみにナレーションは深見梨加さん。間奏は鍵盤、弦楽器で固定。

 

絵馬の裏掛け⇒わたしは絵馬は願い事が神様に見えるように、裏掛けしたほうが良いを思っていたのですが、本当のところはどうなんでしょうか。調べてみても割と裏が見えるよう掛けているケースが多いんですよね。

 

参詣の際は手水舎スルーするべからずッ!

⇒ライヴの時は手水舎型の台にアルコール消毒がありましたので、それともかけているのかもしれませんね。

 

奉納の作法を違えた場合の・・・⇒この神社、作法にうるさいんですよね。神は寛容だと思っているのですが、ここの神つまり我々は寛容ではない?それとも作法通りにしないと願いが叶えられない=ある種の儀式めいた力なのか。うん、実にきな臭い。

 

フタリでは... 狭き細道...⇒双子の片割れが生まれてこない。つまりヴァニシングツイン。これは両姫子のことを言っているのもあるが、JK/NKのことも言っているのであろう。つまりノエルの…

 

天啓で摂理を捩じ伏せ救いの結末へと

⇒よくよく考えるとまんま答えである。その点は改めて書くとします。

 

リンネのハジマリへと⇒狼欒神社では漢字でしたが、カタカナになっています。おそらく本当に第8の地平線のプロローグへ行きつくという意味なのかなと。

 

 

夜の罪咎が見せた夢

伊坂那美⇒もう一人の那美。微妙に苗字が違うのはなぜか。

 

生殖補助機能⇒体外受精や顕微授精などの総称。ちなみに、令和4年4月からこういった不妊治療が保険適用がされています。

 

(厚労省HPより)

 

全体的に咲那美の「夜の因果が見せた夢」と同じ曲調ですが、所々で歌詞が違いますね。

 

灯留児、元気な男の子⇒生まれなかった子供はこっちでは男の子だったみたいですね。

 

祝い⇒ここも呪いと対になっていますね。

 

 

13文字の伝言

一人っ子ルート

 

いきなり子守歌からスタート。この曲、ライヴで初めて聞いた時はびっくりしました。まさかこう来るとは。

作詞作曲が坂那美さんなのですが、彼女は音楽教師なのでしょう。それにしてもイラストがかわいい。

 

そして曲調はガラッと変わって育児ノイローゼの現状を訴えるように...

 

非母乳保育⇒実は母乳育児の方が乳幼児突然死症候群の発生率が低いデータがあります。もう1つのルートと関係があるのかもしれません。

 

延ばした手は・・・⇒手の下が伸びていって、首にかかる表現は見ていておぞましさを感じるとともに感心も覚えてしまった。直後、咲那美さんの笑い声が聞こえるんですよね。

 

黄昏泣き・夜泣き⇒恥ずかしながら、黄昏泣きというものを初めて知りました。しかしまあ夫の協力はあったのだろうか、と疑問に思ってしまいますね。

 

年月は過ぎてイヤイヤ期。エレクトリック消防車が凄く気になる笑

 

心を入れ替えた⇒「替えた」でいきなり曲調が変わるので、歌うとなるとかなり難しいところですね。

 

シキを廻る旅路の詩⇒なんでカタカナなんでしょうか。まさか死期とかけていませんか…

春夏秋冬と東西南北の青龍、朱雀、白虎、玄武を表現していますね。

 

そしてさらに時は流れて、高校生の息子が放火魔だったということで、家族は大変なことに。

マスメディアって本当に碌な事しないなあって思いますね。

ここで注目すべきは夫の行動。おそらく妻と子を守るために、全責任自分が負っているんですよね。胸が痛む。

 

ここ、放課後のところで薄っすらチャイムが鳴っていますね。

あとマスメディアの言葉で、16年前の杉浦市消えた新生児事件とかなんとか言っていますが、どういう繋がりなのか・・・

 

泣、生がそれぞれ顔とお腹にかかっているところが細かい表現で好きですね。

 

それでもあなたを愛してる⇒13文字の伝言

ここを譜面で表現するところが美しさと怖さとが内包していて鳥肌が立ちますね。愛してるで急に音程下がるのも、那美さんの狂気を醸し出していますね。

 

 

希望の詩

双子ルート

 

冒頭いきなり咲那美さんの怨嗟の声が響いてます。

PEでは自分が伊坂那美でしたものね。にしても地平を超えての怨嗟に少し違和感が。この点は別で考察します。

 

事あるごとに「許さない」って呟いてますね、咲那美さん…

 

「小さな違和感」⇒よくよく考えると、下の子は上の子の泣き声に反応してないんですよね。

 

「つ」が積みあがっていく描写、良いですよね。

 

《聴力測定可能限界値逸脱》(130デシベルスケールアウト)

130dBとはジェット機並みの爆音です。これが聞こえないとなると相当なものです。

聴覚障害等級でいうと2級となりますね。この子の場合は先天性なので、言葉の発音もわからず言語障害の可能性もあります。そうなると1級相当だと思います。

ここ、めっさ咲那美さん笑ってますね。怖い…

 

紅黒歌手⇒この地平では紅白じゃなくて紅黒なのね。

ええ感じのサングラス⇒まあ紅白に出てましたからねサングラスの人。

 

きまっちょーわ⇒中国地方の方言みたいですね。

 

《乳幼児突然死症候群》(SIDS)

⇒何の予兆も既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因不明の病気。令和元年には78名の乳幼児がSIDSで亡くなっていて、乳幼児の死亡原因としては第4位となっています。

以下は厚労省HPのリンクだが、できるだけ母乳で育てると発症率が低くなるみたい。13文字の伝言で非母乳保育って言ってましたね…

 

 

以下、そこに物語があるのかしらっぽいフレーズが続きますね。

 

聴力を失っても諦めなかった《音楽家》がいる!?

⇒この地平だとベートーヴェンが有名ですが、向こうだと誰なんでしょうか。知らない天井でノエルっぽい人が耳聞こえてない描写が描かれているんですよね。リンネへ続く布石か?

 

 

死はいつも水の貌で…

八島知美⇒モチーフは八島士奴美神(やしまじぬみのかみ)

スサノオとクシナダの子供で、コノハナチルヒメ=イワナガヒメを娶ります。

 

果嶌県蛇吐郡⇒おそらく広島県安芸郡

おそらくというのは、彼がこっちでいう東日本大震災で津波の被害に遭っているので、福島県の可能性もあるからです。被災後、広島県に住み、また故郷に戻ってきたかも。でも後の八十の島々と字面も考えると広島かな。

蛇吐と書いてハバキと読むかと。ハバキといえばアラハバキという神がいますが、正体がよくわかっていない神様です。下半身の神だとか蛇神だったとか、諸説ありすぎてよくわかっていないんですよね。

 

八十の島々⇒モチーフの八島神が島の神であることと、故郷が島の多いところだということを掛けているのかも。東北地方で圧倒的に島の数が多いのは宮城県なので、やっしーの故郷は宮城県かなと思います。逆に福島県は数えるほどしか島がない。

 

地震と津波の描写⇒私も出身は南海・東南海地震が起きるところなので、子供のころは頻繁に避難訓練していた記憶がありますが、津波とは恐ろしいものですね。海自体が盛り上がるのですから、僅か数センチの津波でも命取りになるので、ホント日ごろから備えていかないといけないですね。

 

なぜ自分だけが生かされたのか。これは大事故などで生き延びた人によくあると聞きますね。正しく彼もそんな胸中にいたと。

 

豪雨災害⇒平成30年7月豪雨のこと。詳細は後の曲で。

 

二度の災害を経験し、なお立ち上がるのは並大抵のことではないと思います。彼の不撓不屈の精神を伺えますね。

 

黄泉平坂⇒大社ルートではどうやらこの神社バズっているみたいですね。しかし黄泉平坂とは、願掛けするところとしては良くない名前。

 

 

神と私の生きる道

地震学ルート

 

改竄前の問題⇒2017年東大前期地学第3問より

隕石落ちるとか特徴的な問題だなと思ったら、やっぱり東大でした。なお、リンク先をご覧いただくとわかるが、「観測者の存在は保証されているものとし、被災による人類自体の生存は問わないものとする」という文言は付け加えられています。まあ試験問題に関係ないですからね。にしても、観測者となるとシュレーディンガーの猫⇒NEINを思い出してしまうのは私だけでしょうか。

 

 

ということで、神社の力すごいですね。試験問題を改竄しちゃいました。

 

青葉大学⇒東北大学か。青葉キャンパスがあるのでおそらく。

 

小林公式⇒大森公式。そこは元のままでいいんじゃないですか!?笑

こうなると、ハーバー・ボッシュ法とかボイル・シャルルの法則とか、どんな名前なんでしょうね。

大森公式を使っての震央の求め方は、まんま歌詞の通りです。

 

定数k これは無視して解ける⇒つまり初期微動継続時間さえわかれば震源との距離がわかってしまうんですよね。

なおこの定数kはなんやかんやすると、(P波とS波の速さの積)÷(P波とS波の速さの差)で導くことができます。

 

やっしーが弦と円の隙間に入り込むように配置されているのがなんとなく不穏。

 

次の問題⇒なんやかんやで計算すると答えは2分の3倍です。というかこれ答えだけなら距離の逆比で求まってしまう。ナメプ問題。

 

ギャル2人⇒字のフォントから御影っぽい人と、宮比っぽい人。本人かどうかは不明。

 

求めるのは《震源じゃなく震央》かよ

⇒標高と地質が同じだと震源=震央になるのですが、わざわざ震央を求めろって言っているんですよね。ちなみに、大森公式を垂直方向に適用すれば、震源も求めることができます。

 

バズり神社に行かなくたって…

⇒行かなかったら隕石が降っていたわけだが……

 

その後の歌詞をみるに、彼は男とか女とかという性的指向が割とごちゃ混ぜだったんですかね。

期せずして、男性プリキュアも誕生していますし、随分前に女性仮面ライダーも誕生してますものね。となると、両声類であるピコさんの起用は納得である。

 

投げられた石…⇒奇しくもイワちゃんと同じ考え方。

 

《基本強引に我が道を進み続け》(keep on going my way)

⇒こういう表現が三度の飯より好きです。

 

悪酔いしない⇒めちゃくちゃ歌うタイミング難しいですよねここ。これライヴの時どうやってたのでしょうか。

 

2年しか違わない⇒おそらく被災した関係もあって現役生ではないのでしょう。

やっちー⇒フォントからおそらく許理っぽい人。なんかすんごく怪しい感じがするが、全然情報がない。あるライヴではやっしーのお酒になんか混ぜてたみたいだし。

 

狭い箱の中の海原は

《観覧席の少年の深層》(ギャラリー)

⇒描写からおそらく体育館で津波の被害に遭ったのでは?そういう体験談を見つけたのですが、ここにリンクを貼るのも無粋なので、興味がある方はご自身で探してみてください。

 

そして彼は科学の道に邁進し、地震の研究をするために防災研究所の面接に臨むのであった。

革命十年とは令和10年のことかな。にしても時間がかなり跳ぶね。

 

 

未来の主人公達へ

防災学ルート

 

いきなり情報量MAXですが、まず場所の整理。

茅屋瀬⇒広島県安芸郡坂町小屋浦

穹陸川⇒天地川

 

聖天四十年文月洪水⇒明治40年7月に広島県坂町小屋浦地区で起こった水害のこと。

 

ピコ水力発電⇒言わずもがなピコさんから。ちなみにピコは1兆分の1をあらわすので、めちゃくちゃ小さい。

 

「サボるなSABOU!」⇒歌っているのはスワタケ。この地平線のスワタケは何をしているのか。怪しい。

 

国土環境省国土情報院⇒国土交通省国土地理院。ロゴマークもそっくりである。

ちなみに英名は本家がGeospatial Information Authority of JapanでGSIに対して、Geographic Informaition Authority of CuegeneでGGI

 

Cuegeneは秋津国のブリタニア語。音的に中国語ベースかな。

 

あきはる⇒ここでやっしーが知美と書いてあきはると読むことがわかる。格好も作業着姿で、髪型もさっぱりした印象。この数年で彼にいったい何があったのか。

 

茅屋瀬分団!⇒今回の将軍に続けポイント。地元の消防団ですね。

 

天黎三十年文月⇒平成30年7月豪雨

台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨のこと。西日本を中心に甚大な被害を及ぼした。特に広島での人的被害が顕著であった。彼は大地震のあとこの地の親戚のもとで暮らしていた。

 

《鎧鼬魚の揚げ物》(メンタイのフライ)⇒ヨロイイタチウオは広島ではメンタイと呼ばれ、フライが美味しいみたいです。食べたことがないのですが、白身魚とのことなので、当然フライは美味しいでしょうね。食べてみたい。

 

避難率及び避難場所⇒ソースは平成31年3月坂町土砂災害対策有識者委員会「平成30年7月豪雨災害時の坂町における避難対応等の検証と今後の適切な避難行動の支援に向けた提言」の31ページ

https://www.bousai.go.jp/fusuigai/suigai_dosyaworking/pdf/sakamachiteigen.pdf

(内閣府防災情報より)

 

天然林と人工林の割合⇒参考ソースは以下。

 

 

ちなみに経済林とは、林木を計画的に育成し、経済的に利用することを目的とする森林、すなわち生産業の対象としての森林。

なお、人口林は誤字だと思われる。

 

斜面における要因別表層崩壊のし易さ

⇒ソースはこれかと思われる。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsk/47/0/47_KJ00004335229/_pdf/-char/ja

地質、斜面傾斜、斜面横断形状、土層深、樹種、齢級の6要因に分けて崩壊の危険度を林野庁が定めたもの。

針葉樹林の方が広葉樹林に比べ崩壊しやすく、齢級が若いほど崩壊しやすくなっている。

 

《現地住民》(民)の意識改革

《防災地図製作体験》(ハザードマップ)

⇒意識改革ということでハザードマップを子供に作成してもらう。すごく良い試みですよね。ちなみにマップの建物などは小屋浦地区の実際のものをモチーフにしています。幸泉は福水というお好み焼きみたいですね。

他にも、初宮神社は新宮社。西導寺は西昭寺。

 

かやせ小学校4年生 拓士 俳埜 輪

⇒3つに区切っているので、一人の名前とは到底思えない。おそらく拓士くんと俳埜くんと輪くんとの3人で作ったのかな。一応ずらして読むと「わたくしはいの」となるので、キャストの灰野優子さんの関係者が書いたとか無理やり考えることも可能。

 

東山大学⇒名古屋大学のことか。東山キャンパスがあるので、青葉大学と同じ理論でいくとこれかなと。どちらのルートを通ろうが、彼は旧帝大出身なんですよね。

 

熊野久須火⇒クマノクスビがモチーフ。スサノオがアマテラスから譲り受けた八尺瓊勾玉から生まれた神。

 

昔々 悲しい 眩しい 眼差し⇒「し」で韻を踏んでいるところが良きですよね。

 

なんかサボるなSABOU!は子供たちに凄く人気みたいですね。

 

最後よくよく聞くと、燃やせ燃やせと呟いている子どもが…

 

 

太陽目指して飛べばいい

天野御影⇒モチーフは天之御影神。刀鍛冶の神様ともいわれ、滋賀県の御上神社に祀られている神様であります。岩戸隠れの際には刀や矛を作ったとされていますね。

 

真海県沃駈市⇒おそらく滋賀県野洲市。ようかと呼べるので旧八日市市かとも思われるのですが、わざわざ旧市を使うのも不思議なので、上述の御上神社がある野洲市かなと。

 

日の丸とトンボ⇒秋津国の国旗。秋津とはトンボの古い呼び名。昔は日本を秋津洲と呼んでいたそうです。

 

このピクトグラムの歌詞好きなんですよね。

ちなみに、このピクトグラム、東京五輪・パラリンピックのものとも違うのでオリジナルなのかな。

 

障碍の有無なんて関係ないというところに、彼女の不屈の精神が見て取れますね。

 

《身を焦がす不屈の競技者達》(イカロス達)

⇒イカロスの翼というギリシャ神話は今更説明するまでもないくらい有名な話ですが、この話って自分の能力以上のことを過信する傲慢さを戒めるものなんですよね。

それを太陽、つまりトップの座を取ろうと努力するアスリートと掛けていることに若干違和感がありました。

でも、よくよく考えると、そんな傲慢さも跳ねのける本当のトップがつかみ取ることができる栄光という意味もあるのかもしれません。

また、イカロスの翼を題材にした歌で、「勇気一つを友にして」

という歌がありますが、これは空へ向かって飛んだイカロスの勇気を題材にしていますので、恐怖や不安に打ち勝つ勇気をイカロスに込めているのかもしれませんね。

 

個人的に参詣シーンの中で御影のが一番好きですね。

おむつさわやかの破壊力よw

 

 

身を焦がす不屈の競技者

4位ルート

 

碧い湖⇒滋賀県がモチーフでしょうから琵琶湖っぽい湖の側を走っているのでしょう。

 

《先天性黄斑変性症》(黄斑ジストロフィー)

⇒網膜の中心に黄斑と呼ばれる場所がありますが、遺伝学的な原因によって網膜の黄斑部がゆっくりと障害され、両眼の視力低下や視野異常を生じる病気の総称であり、難病指定を受けています。

約1万人に1人の割合で患者がいるとされ、遺伝的な体質が原因とされています。また、症状は個人差があり必ずしも全盲になるとは限らない病気です。ただし、発症時期が若年であるほど症状が重いため、御影はこれに当てはまるのではないでしょうか。

 

(参考:難病情報センターより)

 

窓ちゃん(天野岩窓)⇒御影のコーチ。モチーフは天石門別神(あめのいわとわけのかみ)。櫛石窓神(くしいわまどのかみ)とも言われています。

天孫降臨時にニニギノミコトと同行しており、またアマテラスがこもった石屋戸を神格化した神、門の神とも言われています。

 

御影と窓ちゃんの師弟関係いいですよね。

 

AYUNOMIYA2020⇒別の曲で東宮と書かれていますが、秋津国の首都であり、東京的なところなんでしょう。

東宮と書いて「あゆのみや」と読ますの、結構珍しい読み方なんですよね。皇太子が住んでいる所という意味なので、「とうぐう」とか「みこのみや」とか言いますが。

調べてみると、東風と書いて「こち」と読んだりしますが、地域によっては「あゆのかぜ」と呼んでいたみたいです。そこから取ったのでしょうか。

 

《不意にすれ違った無償奉仕職員さん》(あなた)

⇒地味にピコさんである。

 

太陽は果たして何色に輝くのか?

⇒森久保さんのナレーション良いですよね。現実世界でも普通に使えるフレーズだわこれ。

 

そしてここから星屑の革紐のフレーズ。これはテンション上がりますよね。

ここライヴで聞きたかったなあ。

 

《身を焦がす不屈の競技者の意志》

⇒イカロスの意志って言っているらしいのだが、どう考えても聞こえない。

 

最高の跳躍を見せ、自己記録、秋津記録共に塗り替えたが、メダルには届かず…

絵馬の願ひ叶えてなくね?と思いますが、現実とは厳しいものです。

ちなみに、4.74mという記録。これはあるパラアスリートの記録と一致します。

高田千秋選手。黄斑ジストロフィーにより全盲となり、走り幅跳びで東京パラリンピックに出場しております。その時の記録が4.74mで、自身が持つ日本記録を更新し5位入賞を果たしています。

スタッフロールにも名前を連ねているので、ほぼ確定で御影のモチーフとなった人ですね。

 

 

太陽を盗んだ女

1位ルート

 

タイトルの元ネタは「太陽を盗んだ男」という沢田研二主演の映画。自作の原子爆弾で政府を脅すという今の時代だとかなりきわどい内容のような気がしますね。

ちなみに、犯人役沢田研二、刑事役菅原文太、他にも池上季実子や北村和夫など今考えても豪華な出演陣ですね。

 

久延 鳶彦⇒モチーフはクエビコ。かかしを神格化したものであり、田の神、農業の神とされています。古事記では、オオクニヌシのもとにやってきた小さな神の名を誰も知らなかったので、クエビコなら知っているだろうと尋ねると、カミムスビの子のスクナビコだよと教えてくれたというシーンがあります。

 

操觚者⇒文筆に従事する人という意味。

 

《お団子頭の従妹》⇒天野宮比のこと。やはり親戚関係だったみたいですね。神社ルートや八島ルートとはまた違う宮比なのでしょうか。

 

後ろで雉彦が車の事故にあっているとかなんとか言っていますが、これ別の機会にまた。

 

練習メニュー⇒私なら基本練習で終了している笑

 

おいもトラップ事件⇒身を焦がすの方で、捻挫なめんなよと言ったり、窓ちゃんが歩数コールをしていましたが、こういうことがあったからなんでしょうね。

それにしても、おいもトラップってネーミングセンスが面白い。

 

そしてコロナが流行る。

コロナとはギリシャ語で王冠という意味ですが、太陽の周りの光、光冠もコロナとよばれており、ウイルスの形がそれに似ていたため、コロナウイルスって名づけられたんですよね。

すなわち、太陽なんですよ。

 

コロナ禍での練習⇒光と闇の童話でおなじみのフレーズが満載。テンポが良くて楽しいですね。練習が「したい」と死体をかけるとは笑

 

そして金メダルを獲得。

そうコロナ禍での開催で、ライバル選手が欠場した中での金メダル。といっても出場してちゃんと結果を残すこと自体が凄いことですが、海外ではメダル泥棒なんて呼ばれているみたいですね。

ここで「太陽を盗んだ女」というタイトルを回収してるんですよね。

栄冠という名の太陽を、コロナという太陽で奪った女。何とも皮肉なものです。

 

T11クラス⇒ほぼ完全な視覚障害のある人のクラス。一部見える人もいるので、全員が目隠しをして競技を行います。

 

謙虚にインタビューを受けていましたが、2024年のヴェルセーヌパラリンピックに向けて、宣戦布告しちゃいましたね。

ヴェルセーヌは向こうでのパリなのでしょう。

これはイカロスの翼と同じ、傲慢や慢心へ至る結末なんじゃないのでしょうか。

 

と思ったらその後バイクに轢かれる。バイクの主はこの地平の犬彦!?彼はこっち側だととんでもない奴になってしまっていますね。

太陽を掴もうとして落ちたイカロスのような結末。なんだか残酷でもありつつ、納得がいく結末なのが虚しさを覚えますね。

 

 

紫青の参道

最後に通称かしこみソングこと紫青の参道について

ルートによって歌詞が少しばかり変わりますが、

・嬰児の生死

・女の性指向

・獣の消ゆ命

・仔等の運命

・修むる学問

・勝負の顛末

の6種類の神々(我々)が弄んだ内容が出てきますね。

 

侭... 燃ゆるは 社なり

拾伍の 参道 超えし

因子を 産声待ち侍り

など、今思えばほぼエンディングへの答え言っているんですよね。

 

そして姫子は、自分ではなく、可愛い妹が生まれていればどんな世界になっていたのかと独り言ちてこのルートは終了。


大社ルートは改竄の規模も、信徒の願ひの規模も、神社ルートと比べて多い印象ですね。


次の記事では手水舎の記憶について記したいと思います。